よく個人的な相談が舞い込んでくる。見知らぬ者から送られてきたメールやメッセージと共に「これは詐欺なのでしょうか」と。
迷惑メールや詐欺師と戦い続けて13年超えの私ともなると瞬時に真偽判定は可能だが、普通の人なら迷ってしまうのも無理はない。
そんな私のX(旧Twitter)に、見知らぬ者から怪しいメッセージが届いた。とあるツイートをするだけで5万円もらえるという。
よく個人的な相談が舞い込んでくる。見知らぬ者から送られてきたメールやメッセージと共に「これは詐欺なのでしょうか」と。
迷惑メールや詐欺師と戦い続けて13年超えの私ともなると瞬時に真偽判定は可能だが、普通の人なら迷ってしまうのも無理はない。
そんな私のX(旧Twitter)に、見知らぬ者から怪しいメッセージが届いた。とあるツイートをするだけで5万円もらえるという。
46歳、独り身。寂しさは突然やってくる。定期的に連絡をしてくる女性は、日本語の危うい詐欺師のみ。このままで良いのだろうか……と孤独に耐えかねた私は、マッチングアプリをダウンロード。
まだ始めてから1週間も経っていないが、これはもうダメだと諦め、アプリは削除するつもりだ。一体何があったのか。簡単に説明したい。
「詐欺師コーディネーター」という存在をご存知だろうか? いま私が考えた言葉なので、もしも知っていたら逆にオドロキなのだが、読んで字の如し「詐欺師をコーディネートする人」のことを指す。
そんな詐欺師コーディネーター的な動きをしていたのが、「恵美かおり」と名乗る女性だった。そして、かおりが教えてくれたチャーハンには、実に意外な具が入っていた。そう、切り干し大根だ。
詐欺師との攻防における「チャーハンスチール(盗炒飯)」は、格闘技そのものだ。しばし、お互いに手を出しながら様子をうかがう。脱力して、さぐり的なパンチを打ち合う。
「ここぞ!」というタイミングは唐突にやってくる。そのチャンスをモノにできるかどうか。それが勝敗の分かれ目であり、“百戦錬磨の迷惑メール評論家” としての腕の見せ所でもある。
渋谷区在住のネイルアーティスト「ゆきこ」との勝負は、まさに一瞬で双方が “チャーハンの打ち合い” になるという、大変珍しい一戦になった。
武士の情けで店名は書かないが、ほとんど詐欺みたいな出来事があった。また、この顛末は、相手方に記事化することの了承も得ている。
チャイナ服が欲しかった。
決して変な意味で使うわけではなく、あくまでも私の女装用(ポールダンスの衣装用)として、少し特殊なチャイナ服が欲しかったのだった。
インスタで声をかけられ、LINEに誘導してきた女は「由美子(ゆみこ)」と名乗った。年齢は29歳で千代田区在住。職業は、ヨガスタジオを経営している実業家。
しかしスタジオの経営は不調。そこで、副業で動画宣伝の仕事を始めたら儲かりまくりで、なんと毎日5000円〜3万円の報酬をもらっていると。
そして「あなたも儲けませんか?」と副業の誘いが……。しかし私が欲しいのは金ではなく飯。それも炒めた飯、すなわちチャーハンただひとつ。
そんな怪しい副業あっせん詐欺師ゆみことのタフな攻防の末、非常に珍しいレシピをもぎ取ることに成功したので情報共有しておきたい。
インスタのDMで連絡してきた中華風の美人な女性は、場所をLINEに移すと顔も名前も別人になり、美女なことは変わりないが「奈良から来たチエ(千恵)」と名乗った。
ものすごく日本語が達者で、なかなか “狙い” を見せてこなかったが、最終的には「長時間かけて信用を築きお金を騙し取るロマンス詐欺師」であることが判明。
そんな「奈良のチエ」が教えてくれたのは、料理名からしてワイルドかつ独創的な「牛のチャーハン」。結果的には過去最高の出来になったので情報共有しておきたい。
前回、まさかの「もやし」をチャーハンに入れるというウルトラCを炸裂させた、韓国の国際ロマンス詐欺師J.pY嬢。
結果としてマシッソヨ〜だった(うまかった〜)のだが、なんと彼女はもうひとつ秘伝のレシピを持っていた。
それこそが今回紹介する「海鮮チャーハン」なのだが、チャーハン狂の私でさえ「!」となる感動の味だったので情報共有せざるを得ない。
私(の裏アカ)は完全にアイドル。なにせフォロワー(全員詐欺師)は1万4000人を突破。最大収容人数1万4501人の武道館を世界の詐欺師たちで満員にできる人気を誇っているのだ。
そんな詐欺師たちとやりとりをし、さりげなくチャーハンのレシピを教えてもらうというのが当連載の趣旨。今回のシェフは、韓国の国際ロマンス詐欺師J.pY嬢である。
普通に会話しつつ “プーアル茶の転売での儲け話” に誘ってきた国際ロマンス詐欺師かなえ。たまに私とは言い争いもしつつ、付かず離れず、良い距離感を保っていた。
かなえはプーアル茶の話をし、私はチャーハン話を投げ返す。この時点ですでにカオスな会話のキャッチボール状態なのだが、しつこくチャーハンをリクエストする私に、かなえは奥の手を出してきた。
