ジャンボ〜! ケニア・ナイロビ在住のタクシー運転手、チャオスで〜す。


リクエストボックスに届いた質問に目を通していると、「誕生日や結婚記念日など特別な日をどうやって祝われてますか?」「親しい人のお誕生日会は行いますか?」など、お誕生日に関する質問が多く寄せられてることがわかった。


ちょうど2ヶ月前の10月12日に撮った写真がスマホの中に入っていたので、同日に5歳のお誕生日を迎えた次女(デイジー)の「お誕生日会」の様子をお届けしようと思う。

・1歳〜15歳まで親たちは祝う

まず基本知識。ケニアでは1歳から15歳まで、お誕生日のお祝いがある。もちろんその後もお祝いがあるっつったらあるんだが、15歳までが「子供のお誕生日」という感じだな。


親たちもまた、15歳までは子供の誕生日をお祝いして、子供が生まれた日のことや、これまでのことを思い出す。子供の成長。感慨深いものがあるよね。


さて、ウチの次女デイジーのお誕生日会はどうだったのかというと……


まず次女は事前に「2人だけお友達を家に呼んでいい?」とお願いしてきた。もちろん親であるオレと妻の答えは「YES」。我が家で「お誕生日会」が開かれることが決定した。


お誕生日会当日。オレはケーキを買いに行った。あれこれ迷って「これお願いします」と男の店員さんにお願いすると、「お誕生日用かい?」と聞いてきた。


なんでもケーキに名前などを書いてくれるらしい。それは嬉しい。是非ともお願いします。ちなみに価格は800kes(約735円)。わりと高いが、お誕生日会なのでオッケーとする。


家に帰ると、すでに2人のお友達は家に来ていた。そして「さあ、ケーキだよ」と差し出すと、子供たちは大喜び。


そして、2人のお友達は、


ハッピバースデー、トゥー、ユー♪


ハッピバースデー、トゥー、ユー♪


と歌い始めた。いい子たちだな。



ケーキを箱から出すと、「すごい!」「なんて美しいの!」と、またも大喜びの子供たち。800kes(約735円)のケーキにしてよかったぜ……!


んで、ケーキカット。


子供に包丁は危ないので、妻がサポートしてカットしたのだけれど、そのカットの最中──


お友達がキレッキレのダンスを踊り始めたではないか……!


すっごいキレッキレなんだが……!


さては、このキレに惚れたな、次女……!



その後は、みんなでケーキを食べて……


「おいしい」「おいしいね」「甘くておいしいね〜」と、なごやかに談笑して会は終了。


ま、ケニア(カンバ族)のお誕生日会は、こんな感じだな。


それにしても、すごいダンスだった。クワヘリ!


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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