6月15日、南アフリカ・プレトリアで行われたサッカーW杯・ブラジル対北朝鮮は、2対1でブラジルが勝利した。取材班は試合3時間前にスタジアムに到着し、その周辺を取材していて気がついたことがひとつあった。
多くのブラジル人サポーターが周囲を埋め尽くしている反面、北朝鮮サポーターを見かけることがほとんどなかったのである。ブラジル人サポーターは、敵がサッカーランキング格下の北朝鮮であろうが「全力で応援する!」という意気込みなのだろう。
それにしても、ほとんど皆無と言っていいくらい北朝鮮人サポーターがいなかった。「君は北朝鮮人かい?良かったら一緒に写真を撮らないかい?」とブラジル人サポーターに声をかけられたぐらいなので、日本人やアジア人さえ珍しかったに違いない。