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2013年5月29日より、東京・錦糸町のレストランで「イナゴをたっぷり使ったパスタ」が発売された。事前に公開されていた写真にはイナゴの姿がハッキリクッキリ映し出されており衝撃的!ネット上でも「食べる気が失せる」、「気持ち悪い」などと話題になっていた。

・イナゴとは
イナゴとは、バッタ亜目イナゴ科の昆虫である。稲を食べる害虫でもあるが、日本における食用昆虫の代表でもある。見た目はちょっとアレだが、高タンパク、高カルシウム、低カロリーの最強食材なのだ。

・イナゴのペペロンチーノ
その最強食材であるイナゴを使ったパスタを提供しているのは、東京・錦糸町にある『カフェ&バー リストランテ アブセント』だ。こちらではイナゴの佃煮が使われた「イナゴのペペロンチーノ」が提供されている。

早速、注文したところ……昆虫キター!! パスタの上にタップリ盛り付けられているのはイナゴ。チラ見しただけで確実に虫だとわかるビジュアルである。

・皿に虫がたかっているようにしか見えない
また、お皿のフチに丁寧に並べられたイナゴは、まるで料理にたかってきているようだ。体の節や足の毛までハッキリクッキリと確認することができる。これは写真で見るよりかなりショッキングだ。 

・イナゴを食べてみた → エビのような香ばしい味!
早速食べてみると、ほんのり甘い! 佃煮の優しい甘さである。そしてカリカリ・パリパリと心地の良い食感だ。虫と言えばブニュっとした体液を想像したのだが、イナゴの佃煮の食感はまるでエビのよう。エビの尻尾、もしくは「かっぱえびせん」の風味だ。

よく食べられている地域ではイナゴのことを陸上のエビ、すなわち「オカエビ」とも呼んでいるという。ビジュアル的にはどう見てもバッタだが、確かにエビの尻尾の味がした。

・こだわりの生パスタが絶品
こちらのお店ではパスタにかなりこだわっているそうだ。本場イタリアの基準を遵守したというパスタはモチモチで柔らか、それでいてコシがあって美味しい。また適度な柔らかさがスープやソースとよく馴染み、一体感をかもしている。

イナゴのペペロンチーノの場合は、サクサクなイナゴとモチモチな麺のコントラストがきいていて、かなりユニークな食感だ。

・虫のビジュアルが苦手な人は盛りつけ方を変えてもらえる
個人的にはイナゴの甘さが強いので、もう少し唐辛子がきいていてもいいとは思ったが、イナゴのペペロンチーノは優しい味わいの食べやすい一品だった。なお、注文時に「イナゴの姿がハッキリわかる罰ゲーム的な盛りつけ」か「普通のパスタの盛りつけ」を選ぶことができるので、食べてみたいけど「虫の見た目がちょっと……」という人は、普通の盛りつけで注文してみるとよいかもしれない。

国連も昆虫は未来の主要な食材になるかもしれないと注目している。みなさんも一足先に試してみてはどうだろうか?

Report:沢井メグ

▼こちらがイナゴのペペロンチーノ

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▼イナゴがたっぷり

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▼食べてみる

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▼ほんまに食べたー!!

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▼意外と香ばしい味である

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▼佐藤記者「虫うまッ! イナゴうまッ!! というか完全にエビ(笑)」

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▼こちらが人気No.1の「天使のカルボナーラ」

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▼5種のチーズがふんだんに使われていて美味

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▼生パスタを使ったミートソーススパゲティは上品な仕上がりだ

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