「家そば放浪記」の記事まとめ

スーパーで買うパスタ、うどん、ラーメン、つけめん、そうめん、やきそば……ほとんどすべて、お店の味が再現できるほどにまでクオリティが高まっている……と思う。

それに対して、そばはどうだ。まずくはない。だが、どうしても「家そば感」から抜け出せなていないような気がするのだ。「お店のそば」と「家そば」の差は歴然としており、イチローとニッチローくらいは違う。

「お店の味を家で」なんて贅沢は言わない。だが、せめて「家そば」の「家」を出るくらいのそばが食べたい。たくさんあるうち、どれが「店に近いそば」なのかを知りたい。当連載は、その答えを知るために始まった。

この変化、もしやトライアルに買収されたのも関係してる…?【家そば放浪記】第288束:西友で買った、田靡製麺『元祖 生そば食感 十割そば』474円(1人前237円)

いま、西友で何が起きているのか。これまでほぼ商品が “固定” だったスーパー「西友(SEIYU)」の干し蕎麦コーナーに異変が生じているのだ。

何かというと、これまで見たこともない蕎麦がチラホラと……。これってもしかして、2025年7月に西友が「トライアル」に買収されたことも関係している……?

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あの “山本” の新そばが出ていた!【家そば放浪記】第287束:西友で買った、山本かじの(山本食品)『秋だより 新そば 十割そば本舗 国産の二八蕎麦』518円(1人前259円)

またまた新そば。今しか食べられないから、発見次第確保に動く。

今回食べてみたのは、あの “十割の帝王” とも言うべき山本食品の新そば。その名も『秋だより 新そば 十割そば本舗 国産の二八蕎麦』である。

価格も税込518円(1人前259円)と本気度を試される高価格。これは試してみるしかないだろう!

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新そば季節は干し蕎麦も特別仕様【家そば放浪記】第286束:西友で買った、信州戸隠そば株式会社『新そば 今年の秋の新ものです。信州戸隠そば』454円(1人前152円)

新そばの季節は、秋から初冬にかけて。時期でいえば10月〜12月頃で、今がまさに新そばシーズンのド真ん中。

そんなさなかにスーパーの乾麺コーナーに行ってみると……おっ? 見慣れたパッケージに「新そば」のラベルが。

この『信州戸隠そば』は過去に食べたことのある商品だが、新そばならまた違った印象になるのかしら? 買ってみた!

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見事な完成度に唸った【家そば放浪記】第285束:いわきの台所「鮮場やっちゃば」内『食品サトー商会』で買った、松田製粉『ひっぱりそば』193円(1人前64円)

日本国内を旅した時、必ず行くのがスーパーである。どんなものが売っているのか軽く物色しつつ、向かう先は乾物コーナー。そこで、どんな干し蕎麦が並んでいるのかチェックするのだ。

干し蕎麦の連載を始めてから3年以上。誰に教わったわけでもないが、自然と「気骨あるメーカー」「その逆のメーカー」「関西に強いメーカー」なども把握できるようになっていった。

しかし、福島県、いわき駅から徒歩10分ほどの場所にある生鮮市場「鮮場やっちゃば」内『食品サトー商会』に売っていた干し蕎麦は、未だ体験したことのないメーカーだった。

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まさに “あの蕎麦” が今ここに!【家そば放浪記】第284束:いわき『食品サトー商会』で買った、JFSA(藤原製麺)『業務用 ゆで置き用そば』430円(1人前86円)

つい先日、いわき駅へ行ってきた。同僚の佐藤との旅対決「はなれまSHOW」において、初手となる交通手段「高速バス」の終着地が、福島県のいわき駅だったのだ。

次の移動まで2時間ほど時間があったので、いわき駅周辺を探索。いわきの台所こと「鮮場やっちゃば」なる生鮮市場へ行き、「栗原はるみ先生も絶賛の海鮮丼」に舌鼓

その後、市場内に業務スーパー的な『食品サトー商会』があったので乾物コーナーをパトロールしてみると……あったあった、ありました! 見たこともない蕎麦、ありました!

