もはや毎年恒例のイベントとなった「misdo meets 祇園辻利」。第一弾が限界突破していたことを先月お伝えしたが、4月24日より第二弾の販売が開始された。

さっそくゲットしてみたところ……そういうのもアリなのかよ! 「misdo meets 祇園辻利」がついに一線を越えた感がある

・2種

第二弾の新作ドーナツは、全部で2種。「生ポン・デ・ダブル宇治ほうじ茶(216円 / 220円)」と「生ポン・デ・宇治ほうじ茶 きなこ(237円 / 242円)」だ。価格表記は(テイクアウト / イートイン)で、一部店舗では販売していないことがあるぞ。

実際に買ってきたのがこちら。今回はどちらも厚紙のケース入りなタイプだ。


ちなみに、新作2種に「ポン・デ・ダブル宇治抹茶」、「ポン・デ・宇治抹茶 カリカリあられ」、そして「ポン・デ・宇治抹茶 和三盆わらびもち」の、計5種がセットになった「祇園辻利第二弾セット(1100円)」もある。テイクアウト限定でオリジナルの紙袋がついてくるぞ。



・ほうじ茶

それでは1つずつ食べていこう。まずは「生ポン・デ・ダブル宇治ほうじ茶」から。


カバーをオープン。雨の日の校庭の土みたいな色をしている。


生地は通常を超えるモチモチ感と柔らかさを持つ「ポン・デ・リング生」がベースで、祇園辻利の宇治ほうじ茶が練り込まれているオリジナル仕様。


表面のグレーズも、宇治ほうじ茶フレーバーになっている特殊仕様だ! 生地もグレーズも全て宇治ほうじ茶ということで、高いほうじ茶力を持っている。


食べると、グレーズの甘さに勝る、圧倒的なほうじ茶フレーバー! これを、どう表現すればいいのか。特別苦くも甘くもなく、ニュートラルな感じで、ごわっと香るほうじ茶。

ほうじ茶系スイーツは昨今珍しくないが、ここまでほうじ茶が濃いものは珍しい気がする。実に渋い味わいだ。



・禁断の飛び道具

続いては「生ポン・デ・宇治ほうじ茶 きなこ」。


外装の時点でツッコミたいところがある。なんだこれは。ケースに追加武装があるぞ。


まさかセルフサービス的な調味料を付けてくるとは思わなんだ。まあでもレギュレーション違反では無いからな。

突然の飛び道具の登場で意表を突かれたが、こういうのもアリとなれば、ドーナツの持つ可能性は計り知れない。同じ手法で何でもできそうだ。

さて、中のドーナツ本体はこんな感じ。全体がきな粉で覆われているように見える。こちらも生地のベースは「ポン・デ・リング生」だ。


宇治ほうじ茶が練り込まれている点も同じで、どうやら表面の きな粉は砂糖混じりなもよう。これに、先ほどの追加武装「ほうじ茶蜜」をかけて食べるわけだ。


なるほどね。


普通のドーナツに、粘度のそう高くない蜜のような液体をトッピングした状態で売るのは、なかなか難しいだろう。生地もシナシナになりそうだし。

これは別添えにして購入後に自分でかけるスタイルにすることで、諸々の問題をクリアしている。画期的なスタイルだ! ミスドの新作に新世界が開けた気がする。

参考リンク:ミスタードーナツ
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
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