「家そば放浪記」の記事まとめ (8ページ目)

これは珍しい「青パッケージ」【家そば放浪記】第127束:東急ストアで買った、おびなた『そばの香 信州戸隠製麺 十割そば(細切り)』税込451円(1人前226円)

青いパッケージって、干し蕎麦界ではなかなか珍しい気がする。パッと見、なんか「かつお」とか「だし」とか、そんなイメージな青パッケージ。

製造者を確認すると、毎度おなじみ「おびなた」だった。連載127回にして18回目の登場。7回に1回はおびなたというエンカウント率(遭遇率)。東京のスーパーにおける「干し蕎麦の棚の支配率」では、ほぼ間違いなくトップクラスなのでは?

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明確な “意思” や “狙い” を感じる蕎麦【家そば放浪記】第126束:東急ストアで買った、白石興産『蔵王白石 太めのそば』税込397円(1人前80円)

「白石興産」といえば、ダイソーやキャンドゥで売られている100円の『郷の麺処 そば』を作っている製麺所という印象がある。

食べるのに勇気がいる「100均そば」の世界において、上記の蕎麦は、わりと “セーフな蕎麦” であり、良くも悪くも「100円の味がした」と過去のレビュー記事ではまとめられている。

そんな白石興産が作る、税込397円の『太めのそば』とは──。

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秘められた「製造者」の追い方【家そば放浪記】第125束:三平ストアで買った、村井製麺所『本場さぬきそば』税込138円(1人前46円)

パッケージの裏に「製造者」が書かれていない蕎麦があると、私は内心ワクワクしている。「なんで書かないのよン」と。「書かなくたって、わかっちゃうんだからァ」と。

そう、過去に書いた気もするが、消費者庁の「製造所固有記号検索」ってサービスを使えば簡単に製造者がわかってしまうのである。

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賞味期限ギリギリの「100均そば」を食べてみたら…【家そば放浪記】第124束:ダイソーで買った、おびなた『めん一筋 茶蕎麦』税込108円(1人前36円)

我が家には「干し蕎麦ストックBOX」がある。文字通り、購入してきた干し蕎麦を保管しておくための箱であり、いわば「レビュー待ち」の蕎麦たちが集う控え室のような場所である。

その時の気分でチョイスされ、次々とデビュー(?)していく干し蕎麦たち。その中に、いつまでたっても選ばれない蕎麦があった──。

私は蕎麦を買う時、必ず写真を撮ってメモしておくので購入日もわかるのだが、なんとこの蕎麦、2022年7月5日11時ごろ、渋谷のダイソーにて購入したモノであった。そして、裏返して賞味期限を確認すると……

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もう少し早く出会っていれば…【家そば放浪記】第123束:三平ストアで買った、石黒製麺『元祖やまいも蕎麦』税込278円(1人前93円)

今回とりあげる『元祖やまいも蕎麦』を作った石黒製麺は、当連載初出場! ようこそ、史上最も地味な連載「家そば放浪記」の世界へ。

この連載は、単なる蕎麦好きのおじさん(43)が、ひとり干し蕎麦を食べ続けては、あーだこーだとつぶやきながら独自審査するだけの内容である。

蕎麦の好みは人それぞれ。つまるところ、私好みの蕎麦なのかどうかだけのジャッジなので、良くも悪くもあまり気にしないでいただきたい。

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高級スーパー『紀ノ国屋』に、使用条件のハードルが凄まじく高い「めんつゆ」が売ってたんで使ってみた!【家そば放浪記番外編】

ウマい干し蕎麦を見つけるため、その日も私は都内某所を放浪していた。すると目の前には高級スーパー『紀ノ国屋』が。

すでに紀ノ国屋オリジナル蕎麦『御そば(おそば)』はレビューしたが、新作が入荷しているかもしれん……。

そう思い干し蕎麦コーナーに歩を進めると、蕎麦の新作は無かったが、その代わり「売れてます!!」と力強く訴えている「めんつゆ」を発見。すぐさま確保。たまには「つゆ」を吟味するのも良かろう。

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「いい人なんだけどね…」みたいな【家そば放浪記】第122束:東急ストアで買った、北舘製麺『国産 細打ち 八割そば』税込505円(1人前253円)

前回の『長野県青木村産タチアカネそば使用 二八蕎麦』のパッケージが真紅だったのに対し、今回の『国産 細打ち 八割そば』は漆黒である。製造者は共に同じ北舘製麺。しかもどちらも八割そばだ。

さらに両者を比べてみると、原材料名もほぼ同じ。違うのは前回のそば粉が「そば(長野県産)」なのに対し、今回のは「そば(国産)」となっていることくらい。こいつぁ、おもしろいことになってきたぞ。

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赤パッケージの意味を知り納得【家そば放浪記】第121束:東急ストアで買った、北舘製麺『長野県青木村産タチアカネそば使用 二八蕎麦』税込376円(1人前188円)

特に目的もない日曜日。ふだんあまり行かない街・高円寺をぶらついて、目に入った東急ストアに入ってみた。あ、そういえば……この連載『家そば放浪記』が始まってから、東急ストアって初めて行くかも?

