無料で出てくる水道(湧き水)は謎に枯れたけど、水中ポンプを駆使しての「電気式の水道(無料)」を作ることにより水が復活! しかし、“そのままホースから出る” 的なシステムなため、まだイマイチ実用的ではなかった。


そこで欲しいと思ったのが「ガーデンシンク」。ステンレス製で、その名の通り庭などで蛇口付きのシンクが使えるのだ。便利そうだし、カッコイイ〜。が! 価格はピンキリながら、実用的なのは1万円くらいかな……という感じ。


なるべくお金を使わないで夢をかなえるのがロケット流。毎日使うものではないガーデンシンクに1万円も使ったら上司のYoshioが嫌な顔しそうだな……と思ったその時、あるモノが私の視界に飛び込んできた!

あ……


あれは……!!


かつてYoshioが「手作り簡易ボイラーでの足湯露天風呂もやった)」で使った収納ボックスではないか! 蜘蛛の巣が張るほど放置されているとは、もったいない。これを使ってガーデンシンク的な流し台を作ってしまおう。



そこで用意したのが、こういったホースの分岐コネクター。将来性を考えて4方向で使い分けようという計画だ。


まずは流し台の場所決め。ホースの長さ的に、ゴミがグチャグチャしているここが最適だと思われたのでヘビに注意しながら掃除して……


めちゃくちゃキレイになりました。んでここに、


収納ボックスを置きまして、


片側の底面に穴を空ける。


あとは壁に分岐コネクターを固定して、ホースを繋げて、


さきほど掃除したゴミの中にあったホースを再利用。


このように繋いで、コックをひねれば、


よしよし、水が出た。しかも、


この場所、傾斜がついているので、さきほどドリルで空けた穴からチロチロと優しく排水される。


あとはホースが長すぎるので適当な長さにカットしつつ、針金で「蛇口」的な使い方ができるよう空中で固定。


空いている「分配その2」の部分には、


水が枯れてから全然使っていなかったホースリールを……


再利用!



これにて、ガーデンシンクのように、蛇口みたいなホースから水が出るし、


遠くの方で水が使いたくなったら、ホースリールからも水が出る!


さらにあと2つもホースを繋げられる! ドラム缶風呂専用の水道にするも良し。今まだ思いついてない使い方のためにとっておくのも良し。夢は広がるばかりなり。


安全かつ快適なトイレもできたし、水問題も完全に解決。これはもう暮らせてしまうかも? いよいよ今度、この古民家に泊まりで行ってみようかしら……?


【つづく】


執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24

▼100万円の古民家