現代人最大の悩みといったら、睡眠だよね! 子供の頃から遅刻ばかりだった私、人生ずいぶん損してきた。どれだけやかましい目覚まし時計を用意しても、殺伐としたベルの音でいったん目を覚ましたはいいが、無意識にスイッチを切って二度寝してしまう。そもそも、騒々しいベルの音は身体にも悪いらしい。
ちょっと前に流行った「睡眠サイクルを感知する目覚ましアプリ」も、期待したぶんガッカリ。もっと “効く” 目覚ましはないものか、調べていたところ、世界で大人気の「光目覚まし」に行き着いたのだった。
現代人最大の悩みといったら、睡眠だよね! 子供の頃から遅刻ばかりだった私、人生ずいぶん損してきた。どれだけやかましい目覚まし時計を用意しても、殺伐としたベルの音でいったん目を覚ましたはいいが、無意識にスイッチを切って二度寝してしまう。そもそも、騒々しいベルの音は身体にも悪いらしい。
ちょっと前に流行った「睡眠サイクルを感知する目覚ましアプリ」も、期待したぶんガッカリ。もっと “効く” 目覚ましはないものか、調べていたところ、世界で大人気の「光目覚まし」に行き着いたのだった。
どんなに子煩悩なお堅いお父さんでも、人生一度はスパルタンなスーパーカーで爆音を奏でつつ、首をゆらゆらさせながら町をパトロール。道行く女に口笛のひとつも吹いて黒人ラッパー気分に浸りたい……そんな黒い願望を胸の奥に秘めているはずだ。
今回ご紹介するのは、まさにそういった宿願を人知れず叶える魔法のアイテム。燃費を気にせず、家族からもご近所からも白い目で見られることなく、地球にやさしい我が家の愛車でドロンドロンのチンピラ気分が体験できる。その名も SOUNDRACER であります。
先日、成田空港B滑走路すぐ脇にある、超警戒厳重な “いわくつき” 神社を参拝した私。実は成田空港にはもうひとつ、飛行機が行き交う誘導路から徒歩ゼロ分という、これまた凄まじい謎のペンションがあるのだ。
空港ど真ん中のウルトラ一等地、専用プール完備の豪華さで、な、なんと1泊1000円という激安プライス。ビジネスマンもカップルも大満足! と思いきや、行ってびっくり。オシッコちびりかけた。
成田空港B滑走路。その先端に触れるか触れないかというギリギリのライン。どういうわけかそんな場所に、豆粒のように小さな神社(失礼)がポツンと佇んでいるのをご存知だろうか?
空港反対派の間では有名な、この「東峰神社」。成田空港完成前からこの地にある “いわくつき” 物件だが、衛星写真で確認すると確かに滑走路すれすれ。周囲を砦のような壁でぐるりと囲まれ、見るからに普通じゃない。
しかし入場は制限されておらず、誰でも自由に参拝できる──と聞いて行ってみたら、やっぱり尋常じゃなかったよ!
神奈川県・横浜市のはずれにある「県営いちょう団地」。数十棟の建物が林立する巨大団地だが、住人の約3分の1が外国人という少し変わった地域でもある。
1980年代、ベトナム戦争後の政変によって、ベトナム、ラオス、カンボジアに大量の難民が発生。その後、国外に脱出したインドシナ難民の一部を日本が受け入れ、その多くが、当時、収容施設のあった神奈川県の団地に住み着いた。
なかでも最高にインドシナ色が濃いとされているのが、今回訪れたいちょう団地だ!
東京・三鷹に知る人ぞ知る、ぶっ飛んだご当地カフェがあると聞いてやって来た。
三鷹駅北口から歩いて一分の雑居ビルから放たれる、ただならぬオーラ。見上げれば、ビルの二階を覆い尽くすビンクの看板に「特許・日本一ヘタな歌手、上床敬子のお店です」と謎のキーワードが!