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あの山本が “七割” だと…?【家そば放浪記】第283束:クイーンズ伊勢丹で買った、山本食品『そば粉70% 伝統の更科そば』355円(1人前178円)

あの山本が、七割? 一瞬、我が目を疑った。

山本といえば十割。もう広辞苑の「十割」の意味に「山本食品を指すこともある」と書いても良いくらい、山本=十割のイメージが強い。

あって二八。そんな山本が……七割? これはもう買うしかない。

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東京23区に残る最後の乾麺メーカーの蕎麦で、泣けた【家そば放浪記】第282束:クイーンズ伊勢丹で買った、玉川食品『粗挽き入り 満さくそば』378円(1人前189円)

高級スーパー「クイーンズ伊勢丹」に行ってみると、まだ見ぬメーカー(製造所)の干し蕎麦が陳列されていた。その名も「玉川食品」。調べてみると、創業80年(創業昭和10年)、東京23区に残る最後の乾麺メーカーらしい。

さらに同社のホームページを読み込んでいくと、期待値が爆上がりするような情報が書かれていた。以下に引用させていただこう。

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道の駅、狙い目かもしれん…【家そば放浪記】第281束:道の駅「果樹公園あしがくぼ」で買った、岩田屋(池田商店)『百寿とろろそば』680円(1人前113円)

道の駅、狙い目かもしれん。

100万円の古民家から最も近い道の駅は「果樹公園あしがくぼ」。ここの売店には、これまで見たことも聞いたこともない製造所が作った干し蕎麦がテンコモリ。

すでに2種類の(その1)(その2)商品を紹介したが、今回はラストの3つ目。岩田屋(池田商店)『百寿とろろそば』、6人前も入ってて価格は680円である。

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読者様からいただいた干し蕎麦ふたつめ【家そば放浪記】第280束:JAグリーン松任で買った、住吉製粉製麺『加賀 丸いもそば』388円(1人前194円)

第277回に続き、今回も読者様から送られてきた干し蕎麦をテイスティング。

購入場所は以前と同じく石川県にある「JAグリーン松任(まっとう)」。

この地で売られていた中石食品工業(石川県)の『石臼挽き白山そば粉 六割そば 白山麓そば』が突如ランキング3位をかっさらっていったわけだが、今回の商品は石川県ではなく、おとなり福井県で作られた干し蕎麦。その実力や、いかに?

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絶対に喜ばれる秩父土産【家そば放浪記】第279束:道の駅 果樹公園あしがくぼで買った、せきた食品(館林うどん)『特撰 せきたの荒挽 地そば』1330円(1人前444円)

道の駅「果樹公園あしがくぼ」の物販コーナーを見ていたら、ひときわ豪華な包みの干し蕎麦が売られていた。ゴージャスに包装されている箱の蕎麦で、なんと価格は1330円! 

価格的にも、ちょっと豪華なお土産にピッタリであるが、あくまで自分で食べる用に購入した。

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もしや「海外の蕎麦の味」がコレなのでは?【家そば放浪記】第278束:台湾の台北101内にある高級スーパーで買った、マルツネ『そば 播州の糸』393円(1人前131円)

3ヶ月ほど前、「5万円海外旅行」ではなく、プライベートで台湾の台北に行ってきた。以前と同じく九份も行ったし、5万円海外旅行では予算オーバーになりそうな豪華なチャーハンもたくさん食べた!

その中のひとつ、かの有名な「鼎泰豊(ディンタイホン)」の101店(台北101)の同フロアに、なにやら意識高めの高級スーパーがあった。鼎泰豊への入店が順番待ちだったこともありスーパー内を物色すると……干し蕎麦発見!

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読者様から送られてきたお蕎麦【家そば放浪記】第277束:JAグリーン松任で買った、中石食品工業『石臼挽き白山そば粉 六割そば 白山麓そば』570円(1人前285円)

ある時、会社の住所に私宛で荷物が届いた。中には2つの干し蕎麦と、封筒に入ったお手紙。

過去にも読者様から送られてきたお蕎麦を取り上げたことはあるが、その後、「言葉も無しに商品だけを送ってくる(しかもメーカーが)」などが多発。今のご時世、何が起きるかわからないこともあり、知らない方からの郵送お蕎麦は取り上げない方針をとった。

ところが。

今回いただいたお手紙の内容を読むに、素直に「食べたいな」と思うに至った。丁寧かつ綺麗な字で書かれた手紙からは、真面目さ、誠実さ、謙虚さ……などが読み取れたのだ。ということで、今回は久々の「読者様からのお蕎麦」である。

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新ルールをひっさげ「シーズン2」満を持しての再開【家そば放浪記】第276束:道の駅「果樹公園あしがくぼ」で買った、武蔵屋『武蔵屋 秩父そば』670円(1人前168円)

