厳しい暑さが続いている。梅雨明けから猛暑が続いており、2014年7月21~27日までに熱中症により緊急搬送された人は8580人にも上ると、消防庁は発表している。室内でも油断は禁物だ。特に飲食店では、厨房内の温度は時間帯によって著しく上昇する。火口の前に立っていると、40~50度になることも珍しくない。
・厨房は暑さとの闘い
飲食店の仕事は、体力が重要であると、記者(私)も自らの経験で知っている。それが年齢を重ねるごとに、身体にかかる負担は増大していく。新宿御苑前にある中華料理店「来々軒」は47年の歴史を持つ老舗だ。そのお店が突然閉店してしまった。それも店主が昨年今年と熱中症にかかったためとのこと。店前に掲げられたお知らせに、あらためて暑さとの闘いがあったことを感じる。