ビル玄関のポストには「レストラン喫茶上床・複合文化村」という文言が刻まれ、ふ、ふくごうぶんかむら? と、来る者をじわじわと不安にさせる。
埼玉でもひときわ猥雑な西川口。その夜、東口の飲み屋街をウロウロしていた私の前に、梵字の入った不思議な看板が現れた。
「あなたのオーラは何色? ドイツの医師が発明したオーラ写真機でオーラを撮影し、科学的な根拠に基づいて診断いたします」
オーラといえば、昔読んだ心霊ホラーマンガ『うしろの百太郎』を思い出す。オーラが黒い人は間もなく死ぬんだっけ。もし黒かったらどうしよう……とか思いながらも、酔った勢いで目の前の雑居ビルにふらふらと迷い込んでしまった。
東京のキング・オブ・下町「立石」といえば、安くてうまい居酒屋が多いことで有名。その道では「酒呑みの聖地」などと呼ばれているが、酒とつまみ以外にも見どころは多い。
てなわけで、いつ消えてしまってもおかしくない文化財クラスの町並みに、ちょっぴり危険なオヤジの香り。シラフの皆さんもドキドキで楽しめる、立石・路地裏探検記をお届けします。
秋も深まり、ふと夏を懐かしむ今日このごろ。自分にとっての「夏の思い出ベストワン」を挙げるならズバリ「たぶん、日本で一番悲惨なファミレスに入ってしまった」ことだろう。
昼下がりの、やや混みの店内。席について、メニューを開いてびっくり。相撲取りの集団でも来たの? これも売り切れ、あれも売り切れ、それも品切れ! さっきからシェフみたいな格好の人が客席をウロウロし、必死に謝っている。こんなファミレス、初めて見た!
太平洋を臨む愛知県蒲郡市。このひなびた港町の小高い丘に、国産牛肉におけるA-5クラスのパワースポットがあると聞いてやってきた。
噂の「大聖寺大秘殿」とは、廃止されたロープウェイ駅の跡地に全長300メートルの人工洞窟を建設。独自に収集した世界中のありとあらゆる仏像、神像、怪奇アイテムを詰め込むだけ詰め込んだトワイライト・ゾーンである。
寺なのに大きな鳥居、そして観音像、仏塔だの狛犬だのグッチャグチャ。入場料1000円と聞いてウッと怯んだが、虎穴に入らずんば虎児を得ず。さっさと入ってみると、まさに噂以上のイカレっぷりだった!
別名「名古屋のチベット」と呼ばれる名古屋市守山区は、新興住宅地に山や森が点在する自然いっぱいな場所。むろん3000メートル級の高度にはないが、どことなく神々しい空気が漂っている。
そんな守山区の一角が文字通り「チベット空間化」していると聞き、問題の場所に行ってみると、幹線道路を走行中「ここが話題のチベットカフェ!」なる巨大看板を発見!すかさずハンドルを切って突入してみた。
そこにあったのは、いかにも「チベットっぽい」カフェの建物、そして、山の斜面にへばりつくように作られた階段。そのてっぺんにはチベットで見たのとまるで同じ、まごうことなきチベット寺院がそびえていた……。ここ、名古屋なのに!
三河湾を臨む蒲郡市。この町の一角に「ガン封じ」で有名な無量寺という寺がある。老若男女問わず、辺り一帯が団体参拝客でごった返す人気スポットだ。
さすがは日本一寺が多い愛知県。当たり前の寺では過酷な生存競争を勝ち抜けないのか? 一風変わった寺が多いが、ここもしかり。
触れるだけで寿命が伸びてしまう亀の甲羅をはじめ、シルクロードの石窟をモデルに作られた、ちょっぴり不気味アトラクション「千佛洞めぐり」が実に神秘的。ではさっそく行ってみますか!
名古屋でレンタカーを借り、矢作川を越え、曲がりくねった山あいの道を一時間。愛知県豊田市は岩戸山にある、珍スポ界の世界遺産「風天洞」にたどり着いた。
山の斜面にのびる小道の脇には「風天洞」の石碑と、錆の浮かんだ「国際鎮魂道場」という看板が。鎮魂道場の意味はさておき、「国際的な何か」があるということで、期待が膨らむ。
ここからは車を降り、人気の全くない山道をひたすら歩く。木漏れ日のなか、周りに点在する不気味な石仏が次第に数を増やし、しまいに石仏だらけになりの、自分の足音以外、静まり返ったうら寂しい山中で、奇っ怪な音楽が突然大音量で流れ出し、その場で飛び上がった!
