最近SNSでよく見かけるのが「AIアバター」の画像である。AIアバターが何であるかを雑に説明するならば、10枚程度の自撮り画像をAIに学習させ、被写体の特徴をとらえたイラスト(CG)を描かせるというもの。

だいたい美人の女性が「似てるかな……?」なんて言いながらAIアバター画像をアップしていることが多く、女装家である当の私も一番良くできた画像をインスタにアップしてしまいました。大変申し訳ございません。

さて、そんなAIアバターで最も有名なアプリといえば『SNOW』だが、私の大好きなAIお絵描きアプリ『AIピカソ(AI Picasso)』もAIアバターに対応したとのことなので、両方で試してみることに。その結果……

・有料だぞ

まず最初に注意しておくべきこととして、『SNOW』も『AIピカソ』もAIアバター機能を使うなら有料であることを挙げておきたい。

今後、仕様が変更される可能性もあるが、私が試した2023年1月25日の時点では、『SNOW』は100種類のアバターが作れるプランが600ポイント(650円)、『AIピカソ』が1週間使い放題プランで600円だった。


・素材も共通にしてみた

次に、『SNOW』も『AIピカソ』も、AIアバターを作るための “学習素材” となる自撮り画像が必要であるが、どちらのアプリも上記の10枚を指定した。あとはAIが特徴をとらえて描くだけである。その結果……



・100枚対決

『SNOW』が100枚を出してくるので、『AIピカソ』にも様々なタイプのAIアバターを、ちょうど100枚描かせてみた。その結果がコチラ!

なお、一切の忖度(そんたく)なく言うならば、『AIピカソ』に関しては、似てる似てない以前の問題で、“AIのアート性が強すぎて軽いグロ画像になってしまっている作品” は排除したうえでの上記結果である。

小さくて見えにくいと思うが、興味のある人は画像を拡大して1枚1枚チェックしてみてほしい。だが、それにも限界はあると思うので、「特にお気に入りのAIアバター画像」を、それぞれ3枚ずつ選出してみた。

ど、どうかな……。似てるかな……?(ドキドキ)



・まとめ

100枚vs100枚を見比べて思ったことは、


・人にお見せできる綺麗なAIアバター(奇跡の一枚)が出やすいのは『SNOW』。
・絶対に人には見せられないグロ系のAIアバターを作ってくるのは断然『AIピカソ』。
・学習用画像の素材を強めに使ってくるのが『AIピカソ』(なので似ているのが多い)。
・「誰やねんこれ」という完全に別人なAIアバターを作ってくるのは、どっちもどっち。


……てな感じで一長一短であるが、いち消費者としてどちらのAIアバター師にアバター仕事を頼みたいかといえば『SNOW』かな……と思う。お客さんに気を使いながら “気持ち良くなる絵” を描いてくるというか。

しかし、出来上がったアバターを見て、ひとり「誰やねんこれ!」「なんやねんこれ!」と笑いながらツッコめたのは、断然『AIピカソ』の方である。奇想天外な絵を描いて笑いや混乱を取りにくるというか。


いずれにしても、どちらのAIアバター師に仕事を頼むのかは、あなたのお好み次第ということで。なお、AIピカソ画伯が描いた笑撃のAIアバターは、記事下にいくつか掲載しておくので参考にしてほしい。では、またね♪

参考リンク:SNOW(iOS)(Android)、AIピカソ(iOS)(Android
執筆:GO羽鳥レイちゃん
Photo:RocketNews24

▼誰だよこのおばちゃん!

▼親戚にこういうおばちゃんいるけど……

▼私じゃない……

▼いそうだけど、私じゃないって!

▼どういうシチュエーションだよ

▼こえーよ!

▼鏡に映っているのは……

▼ちょっとしたホラーだよ

▼鏡とか絵画シリーズ、1枚もうまくいってないからヤメロ

▼おい!

▼アゴ伸ばすな!

▼NON STYLEの井上さん?

▼お〜〜〜〜いっ!!!!!

▼似てるかな……? ドキドキ……。(これはSNOW)