画像加工アプリ「Meitu(メイツ)」のAIイラスト機能がスゴイと、以前の記事でご紹介した。写真を読み込ませるだけで、独創的で美麗なイラストに仕上がってしまう驚きの機能である。

これを用いて、自筆漫画を読み込ませている人がいたので、私(佐藤)も過去に描いた漫画作品をぶち込んでみたら……。なんだこりゃ! 私が描くよりも人間味があるじゃねえか!! すげえ!

・AIイラストメーカーで自作漫画を変換

この実験を行うに当たって、ITメディアの岡田有花さんの記事を参考にさせて頂いた。岡田さんは過去に手掛けた作品をAIイラスト化している。自身の作品を「黒歴史」とおっしゃっているがそんなことはない。なぜなら、私とは比べ物にならないほど上手いからだ。

比べるのもおこがましいほど、私には絵心がない。いまどきの小学生でももっと上手く描くに違いないはず。こんな画のレベルで週刊少年ジャンプに原稿を持ち込んだ男、それが私だ。


余談だが、持ち込んだ日のことを今でもハッキリ覚えている。見て頂いた担当の方は、私よりずいぶん若かったが、殴られるんじゃないかと思うほど怖かった。この仕事に就いてもっとも怖かった体験は、間違いなくコレだ。おしっこチビるかと思った……


話を戻そう。利用するのはスマホアプリの「Meitu」だ。「AI Art」という機能を使ってイラスト化する。


以前は日本語表記が不十分だったが、最近のバージョンアップで「今すぐ試す」と、ちゃんと日本語で表示されるようになっている。


で、試すのはこの原稿。スカスカの画だが、私は割と気に入っている力作だ。


変換した3つのパターンをご覧頂こう。パターン1


パターン2


パターン3


同じコマを見比べるとこんなに違う! どうやったら、パターン3みたいなものにたどり着くんだ!! すげえな、AI!



次はこちら。男性の一言で女性が切れて、机を叩いて出て行くという場面である。


パターン1


パターン2


パターン3


4つを並べると、私が描いたものが1番人間味がねえ! 我ながら人の手で描いたと思えないほど味気ないじゃないかッ! チキショー!!


これでも十分スゴイのだが、きっとまだ進化の途上のはず。これから先、さらにバージョンアップを繰り返したら、どうなってしまうんだろうか? もっと人間味を感じさせる画を一瞬で描くようになるのか? 面白そうだけど、そんな未来がちょっと怖い……


参考リンク:ITメディア
執筆:佐藤英典
イラスト:ロケットニュース
Screenshot:iOS「Meitu」