「なにわ大阪食いだおれ うまいもんまつり」
大阪のコテコテ感を濃縮させたような名称のイベントが、東京の新宿・京王デパートで開催されている。当然ながらそこで販売されるものもコテコテで、お好み焼き、たこ焼き、そして551……。
定番と言えば聞こえはいいが、あまりにも代わり映えしないメンツ。そう思いながらも会場へ足を運んだところ、「え?」となったので報告したい。
「なにわ大阪食いだおれ うまいもんまつり」
大阪のコテコテ感を濃縮させたような名称のイベントが、東京の新宿・京王デパートで開催されている。当然ながらそこで販売されるものもコテコテで、お好み焼き、たこ焼き、そして551……。
定番と言えば聞こえはいいが、あまりにも代わり映えしないメンツ。そう思いながらも会場へ足を運んだところ、「え?」となったので報告したい。
大阪市内のスーパーをパトロールしていたところ、『揚げそば』コーナーが充実していることに気づいた。揚げそばとは『皿うどん』に使用されるパリパリの麺のことで、同じものなのに「そば」呼びだったり「うどん」呼びだったりするのが趣深い。
他地域では見かけないローカルメーカーの揚げそばが大きなシェアを占めていて、大阪人の揚げそば愛が伝わってくるようだ。次第に “大阪人のいう揚げそば、我々の知ってる揚げそばとは別モノ説” が浮上してきたほど……どういうことかご説明しよう。
“お笑い芸人がバラエティー番組で時おり話題にする” ことでしか知らない食べ物『肉吸い(にくすい)』は、大阪のソウルフードらしい。大阪の中でもディープな雰囲気のお店で提供される傾向にあるようだ。
大阪のディープな店……それってつまり、日本で1番ディープな店ってこと(※ 諸説あります)。1人でノコノコ食べに行く勇気もなく、ここは大阪人の助けを借りることにした。人生初の肉吸い、めっちゃ楽しみやな〜!
大阪と言えばどこまでも続く商店街。さっそうと難波を歩き出したはいいが、長堀通を過ぎたあたりで「ここらで引き返しますか……」と脱落する観光客が後を絶たない。そこを頑張ってもう少しだけ進んだ先に、話題のラーメン店『フラン軒』がある。
店名からすでに個性の強さが溢れ出ているのだが、問題は期間限定で提供されている『甘辛miso』なるメニュー。その奇抜すぎる見た目から、登場するやSNSなどで話題をさらった。あまり気は進まないが、こうなったらチャレンジしてみるほかないだろう。それが私の仕事なのだから……。
タコが好きだ。煮て良し、焼いて良し、揚げても良し。鮮度の良いものは刺身で食ってもウマイ。なんといっても魅力は弾力のある歯応えだろう。
さて、タコの名前を冠した料理といえば真っ先に「たこ焼き」が思い浮かぶ。しかし、たこ焼きって言うほどタコが主役だろうか? どちらかというと、ソース&マヨの味を楽しむ側面が強いのではないかと思う。
一介のタコ好きとしては、もうちょっとこう、タコの主役感を前に押し出してほしいというか。そんな呟きから今回の記事は始まります……