お蕎麦が食べたい! もうじき夏は終わるというのに、この感情を、この瞬間を、待っていた。

なんとなく「お蕎麦でも食うかァ」ではなく、「お蕎麦食べたい!(迫真)」な感情になるまで当連載「家そば放浪記」は控えようと思っていたのだ。

その理由は──

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今までにない=前代未聞の食感だったが…【家そば放浪記】第275束:東急フードショーで買った、おびなた『信州 二八そば とろろ入り』398円(1人前199円)

275回も続く当連載では、今回を入れてこれまで25回も「おびなた」の蕎麦を紹介してきた。

しかしながら、おびなたが「二八(八割)」をうたった蕎麦は4回のみ。今回で5回目となるので、20%の確率となる。

ほかは10割だったり、それ以外だったり……と、よく言えばオールマイティ、悪く言えば「何が長所なのかわからない」のが、おびなたというメーカーだ。

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190年以上もの歴史がある製麺所が作る蕎麦【家そば放浪記】第274束:御花畑マリコが製造直売「水屋製麺」で買ってきた、ヤマタめん『水屋そば』140円(1人前140円)

同僚の御花畑マリコが、干し蕎麦を持って話しかけてきた。

「これ、幸手(さって)に行った時……」

──幸手!? 埼玉県の幸手?

「はい、幸手」

──幸手の蕎麦か! ほほう……!

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買い!【家そば放浪記】第273束:にしてつストア内「レガネットキュート」で買った、五木食品『糖質40%オフ 糖質コントロールそば(山芋入り)』258円(1人前129円)

さあ春だ。暖かくなってきた! 冷やし蕎麦の本格的な季節がやってきた!! ということで家そば放浪記、約2ヶ月ぶりの更新である。

復活一発目に紹介したいのは、つい先日の福岡旅で発見した大変珍しい干し蕎麦『糖質40%オフ 糖質コントロールそば(山芋入り)』だ。

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どうした山本? 何があったんだ山本【家そば放浪記】第272束:食品スーパーマーケット三徳(Santoku)で買った、山本食品『信州 飯綱高原そば』299円(1人前149円)

もう272回も続いている当連載を第1回目から愛読してくれている読者様なら、「山本」という字を見たら「由伸」でもなければ「耕史」でも「リンダ」でも「太郎」でもなく、「食品」を思い出すことだろう。

完全無欠、干し蕎麦界の最強戦士といえば山本食品。これまで輝いた栄冠は数知れず。現時点でもTOP5ランキングに入るほどの実力者。山本食品の蕎麦を買っておけば、まあ外さない……というのが定説であった。

ところが!

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「美人は三日で飽きる」と言うが…【家そば放浪記】第271束:マルエツで買った、おびなた『eatime そば湯まで美味しい 戸隠十割そば』494円(1人前247円)

かつて、eatimeブランドの干し蕎麦は、登場した瞬間にランキング3位を奪取した。それはそれは美味くて強い蕎麦。ちなみに二八(八割)蕎麦だった。

今回のお蕎麦は、二八ではなく十割。はたして前回の蕎麦とどう違うのか? いざ、過去との比較、開始である。

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それはまるで “つゆのウォータースライダー”【家そば放浪記】第270束:MIURAYA(三浦屋)で買った、自然芋そば『自慢のほそぎり』430円(1人前143円)

細いか太いかで言えば太い方が好きだ。蕎麦の話である。

私がかつて働いていたお蕎麦屋さん(更科)は、細くもなく太くもなく中くらいの太さだったと記憶しているが、旦那さんから若旦那の代になってから、ほんの少しだけ細麺にリニューアルした感がある。

とはいえ、さすがは私の蕎麦の師匠でもある若旦那。見事なチューニングで文句なしのウマ蕎麦へと変貌を遂げていた。それもあって連日満員御礼(←これ本当)の大繁盛店。さすがは師匠・若旦那である。

なので私は、細切りであってもウマければウマいと言える柔軟性は持っている。それを踏まえて、今回取り上げる『自慢のほそぎり』を食べていきたい。

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【年越しそば】250種類以上の干し蕎麦を食べた男が選ぶ「間違いのないメーカー」4選 〜家そば放浪記番外編〜

もう年の瀬も年の瀬。スーパーでは年越しそば用の海老天が山積みになっているが、皆様はもう年越しそば用の蕎麦は用意したであろうか?

もしもまだなら。そして、もしも生蕎麦ではなく干し蕎麦派なら……。以下に説明する4つのメーカーなら「間違いない!」と断言したい。

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