なにごともやってみなければわからないものである。
同僚のYoshioが突然「パイナップルを皮のまま丸ごと焼いたらどうなるんだろう?」と無邪気なことを言い出した。
なんでも「大阪染織機械株式会社」がXで公開した「廃棄パイナップルの皮に炎を当てた実験」の動画に影響されたらしい。
ちなみに上記の実験結果は「身の部分は無傷」であり、パイナップルの皮がヨロイなみの防御能力を誇っていることを証明した内容だったが……
なにごともやってみなければわからないものである。
同僚のYoshioが突然「パイナップルを皮のまま丸ごと焼いたらどうなるんだろう?」と無邪気なことを言い出した。
なんでも「大阪染織機械株式会社」がXで公開した「廃棄パイナップルの皮に炎を当てた実験」の動画に影響されたらしい。
ちなみに上記の実験結果は「身の部分は無傷」であり、パイナップルの皮がヨロイなみの防御能力を誇っていることを証明した内容だったが……
わたくしごとで恐縮だが、実は我が家には数年前から数個の「防犯カメラ」が設置されている。たまに危険なネタも書くスタイルがゆえ、自己防衛ならびに攻撃者の証拠を確保するためである。
これがなかなかハイテクで、何かの動きが検知されたその瞬間、遠隔地にいる私のスマホとApple Watchに即通知が届くうえ、なにげに動画(証拠)も撮影されている……というスゴいヤツ。
しかも、ふと自分の家の状態が気になったら、日本全国、いや、極論的には海外に居ようがリアルタイムの映像が確認できたりもする。たぶんルパン三世でも無傷で我が家への侵入は不可能であろう。
そのくらいの危機感を持って私は生きているわけだが、このたび、“100万円の古民家” にも「ネットワークWi-Fiカメラ」を設置することと相なった。そしてその理由は、防犯だけではなかったりもする。
電気もねえ、ガスもねえ、水道すら引いてねえ♪(※契約してねえ)……のが、埼玉奥地の山の中にある「100万円の古民家」である。
水道は山の湧き水があるからタダ。電気はソーラーパネル+ポータブル電源で作っているからタダ。さらに先日、ネット(Wi-Fi)環境も導入できた。
ここまできたら、いま最先端の「スマートホーム」にするしかねえええええ! ということで、スマートスピーカーを駆使してハイテク化してみたぞ!
100万円で土地(山)ごと購入した「100万円の古民家」の進化(主に電気系の進化)が止まらない。
滅多に行かない家に電気を引くのはお金がもったいないので「ポータブル電源+ソーラーパネル」で電力をまかなっているのは既報の通りだが、このたび限界までお金を使わないかたちで「ネット環境」も整えてみた。
「山の湧き水」がドバドバと出てくる蛇口があるおかげで、水道代はゼロ! ついでに電気代もゼロ!
──と、金がかからずウハウハ状態な100万円の古民家だったが、実は冬の間、なぜか水が出なくなっていた……。
乗り物の税金の支払い用紙などがドチャっと届き始めている今日この頃だが、今年も我が社に「令和6年度 固定資産税納税通知書」が届いた。
何に対しての固定資産税なのかといえば、「100万円の古民家」こと100万円で買った一戸建てに対する固定資産税である。
ビクビクしながら開封した昨年の納税額は、予想に反して超激安の7400円ポッキリ。今年も同額かと思っていたら……なんと違ったのである!
『手で塗るMORUMORU(モルモル)』という商品をご存知だろうか?
屋内でも屋外でも使用できる、しっくい風の壁用仕上・補修剤だ。
その名の通り、手で塗れるのが特徴で、DIY初心者でも簡単にしっくい風の質感や風合いを楽しめるという。
そんなモルモルをYoshioが100万円の古民家に持参してきた。家のどこを塗るのかな〜と思いきや……
大自然の中で食べるメシはウマイ。山登りをしながら食べるメシが激ウマであることも、数年前、山めし(山ごはん)の達人に教えてもらった。
基本的に何を食ってもウマイ。おにぎりもウマイ。自分で作った手作り弁当も激ウマだ!
……が!!!!
私はいつも思っていた。ホカホカの弁当が食いたいんじゃ〜と。山の中で、ホカホカ手作り弁当が食いたいんじゃ〜と。つーことで、電子レンジとポータブル電源を山の中に持っていくことにした。
上司のYoshioが、なにやら不服そうな顔をしている。嫌な予感がした。
しかし、うっかり目を合わせてしまったところ、「ちょっと聞いてくれないか」と、まるでバーピージャンプトレーニングをするがごとく、ものすごいスピードでうつぶせになり始めたではないか。
そして……
100万円の古民家を購入してから2年チョイが経過した。倒壊した物置小屋を撤去したり、天井をブチ抜いたりと、様々な変化があった古民家史であるが、革命とも言うべき転換期があった。
それは、ポータブル電源(+ソーラーパネル)の導入である。電気があると無いとでは、これほどまでに快適さ&便利さが変わってくるのか……と、その “文明” には感動すら覚えた。
だが、いかんせん電気の容量も少ない入門用モデル。ここは奮発してイイやつを買っちゃおうか……と古民家部隊の相棒Yoshioと相談していたところ、目の前の席に座る砂子間がこう言った。
埼玉奥地にある「100万円の古民家」での作業は体力勝負。
280メートルものLEDテープライトを3時間もかけて家じゅうに貼り続けた私は、くったくたに疲れ果て、燃え尽きた灰のようになっていた。
しかし、ひとり黙々と「ジョウロ4つの永久機関(詐欺)」を作っていた上司Yoshioも疲労困憊のはずなのに、なんと私のために風呂を沸かしておいてくれたのだった。
それも単なる風呂ではなく、「お手製の簡易ボイラー」を使った露天風呂だ。
「お〜い、はとりさーん! お湯が沸いたよ〜〜〜! キモチイイよ〜〜〜♪」
通称ロケット荘こと「100万円の古民家」の2階で黙々と作業してたら、外から嬉しそうな声がした。
ダッシュで下に降りていくと、アホな上司でもある相棒Yoshioが恍惚の表情で「収納ボックス」に足を突っ込んでいた。
そして背後には、煙をモクモクと上げまくる焚き火が……! よく見るとホースで繋がっている。何してんのよアナタ!?
Yoshio「足湯よ、あしゆッ!」
ずっと「吹き抜けの玄関」に憧れていた。家に入ったら……天井がない! 見上げたら吹き抜け! なんという開放感でしょうか……!! そして天窓があって、あかりを取り込んで……。
歴史古き “家自慢テレビ番組” である『渡辺篤史の建もの探訪』ファンの私(←小学生時代から観ている)にとって、「吹き抜けの玄関」は是が非でも実現したい夢でもあった。
それが今。ついに、ついに……現実に!