
ローストビーフを店で買うか、それとも自分で作るか。
私(あひるねこ)が以前よく買っていたのは、イオンの100g・税込862円のローストビーフだ。
今回は同じイオンで300g・税込1484円の牛肉の塊を購入し、前回成功した「アイラップ湯せん」でローストビーフを自作。両者を食べ比べてみたところ、肉の存在感に予想以上の差があったのでお伝えしたい。
・コスパを比較
まずは両者のコストパフォーマンスの比較から始めていきたい。100gあたりに換算してみると、その差は一目瞭然だ。※牛肉塊は定価で計算。
・タスマニアビーフももローストビーフ用かたまり:300g・税込1484円(100gあたり約495円)
・トップバリュ 手仕込みローストビーフ ブロック:100g・税込862円(100gあたり862円)
肉と市販のローストビーフの価格差は、なんと約1.7倍という計算になる。もし塊肉と同じ300g分買おうとすれば、総額は2586円まで跳ね上がるのだ。
手間賃が含まれているとはいえ、こうやって具体的な金額を目の当たりにすると考えてしまう。面倒だが、やはり自分で作った方が安いということか。
では両者に味の差はあるのだろうか? 比較のため、前回成功した「アイラップ湯せん」でローストビーフを作ってみる。詳しい作り方は前回の記事をご覧あれ。
・アイラップで簡単自作
まずはスパイスをまぶして30分ほど放置。今回使用したのはトップバリュの万能調味料『醤油が香るブレンドスパイス』である。
フライパンに油を引いたら、中火で肉の表面を片面15~20秒ずつ焼き……。
表面が焼けたらアイラップへ入れ、袋の口をしっかり縛って、沸騰した鍋のお湯にドボンして火を消す。
鍋底に耐熱皿を敷き、上から重石代わりの皿をかぶせることも忘れずに。鍋のフタをして30分放置したら……。
完成である。
・見た目と柔らかさは市販品
パッと見た時の印象は、アイラップ湯せんが上手くいったこともあり、自作版も市販品とそこまで変わらない。しかし、包丁を入れて断面をよく観察すると違いが見えてきた。
市販のローストビーフは表面スレスレのところまで、きれいなレアの赤身が均一に広がっているのだ。
対する自作版は、ところどころ火の入り方にムラがある。家庭調理としては十分な仕上がりだが、見た目の美しさに関しては、やはり市販品が一枚上手と言わざるを得ない。
そして今回、もっとも驚いたのが肉の柔らかさである。
どちらも同じオーストラリア産の牛肉を使用しており、同じくらいの厚みでカットした。それなのに、市販品は自作と比べて非常にしっとりしており、スッと噛み切れてしまうのだ。
対する自作版は、前回よりもレア気味に仕上がったにもかかわらず、市販品のようにスムーズには噛み切れない。どうしてもナイフで切り分ける必要があった。両者には見た目以上の差があると言っていい。
・肉の存在感なら自作版
しかし、味になると話は少し変わってくる。
今回は両者に同じソースをかけ、できるだけ条件を揃えたうえで比較してみた。
市販品は、まさに誰に出しても大丈夫な味という印象だ。安定しておいしく、完成度が高い。そつなく仕事をこなしてくれる優等生である。
ただ一方で、ハムやソーセージのような加工肉っぽさがほんのりと漂っているのも事実。どこか人工的な、整った味がするのだ。
対する自作ローストビーフは、これはもう圧倒的なまでに「肉」である。
見た目や柔らかさのクオリティこそ市販品に劣るものの、牛肉そのものの旨みや存在感は間違いなくこちらの方が強い。自分は今、肉を摂取しているという強烈な実感がある。
市販品が優等生なら、自作版は野生児といったところか。思っていた以上に私のローストビーフはワイルドだったようだ。
・価格差1.7倍をどう見るか
味に関してはそれぞれの良さがあるため、一概にどちらが優れているかを決めるのは難しい。外さない安心感を求めるなら市販品だし、肉を食べている満足感なら自作版に軍配が上がる。
しかし、1.7倍という価格差を考えると、調理の手間(といっても湯せんするだけだが)を差し引いたとしても、やはり自作ローストビーフの勝利と言っていいのではないか。
誰かをもてなすわけではなく、自分の心を満たす用として買うのであれば、私は次回からも迷わず、あの大きくてワイルドな牛肉塊を選ぶつもりだ。
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼300g・税込1484円の牛肉塊と、100g・税込862円のローストビーフ大きさ比較。
あひるねこ


















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