「マミヤ狂四郎」担当の記事 (12ページ目)
なんでも本日2月9日は「漫画の日」であるらしい。ほかにも7月17日や11月3日もマンガの日でらしいのだが、今日という日を「漫画の日」と定めたのは、かの有名な古書店『まんだらけ』とのこと。ちなみに漫画家・手塚治虫先生の命日でもある。
さて。そんな漫画の日に、ひとりの悩める若者が、泣きそうになりながら私(羽鳥)に相談を持ちかけてきた。話を聞くと、「どうしてもバッティングの絵が上手く描けない」のだという。問題のイラストを見せてもらうと、なるほど確かに下手だった。
たとえデッサンが狂っていても、なんとかなるのがマンガである。むしろデッサンが狂っている絵のほうが、迫力が出る場合だってある。そもそもヘタウマなマンガだったら、ほとんどデッサン力(りょく)なんて必要ない。だがしかし……!
絵を描く仕事な以上、きちんとデッサンは学んでおいたほうが良い。たとえ絵を描く仕事でなくても、何かを造る仕事だったら、絶対にデッサンは学んでおいたほうが良い。“形や空間を把握すること” ができるようになるからだ。デッサン力(りょく)が乏しいままプロになると、いつかきっと悔しい思いをする。そう、私のように。