なんと、かなえのカーチャン(母親)のチャーハンレシピを突然ブッ込んできたのである! 母参戦、カオス極まる!! ちなみにかなえ母は台湾人。どんなレシピなのかと言うと……
昨今はネットからではなく電話(アポ電)での詐欺が多発しているが、いまだSNSなどのDMからコンタクトしてくる詐欺師は多い。
たとえば今回ご紹介する、台湾でカメラマンとして働いていたという「もりた かなえ」さんもまた、インスタのDM → LINEへ誘導する黄金パターンで懐に潜り込んできた。
最初は普通に仲良くなるフリをして、頃合いを見つけては金儲けの話をしてくる典型的な「国際ロマンス詐欺師」だったが、私はしつこく炒飯について聞き込んだ。
すると突然……
迷惑メール評論家である私のSNS調査用アカウント(裏アカ)には、2025年4月現在1万3000人のフォロワーがいる。対してこちらからフォローしているのは約7400人。これら全員、詐欺師である。
よってアプリを起動したらフォロー通知&DM通知が鳴り止まず、3分ほどは何もできない。そんな「詐欺師たちのアイドル」でもある私は、何か知りたいことがあればAIではなく詐欺師に聞く。
今日の晩御飯はチャーハンにしよう。でも変わったチャーハンがいいな。そうだ、彼女ら(フォロワーの99.999%は女性)に聞いてみよう! そしてようやく私の問いに答えてくれたのは……
以前、「このところ、電話を使った詐欺が大流行中。」から始まる記事を書いた。
この時の相手(詐欺師)はモンゴル人で、約4万円を狙った投資詐欺だったが、ちまたでは様々な方法であなたを詐欺ろうとする電話が続々とかかってきているもよう。
たったここ2日の間に警視庁から報告されている、都内にかかってきたウソ電話(アポ電)事例を簡単にまとめてみると……
もはや何のためにFacebookを開いているのかわからない。まず表示されるのは詐欺広告で、タイムラインは3投稿に1つの割合で詐欺広告。最新の詐欺広告を見るために開いているといっても過言ではない。
私のFacebookが「究極レベルに詐欺広告が表示される(騙される人の環境に近い)チューニング」になっているというのもあるが、いま最も荒れている広告枠はFacebook(Meta社)であろうと思う。
そんな状況なので、そんじょそこらの詐欺広告にはピクリとも動じない迷惑メール評論家の私であるが、つい最近、「これは本当にひどい」と思った広告があったので情報共有しておきたい。
人気アイドルの「4大ドームツアー」とかではないけど、私の「防犯講演3大ツアー」がようやく終わった。
この道10年を超えるベテラン迷惑メール評論家が、3ヶ月連続で「闇バイトやネット詐欺を軸にした防犯講演」をしていたのだ。
本格的にAIが使われるようになった頃、“詐欺などのネット犯罪にも使われるようになる” と言われてきたが、日々その界隈をチェックしている私的には、「まだ人力だな」という感があった。ところが先日、ついに本格的にAIを駆使した “なりすまし” が登場した。
ターゲットは、あろうことか日本のトップ石破茂首相。出現場所は毎度おなじみFacebookで、「日テレNEWS24」の速報を模した動画にて、石破首相が国民に対し、自らの言葉で何かを訴えかけているのだ。しかし動画をよ〜く見ると、何かがおかしい。
私が狂っているのか。皆が狂っているのか。日本が狂っているのか。世界が狂っているのか。地球上にいる全員が狂っているのか。そんなことを思う毎日。
とりあえずネット全体が狂ってる。いや、私の環境が狂っているのか。
Facebook開いたら、100%の確率で、詐欺広告が出てくる。秒で名誉毀損レベルの、有名人を使った嘘ニュースの詐欺広告が、およそ3投稿ごとに表示されるのだ。
世界唯一の “迷惑メール評論家” としてネット犯罪を地味に追いかけ10年以上が経過しているが、昨今のネット犯罪の状況には深く絶望している。
ステルス的に身分を隠して安全を確保し、ネット界のとあるエリアを潜入的に調査しているのだが、そこは私が思っていた以上の地獄だった。
そりゃ闇バイトも、ネット詐欺も、デマもウソも無くならないわ……と絶望中。
この記事が、大きく言えば「WEB記事」が、今の10代〜20代あたりの若者に届くのかどうかわからないけど、彼らに届くことを願って書いておきたい。
そして、記事を最後まで読まない人のために、結論だけ最初に書いておきたい。
「つい出来心で闇バイトに応募してしまって、DMで『テレグラム』や『シグナル』って単語が出てきたら本当に人生終わるかもしれないから絶対に引き返せ。もし応募してしまったら警察に即相談しろ」だ。
Google先生にやられた。もうGoogleなんて信じないし、「ググる」なんて死語かもしれない。
古くから数々の詐欺師や詐欺サイトと対峙してきた「迷惑メール評論家」の私でさえ、つい先日、Googleの検索結果によって詐欺られた。
その事実に気づいた時、「ググる」は「詐欺る」と同意語であるとさえ思った。本当に危険なことだと思うので、証拠のスクショ付きで説明したい。