いま私は、とてつもない勢いでAIにハマッている。画像作成AIはもちろん、文章作成AIも含め、様々なAIアプリを試してはAIの考えを見て楽しむ毎日を送っているが、そんな中でも『ChatGPT』がスゴイとの情報が。

なんでもChatGPTは対話型AIらしく、あまりにも高性能かつ便利なことから「Google社が脅威に感じている」との報道が出たり、「ニューヨーク市が学校でのChatGPT利用を禁止」したりする状況なのだとか。

そんなにすごいAIならば、ロケットニュースの記事も書けるに違いない。ライターである私も脅威に感じるに違いない。そう思い、いろいろと質問しまくって記事を書かせようとしたのだが……。結果は以下の通りである。

・取材不要のコラムを3本書かせてみた

まず大前提として、AIに取材モノ(体験モノ)の記事は書けないと思ったので、考えを述べる「コラム」を書かせてみることにした。さて、どうやってコラムを書いてもらおうかな……と過去記事を漁ったところ、


なぜ太くて固めの大便をガマンしているときは気持ち良いのか


上記のような、テーマこそ下品だが、タイトルが「疑問形(質問形式)」で終わっているコラムを過去に私が量産していたので、このタイトルをそのままChatGPTに投げかけたら、その答えが返ってくるのではないかと。

私も上記タイトルで1本の記事(考え)を書いているのだから、それすなわち人間vsAIになるのでは……と。これで面白いことを書いてこられたら、本当にライターとしては脅威になるのでは……と! ドキドキドキ!!

ということで実際にやってみたのが以下の対話(Q&A)である。なお、Qである私のコラムタイトルをタップ(クリック)すると実際のコラム記事に飛べるので、興味のある人は比較してみるのも良いだろう。では行きます。


【1本目】

Q:なぜ太くて固めの大便をガマンしているときは気持ち良いのか

A:太くて固めの大便をガマンしている時に、腸壊疽を起こす可能性が高くなります。排便を抑えることで、腸内圧が高まって、腸の緊張感があるため、それが気持ち良いと感じることがあります。

しかし、長期的には腸の健康に悪影響を与える可能性があるため、排便を抑えるのは避けるべきです。

また、排便を抑えることで腸内に溜まっている廃物が増加し、毒素を体に取り込む危険性があります。定期的に排便することで、腸内を整理し、健康を保つことが重要です。


【2本目】

Q:なぜ排便時の音をごまかそうとして「ジャーッ……」と水を流すと水洗音が終わった直後にオナラが出るのか

A:排便時に「ジャーッ……」と水を流して排便音をごまかすことは、排便に対する恥ずかしさや不快感によって、その音を隠すために行うことがあります。

しかし、それによって、排便時に腸内の圧力が増加し、大量のガスを含んだ排便を引き起こすことがあり、水洗音が終わった直後にオナラが出る可能性があります。

また、これは腸内細菌の働きを阻害することにより、消化器官の機能を低下させる可能性もあるため、健康には良くないことです。


【3本目】

Q:なぜ一度でも大便を漏らしたことのある人は「大便を漏らした人」に優しいのか

A:一度でも大便を漏らしたことがある人は、「大便を漏らした人」に優しい理由は、共感や同一感が生まれるためです。

大便を漏らすことは、誰にでも起こりうる事であり、人間らしく、それを共有することで共感を覚え、同一感を生むことができます。

また、自分自身も一度はその経験をしているため、その経験からの理解や共感力が増し、漏らした人に対して優しく接することができるかもしれません。

また、大便を漏らすことは、少なくとも短期的には、恥ずかしい経験であることが多いため、その経験を共有することで、他人との共感を得ることができると感じるかもしれません。


──以上3本。



なんというか「マジメかよ」というか、「そりゃそうなんだろうけど……」というか、答えとしては非常に面白くない結果となってしまい、私は少し残念に思った。確かにこれが「答え」なのかもしれないが……。

しかしながら、ここまで正確にそれっぽい解答してくるのであれば、確かにGoogleが脅威に感じたり、教育機関での使用が禁止されていくのも頷ける。はたしてAIが記事やコラムを書く日はやってくるのだろうか。引き続き見守りたい。


参考リンク:ChatGPT(英語)、Yahoo!ニュース [1] [2]
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24