ゴキブリ、タケムシ、サソリ、イナゴ、カブトムシ、コオロギ、ナメクジ……無限に広がる昆虫食の世界。気になりますよね?
いま、カンボジア美女ユーチューバー2人組による「タランチュラの料理動画」も注目を集めている。カンボジアの豊かな自然の中で、美女2人がノホホンとタランチュラをお料理。完成品をビールとともに美味しそうに食べる……といった内容なのだが、なんの気なしに見ていたら「タランチュラ、美味しそう。食べてみたい☆」という気分になってしまった。
・簡単で美味しそう! タランチュラ料理
カンボジアの料理を紹介する YouTubeチャンネル『Natural Life TV』。これまでにも蛇のスープ、カブトガニのサラダ、カボチャの花の天ぷらなど、様々な料理を作ってきた。それだけでなく、罠を仕掛けて鳥や動物を捕まえたり、さばく様子まで見せてくれることもある、なかなか興味深いチャンネルなのだ。
この度、ここで料理されたのがタランチュラだ。鳥のさえずりが響き渡る美しい森の中で、2人の女性が網からタランチュラを取り出していく。
筆者は彼女たちが話している言葉が分からないため、アジアの文化を紹介するメディア『Next Shark』の記事を参考にしつつ、以下の通り料理の手順を追ってみた。
タランチュラを塩水につけて、動けなくする(溺死させる?)
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水を取り替えてタランチュラを洗う
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1人が火をおこしている間に、もう1人がニンニクを潰して、鷹の爪を輪切りにする
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タランチュラになんらかのスパイスをまぶす
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フライパンで熱した油にニンニク、鷹の爪、タランチュラを投入し、炒めるようにサッと揚げる
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完成
女性たちは、カラッと揚がったタランチュラをお皿に盛ると、手づかみでムシャムシャと食べていく。1本1本足をちぎって口に入れたり、丸のままガブリとかぶりついたり。なんだかとっても美味しそう! 缶ビール「カンボジア」を取り出して、モグモグ、ゴクゴク。ああ、本当に美味しそうだよ!!
・ネットでは「気持ち悪い」との声も、実食者からは「最強!」とのコメント
とは言え、タランチュラのインパクトは大きい。動画のコメント欄には「気持ち悪い」「嫌味を言うつもりはないけど、お腹が強いんですね」「クモはちょっと……ゾワゾワしちゃう」「吐き気がしてきた」などの声が多数書き込まれている。
まあ、その気持ちも分からなくはない。が、それでも筆者は、女性たちの姿を見ていて、自然とタランチュラが食べたくなってしまった。いや、ここに混ざって食べてみたい!
豊かな自然の中で穏やかに料理し、黙々と味わっている女性たちの姿がとても素敵なだけでなく、無理やり盛り上げようともせず、話しすぎることがない点も素晴らしい。そんな彼女たちの自然さが「ああ、なんかタランチュラ、美味しそう。一緒に食べたい」という気にさせてくれるのだ。
ちなみに当サイトの編集長は、タランチュラの実食者。「タランチュラのお茶漬け」を作っては、「はっきり言って、クモに慣れていないと見た目的には最悪である。だが、その味は……最強だった!」と述べていた。
参照元:YouTube、Next Shark(英語)
執筆:小千谷サチ