現代は飽食の時代といわれていますが、大昔は食料の確保にも大変な苦労を伴っていました。当時は、ふくよかな肉体は「富の象徴」とされ、痩せ型の女性よりも、ムチムチ体型の女性のほうが美人とされていたそうです。そういえば、名画・名作と言われる絵画や彫刻の裸婦たちは皆、ふくよかな体型をしていますよね。
痩せている女性のほうが美しい、という価値観が浸透したのは、1950年代に活躍した往年の大女優オードリー・ヘプバーンの影響が大きいでしょう。それまでに活躍してきたグラマーな女優とは相反する、美乳・薄い体・長い首・細い腕・小尻などが、スクリーンの中の彼女に憧れる一般女性に与えた影響は絶大でした。