我輩は豚である。こんな文章の始まり方は不本意だが、自分が豚(デブ)だと気づいたのは3カ月ほど前のことだった。鏡に映る野郎が顔パンパンの腹パンパン。知らないうちに体重が増加し続け、1年前に比べて5キロ増と未知の領域に足を踏み込んでいたのだ。

これからの季節、薄着になってポッコリお腹が目立つのはお恥ずかしい……ということで最近はダイエットに励んでいるのだが、意思が弱くて欲に流される生活を送ってしまっている。本気で痩せろよ豚野郎──そう言われても仕方ないが、私は無理をすることなく痩せたい。そこで、始めた企画が5回目を迎える「わがままダイエット」である!!

・お米の代わりにブロッコリー

いかに楽に痩せるか。まずやり始めたのが「低糖質を取り入れる」スタイルだ。いわゆる低糖質ダイエットってやつだが、基本夜だけという甘い条件ながら2キロを落とすことに成功している。現時点だとわがままバンザイ!

効果があったことで、今の私は「低糖質」という文字を見るだけで試さずにはいられないパブロフの犬状態。片っ端から低糖質を漁っているが、つい先日はスーパーでトップバリュの「お米のかわりに食べるブロッコリー(248円)」を新たに発見した。同じシリーズに「カリフラワー」もあるため、ダイエッターならご存じの商品だろう。

さてさて、どんなものかなぁ〜と楽しみな一方で、ちょっとした勝算もある。フフフのフ……私は知っているのだ。これ系の商品はカレーをかけたら大体イケる! ココイチのカリフラワーカレー然り、ごはん代わりのものは思った以上にイケることを!!

ちなみに糖質はお米に代えて食べると約1 / 22。カリフラワーが1 / 25だったが、糖質がめちゃくちゃ制限できることに変わりはない。

・ブロッコリーカレー

今回、謎の自信があったことで、カレーをちょっと高めの明治・銀座カリー(185円)を使ってみた。

まずはブロッコリーをレンチン。かなり細かくカットされており、よく見る「キノコ的」な大きさではない。

カレーもレンチンでチャチャチャッと調理。あとはご飯に見立てたブロッコリーに勢いよくかけたら……

ほい、完成!


なんだか鮮やかすぎる見た目はさておき、ブロッコリーカレーとはどんなものだろう。ブロッコリーはカレー屋さんのトッピングで出てくることもあるし、決して相性が悪いわけじゃなさそうだ。おおよそウマいことは想像がつくが、お味はいかに!

・いざ実食

内容量が300gだけにモリモリっとしたビジュアルのブロッコリーに圧倒されてしまう。とりあえず一部のブロッコリーとカレーを混ぜ合わせてスプーンですくい、そのまま口の中へ一気にイン!


ふむ……!


ふむふむ……


_人人人人人人人人_
> 固い! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


なんというかカリフラワーのような しなやかさ が少し足りない。食べ応えはあるのだが、ブロッコリーの固さが主張強すぎるような……。個人的には、ブロッコリーをカレーで食べている感が強くてあまり合わなかった。これなら断然カリフラワーかなぁ。

予想とは違ったことですぐさまググったら、どうやら炒飯やピラフなどと混ぜて食べる人が多いようだ。確かにそれならグイグイググイとイケそうだし、健康にも良さそう。中にはそのままご飯代わりにする人もいるようだけど……。

途中でギブアップした私は、お気に入りの炒飯と混ぜることで完食。お腹パンパンになって、結局は炭水化物をガッツリとってしまった。ただ、低糖質ダイエットに失敗してしまったとはいえ、「カットされているブロッコリー」として重宝されそうな気もした。

というのも、トップバリュの公式HPには「※ご好評につき一部店舗では品薄や欠品となっております」との記載があって、高評価が並んでいたのだ。ダイエットと健康、両取りしているところが人気なのだろうか。うーん、「お米のかわりに」シリーズは奥が深い!

参考リンク:お米のかわりに食べる ブロッコリー
Report:わがままダイエッター&冷凍食品研究家・原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼ブロッコリーとカレーは個人的に合わなかった……

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ブロッコリー使ってみたけど固い

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