あまり期待せずに干そばコーナーに行ってみると、そこには見たこともない蕎麦があるわあるわのテンコモリ! ひさびさの “宝の山” の発見に、私は3000円以上も蕎麦を購入。なかでも特に目をひいたのは──

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それは本当の “魔球” だった…【家そば放浪記】第120束:三平ストアで買った、はたけなか製麺『ぜいたく手おろし長芋そば』税込311円(1人前104円)

エンターテイナーなんじゃないか。はたけなか製麺って。

尽きない。次から次へと出てくる。まだ見ぬ変化球(魔球)が、どんどん出てくる。

ということで今回も、家そば放浪記ファンにはおなじみ、干し蕎麦界の歌舞伎者(かぶきもの)「はたけなか製麺」による渾身の演舞を堪能していきたいと思う。

今回の作品は『ぜいたく手おろし長芋そば』。まず堪能していただきたいのは……

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あまりにも異端児すぎる! おい、お前、●●だろ!!【家そば放浪記】第119束:三平ストアで買った、はたけなか製麺『あかもくそば』税込354円(1人前177円)

宇宙なんじゃないか。干し蕎麦って。

尽きない。次から次へと出てくる。見つかる。まだ見ぬホシ(蕎麦)が、どんどん出てくる。

なんなんだ、『あかもくそば』って。しかもあの全力フルスイング蕎麦メーカー「はたけなか製麺」の作品じゃないか。そんなのもう試すしかないよ。だって、あの「はたけなか製麺」なんだもの。

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最強コスパの中に感じた35年前のノスタルジー【家そば放浪記】第118束:三平ストアで買った、讃岐物産『金毘羅そば』税込408円(1人前59円)

デカい蕎麦が売っていた。それはそれは見るからに “コスパ重視です!” といった佇まいで、価格は630gで税込408円! 90gで1人前としているので、408円の1パックで7人前もとれてしまうコスパ最強の蕎麦である。

ちなみに製造者の株式会社讃岐物産は、当連載初登場。香川県観音寺市にある会社であり、うどんを中心に、そうめん、ひやむぎ、蕎麦を販売しているのだという。そりゃまあ、うどん中心になるよなぁ。香川だし……。

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正直者の全力フルスイング1割そば!【家そば放浪記】第117束:三平ストアで買った、はたけなか製麺『はたけなか きそば』税込138円(1人前46円)

新宿に『三平ストア』というスーパーマーケットがある。第4の100円ショップこと『Watts(ワッツ)』と同じビル(敷地?)にあって、ワッツと同じく、なんだか独特すぎる雰囲気が特徴的。“カオス” というか……。

そういえば、そんな三平ストアの干し蕎麦コーナーをチェックできていなかったな……と見に行くと、あるわあるわ、見たことない蕎麦のオンパレード!! 狂喜乱舞した私は、初見の蕎麦を手当たり次第カゴに入れた。

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美味すぎて箸止まらず【家そば放浪記】第116束:カスミ フードスクエアで買った、おびなた『eatime そば粉八割、香り引き立つ 戸隠そば』税込429円(1人前215円)

私が当連載【家そば放浪記】のための蕎麦を実食する時は、ぜんぶ食べない。だいたい多くて半分くらいまで食べてから、その時に感じた印象を忘れないように即ジャッジ(即メモ)をするようにしている。

そして残り半分は、事前に用意した「大根おろし(&かつおぶし&ゆず)」などと共に「おろしそば」にして食べるのが常であり、一仕事終えたあとの楽しみでもある。

しかし、時に例外もある。半分残すどころか、“美味すぎて止まらなくなり全部食べちゃった” というパターンだ。今回の蕎麦が、それにあたる。

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気持ち良いほどの “食感系”!【家そば放浪記】第115束:ザ・ガーデン自由が丘で買った、信州戸隠そば株式会社『信州戸隠そば』税込454円(1人前152円)

これはもう完全に「ジャケ買い」ならぬ「パケ買い」である。緑に白に赤。なんとなくハンガリーかイランの国旗を連想してしまったが、商品名は極めてシンプルに『信州戸隠そば』だ。

表パッケージには「そば本来の風味を大切にした ふる里の味」と書いてあり、お店のポップは「香り高くシャッキリとした食感で、歯切れがよく上品な白めのおそばです」と援護射撃。気になるので買ってみた!

