毎年多くの福袋記事を執筆していると、稀に「信じられないほどコメントに困る福袋」を引いてしまうことがある。私にとって今年の『スワロフスキー』はまさにそれだ。「スゴイ」でも「ヤバイ」でもない。ただ明け方の静寂のように、穏やかに過ぎゆくだけの福袋……。
だからと言って我々は断じて “ボツ” にするわけにはいかない。なぜなら今まさに、この福袋を買おうとしている読者がいるかもしれないから。ライターとはそういうものなのだから……。
これは私が「信じられないほどコメントに困る福袋」をいかにして記事化へこぎつけたか、真実を記した福袋・ドキュメンタリーである。