ウェアハウス型の小売り店といえば「コストコ」である。アメリカ発祥の会員制のディスカウントストアで、巨大な倉庫に商品がうず高く積まれている様子は、いつ行っても圧巻だ。

そんなコストコを彷彿とさせるような卸売スーパーが、埼玉・草加市に存在した。「喜楽倉庫」だ。こちらのお店はコストコに比べると小規模ながら、所狭しと見慣れない中華系商品がズラーっと並んでいる。

中でも驚くのは、防寒着を着て入る巨大な冷凍庫だ。猛烈な寒さの中にはカチカチに凍ったカニやら肉やらが大量に置かれている。

見ているだけでテンションが上がるけど、中国語が読めないから何がなんだかわからない。そのせいで、私はささやかな失敗をしてしまった……。

・中華版コストコ

お店は東武鉄道伊勢崎線の獨協大学前駅から、徒歩で約30分のところにある。この駅で降りるのは初めて。というか、杉並・中野・新宿周辺が生活圏の私には、東武伊勢崎線は馴染みが薄い。もっとこっちの方にも足を伸ばさないとなあ。


ここ数カ月、ずっと雨やら曇りやらが続いていたが、この日は好天。青空というだけでテンションが上がる! 片道30分もこの青い空の下なら全然苦じゃない。鼻歌を歌っている間にお店に到着~。お店というか、倉庫そのまんまだな。


チラシを見ると、毎月28・29日は割引を実施しているそうだ。この日は玉子のサービスデイで1パック99円だった。1時間の電車移動がなければ買って帰ったんだけどなあ。割らずに持ち帰る自信がなかった……。


さて、中に入ると店内はダンボールの山! まさにウェアハウスって感じ。


目に見える範囲の商品は全部中国語なので、そのパッケージや商品の形状でしか商品を判別できない。意外と英語オンリーの方が、商品名がわかったりするもんだよね。中国語は馴染みが薄いからわからないなあ。


賞味期限切れの見切り品コーナーもある。こういうところに思わぬお宝が眠っていたりするんだよなあ。そういうの探すの好きですよ。


青果品やお米もあるので食材はひと通り何でも揃っている。


カップ麺や袋麺、お菓子類も豊富で、ほとんど中華食材だけど、一部韓国やベトナムの商品なども置いてある。


ふと見ると、服も売ってるのか? ……いや、違うな。あれは防寒着だな。店内が寒かった時に着るとかかな?


そうではなく、店の最奥に冷凍食品売り場があった。一般的なスーパーのように、冷凍ショーケースが並んでいるわけではなく、この扉の向こうが冷凍庫なのである。したがって、中はヒエヒエどころかサムサムなので、防寒着が必要というわけ。


・巨大な冷凍庫の中へ

早速1枚羽織って中に入ると……サム―ッ! ジッとしてたら凍り付きそう! マイナス10度とか20度とかなのかな?

この中も商品のダンボールが山のように置かれている。入ってすぐのところには、いきなりカニ! イバラガニやら羊肉やらボイル海老やらがドーン! と置かれている。


ちなみにイバラガニとはタラバガニの親戚と書いてある。そうか、親戚か……。ドリアンも皮つきのものがあるぞ。


国産牛アキレスとか子牛の脳みそとか、バックリブとか豚レバースライスとか、一般家庭ではおよそ使わないようなものがゴロゴロある。こういうお店こそ「業務スーパー」っていうんじゃないかなあ。


棚には豚・鶏・鴨などの肉が山積み。ちゃんと調理ができるのなら買って帰りたいけど、量が量だけに安易に手が出ないな。


冷凍食品といえども賞味期限があるので、期限の近いものは見切り品扱いで半額で置かれている。何を買って帰ろうかな~、できれば肉を買ってみたいけど、1個単位の量が多い。仕方ないので、扱いやすいものを見繕ってカゴに入れた。

もう寒い! とにかく寒い!! 早く出ないと凍えてしまうよ~……。


ホッ! 外は温かいな。さて、買い物再開、といきたいところだが前が見えへん。メガネが、ワシのメガネが……。


メガネの曇りが取れたところで買い物再開。お菓子コーナーを見ていたら、オレオみたいなクッキー発見。よく見たら中国のオレオだった。「奥利奥」と書くんだね。


カップ麺も種類豊富。日本のものよりカップサイズがデカいものが多いな。袋麺も袋そのものがデカい。これで1食分なのかな?


欲しいものをひと通りカゴに詰めて、今一度売り場を見ていたら、デカい筒状のものを発見した。これはどうやらポップコーンだな。右側にデッカいボトルがあるから、多分それが入っているんだろう。これ1丁、買っていくか。かさばるけど、このボトルが入ってるならいいや、見映えして面白いから。


さて帰るぞ! ポップコーンが邪魔だけど、軽いから苦ではない。人にぶつけないように持ち運びに気を付けて帰ろう。


・ポップコーンのボトルが…

筒を人にぶつけることなく、無事に編集部に戻ってきた。今回の戦利品はこちら。購入商品は全部で10品、そんなに買うつもりはなかったけど、目移りしてしまってカゴに入れすぎてしまった。


まずは冷凍食品、ソーセージ2袋(税別518円・税別968円)と手づくり餃子(税別309円)、それから牛肉餡餅(税別538円)。これらの一部は見切り品で半額だったものだ。


それからオレオ(税別258円)、小麻花というお菓子(税別375円)、ベトナムの即席麺2種(税別108円・税別128円)、それとカップ麺(税別218円)。


オレオは慣れ親しんだ厚いクッキーを期待したが薄かった。よく見たらパッケージにサクサク食感を意味する「薄脆」と書いてある。気づかないもんだな、英語で「crispy」とかだったら気づくのに。


それからこのお菓子についても誤解していた。「麻花兒」(マーハール)と呼ばれる太いものをイメージして買ったのに、細くて小さい。これもまた「小麻花」と書いてあるから、そもそもそういうものであることがわかるようになっているのに、気づかなかったなあ。


とりあえず、このバズーカ級のポップコーンがあるからいいか。販売価格は税別698円だった。量の割に安いと思う。


中にはあのデカいボトルが入って……、ない!


中身はポップコーンのデカい袋2つだった。く~、これもまたきっと外装に書いてあったんだろうなあ。読めないからわからなかった。あのボトルが欲しかったのに~。


もちろん袋の中にはポップコーンがたっぷり入っていたので、問題はないんだけどね。

そんなわけで喜楽倉庫は中華食材の宝庫。とくに冷凍食品は激アツ。見ているだけで楽しくなるお店だ。買い物をする際は、スマホの翻訳アプリで何が書いてあるかチェックした方がいいぞ。そうしないと私のように、思ったものと違うってなっちゃうから……。


・今回訪問した店舗の情報

店名 喜楽倉庫
住所 埼玉県草加市弁天4丁目12-27
時間 10:00~20:00

参考リンク:株式会社喜楽
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24