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評論家、怒りの説教【家そば放浪記】第114束:ダイソーで買った、葵フーズ(千曲農産加工株式会社)『信州さらしな 山芋入り 信州そば』税込108円(1人前36円)

けっこうこれまでダイソーをはじめとする100円ショップの蕎麦を食べてきたつもりであるが、どれもこれも美味くはなかった。なにせ、独自の干し蕎麦ランキングにおいて「苔(こけ)」の評価がされている2品は、どちらも100円ショップでの購入品。かなり危険なのだ、100均蕎麦は。

しかしながら、見慣れないパッケージがあれば試さざるを得ない。何せ私は自称「干し蕎麦評論家」であると同時に、「100均評論家」でもあるのだから。迷わず行けよ、行けばわかるさ。いくぞーーーーッ!!

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良コスパなので使い分け推奨【家そば放浪記】第113束:西友で買った、髙尾製粉製麺『兵庫県推奨優良特産品 髙尾製粉製麺 謹製 播州そば』税込278円(1人前56円)

我がホームのスーパーであるSEIYU(西友)に、見慣れない干し蕎麦が並んでいた。製作所は「髙尾製粉製麺」。かつてカルディで売っていた蕎麦や、大阪の「スーパー玉出」で売っていた蕎麦を作っていたところだな。

そして商品名は『兵庫県推奨優良特産品 髙尾製粉製麺 謹製 播州そば』(←ほとんど中国語)。ムムムムム、これはアレだな、かつて同じような商品名の蕎麦があったな。……あれはたしか……『兵庫県推奨優良特産品 出石そば』だ。

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ゆで時間「2分」の衝撃!【家そば放浪記】第112束:カスミ フードスクエアで買った、藤原製麺『早ゆでそば 細麺』税込235円(1人前79円)

だいたい干し蕎麦のゆで時間は「4〜6分」といったところ。一番多いのは「5分」といった印象だ。ところが今回紹介する干し蕎麦のゆで時間は、おどろくなかれ、なんとたったの「2分」である!

ということで今回ご紹介したいのは、藤原製麺の『早ゆでそば 細麺』。その名の通り「細麺」なので、ゆで時間も短く済むのであろう。はたして、どれほどの細麺なのか? まずはパッケージから見ていこう。

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新潟の方言も学べる蕎麦!【家そば放浪記】第111束:カスミ フードスクエアで買った、松代そば善屋『ひゃんでそば』税込127円(1人前43円)

なんと偶然! 前回は久世福商店で買った松代そば善屋『善屋 へぎそば』であったが、今回もまた「松代そば善屋」の干し蕎麦だったのである。

購入したのは、毎度お馴染みカスミ フードスクエア。商品名『ひゃんでそば』が面白いのでチョイスしたのだが、家に帰ってメーカーを調べたら同じだったってワケ。こんなこともあるんだなぁ〜。

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本当に「最高アンド最高」なのか?【家そば放浪記】第110束:久世福商店で買った、松代そば善屋『善屋 へぎそば』税込356円(1人前178円)

ありがたいことに、今の日本には「な〜んかウマイものが売っているお店」がたくさんある。カルディをはじめ、ディーンアンドデルーカ、アコメヤ……などなど。その中のひとつに久世福商店も入っているであろう。

これまで完全に久世福商店はノーマークだったが、「もしかして、干し蕎麦も売ってる?」と思いながら入店してみると……あった、あった、ありました! 数種類の干し蕎麦が売られている! いっちょ買ってみっかァ!!

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過去に食べたことある蕎麦なのか…?【家そば放浪記】第109束:カスミ フードスクエアで買った、本田商店『MiiL KASUMI 十割そば』税込537円(1人前268円)

彗星の如く登場した、現在ランキング1位である『手緒里 紫峰そば』を購入したのは、「カスミ フードスクエア」なる茨城県発のスーパーだった。あっちを見てもこっちを見ても、珍しいお蕎麦ばかりで私は大大大大大興奮。

今回ご紹介する本田商店『MiiL KASUMI 十割そば』もまた初対面だったのでサクッと購入。商品名に「KASUMI」と入っているので「カスミ フードスクエア」とのコラボ商品であろうか? これは期待は高まるぞ。ところが……!

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