岐阜駅から車で10分ちょっとの、ひなびた住宅街。実はここに、中京遠征取材の目玉と言うべき、あこがれのスポットがある。珍スポ愛好家の間で「のろわれた土地」とか「のろいの家」と呼ばれている有名物件だ。
他人様の家を「のろわれた」と表現するのはどうかと思うが、ここの場合は自らそう称しているので問題はない……と思う。
論より証拠、画像をご覧いただきたい。こちらは「のろわれた土地」が公式配布する資料写真、現在は横断幕が無くなり、ほんの少しだけ大人しくなっているが、こんな感じの家が静かな住宅街に突然現れたら誰しもびっくり。一体何がのろわれているのか!?
愛知県犬山の田園地帯に、ひと昔前の大型ビデオゲーム筐体とエレメカ(ビデオゲーム以前のメカニカル筐体)、そしてさらに世界有数のピンボールコレクションまで擁する、破天荒なゲーム博物館がある。
こちらの「日本ゲーム博物館」がすごいのは、見るだけではなく実際に遊べてしまうこと。それも、入場料だけのフリープレイ状態で!
しかも、目の前に存在すること自体「奇跡」のようなレトロ筐体が、ほぼ完璧な全盛期の状態をキープしている。何からなにまでマジ信じられない魔境なのだ!
桃太郎といえば岡山県。その岡山から遥か遠く離れた愛知県の犬山市に、桃太郎神社という不思議なスポットがある。
おばあさんが洗濯をしていた木曽川のほとり、芝刈りに行ったおじいさんの屋敷跡に建てたと自ら言い張るこの神社は「桃太郎誕生の地」として、マニアの間では有名だ。
まともに考えたら悪い冗談としか思えないが、意外にも神社側は大マジ。桃太郎生誕の地を裏付けるべく、様々な証拠品を公開していた!
岐阜県各務原市。観光で訪れるにはちょっぴり交通の便が悪いこの地に、朝日新聞の「企業博物館ランキング」で、かのトヨタ博物館を破り全国第5位にランクインした、知る人ぞ知るエリート博物館がある。
その名は、大手製薬会社・エーザイが運営する「内藤記念くすり博物館」。なんだか難しそうな施設かと思いきや、医療とくすりと薬局の歴史をテーマに、シロウト&一般人でも興味津々で楽しめる工夫のされた、超オススメの博物館だった!
地味で人気のない戦国武将の代名詞といえば、関ヶ原で徳川家康率いる東軍と戦ったはいいが、次々と仲間から裏切られ、六条河原で処刑されてしまった石田三成であろう。
そんな三成を敬愛してやまない滋賀の大富豪・泉巌(いずみがん)さんは、1970年代に全財産を投げ打ち、琵琶湖のほとりに三成の居城・佐和山城を復元(?)しようと思い立つ。
新たに設計された新・佐和山城を中核とする壮大な歴史テーマパーク、その名も「佐和山遊園」は、着工から40年経った今も増築に増築を重ね、完成の見込みはほとんどなく、完成どころか端から崩壊しつつあり、ムチャクチャになっているという噂を聞いて、現地に行ってまいりました。
徳川率いる東軍と石田三成率いる西軍、両軍20万人が血で血を洗った関ヶ原の戦い。
舞台となった関ヶ原は日本を代表する古戦場だが、肝心の戦は400年も前のこと。今となっては普通の町で、観光といえど有名武将の陣跡で苔むした石碑に手を合わせ、悠久の歴史に思いを馳せる……みたいな、地味な作業の繰り返し。
歴史マニアならともかく、日本史に興味のない人にはキビシイ観光地かもな。と、ぼんやり地図を眺めていると、そんな関ヶ原のど真ん中に、周りから完全に浮いた、物々しい名前の施設があることに気がついた。それが今回紹介する「学べる! 遊べる! うわさの体験型合戦資料館──関ヶ原ウォーランド」だ!
サイバーシティ・秋葉原からつくばエクスプレスで約1時間。終着駅「つくば」から、バスでさらに1時間揺られ、筑波山のふもと「つつじヶ丘」停留所に着いた。
目前にそびえるはガマの油で名高い筑波山。その登山口駐車場の隅っこに『筑波山ガマランド』という、昭和の雰囲気を冷凍保存したような、忘れられた小さなテーマパークがある。
テーマパークといえど、ほとんどの乗り物は瀕死の開店休業。まともに稼動しているのは「ガマ洞窟」というお化け屋敷系の潜入アトラクションのみだが、これがもう施設全体から「終わってる感」漂いまくり。と思いきや侮るべからず。入って驚いた!