考えてみれば、日本人は料理を食べる際、何かに「つける」ことを非常に好む集団のような気がする。刺身を食べる時は醤油につけるし、そばを麺つゆにつけたり、鍋を食べる時もタレにつけたりする。結構な「つける」率だ。クールジャパンならぬツケルジャパンである。
いまひとつウィットに乏しいジョークを披露したところで、今回は筆者が最近知った「つける」料理をご紹介したい。その名は「つけナポリタン」。驚くことなかれ、洋風のメニューでありながら、日本の象徴・富士山を擁(よう)する静岡県富士市のご当地グルメである。
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