ジャンボ〜! アフリカはケニア在住、カンバ族のチャオスです。2人の娘のパパでもあります。


さて、リクエストボックスに届いた様々な質問に目を通すと、ケニアの保育園について知りたがっている人が多いようす。


ということで今回は、ケニアの保育園事情についてお伝えしたいと思う。


まず、ケニアには保育園がたくさんある。しかし、地域によって、料金も安全面も変わってくるので注意が必要だ。


たとえばアフリカ最大のスラムこと「キベラスラム」とかにある保育園はとても危険だ。なぜなら火災が多いからだ。


今回、オレが話を聞きに行ったのは「ママ・ナタリア・デイケア・センター」という名の保育園。


この保育園のママ(オーナー)であるナタリア先生に、いろんなことを聞いてみた。まずは基礎知識から。


「うちに来る子供達の年齢は、だいたい1歳〜2歳が多いです。保育園は幼稚園に比べ、非常に料金が安いことも特徴ですね」


保育時間は、基本的に午前6時から午後9時まで。この時間内、子供達を預ける事ができる。


料金は子供1人につき50kes(約46円)。15時間フルに預けても、1時間だけ預けても、1人1日50kes(ケニアシリング)とのこと。


「いろいろな保育園がケニアには存在しますが、保育士たちは “35歳以上の成人女性” が一般的です。あまり高齢の女性や、男性が保育をすることはありません」


──続いて、問題・課題について聞いてみた。


「夜の9時までというルールなのに、母親が迎えに来ない時もあります。夜の10時に、やっと迎えにきたりも」


聞けば、さらにリアルな問題・課題が山積みなのだという。


「子供の年齢にもよりますが、仮にフルの15時間の保育をするとなると、おむつを5回以上は交換しなければなりません。そうなると50kesでは、ちょっと……」


なかなかリアルな問題だ。さらにナタリア先生は続ける。


「もうひとつ、非常に大きな課題となっているのが、“子供がひどく汚れた状態で預けてくる母親がいる” ということです。あまりにもひどい場合は、汚れた子供を洗ってあげるところから始めなければなりません」


もはや保育園の範疇(はんちゅう)を超えているようにも思える。さらにナタリア先生は、ため息まじりに話を続ける。


「まだまだ問題はあります。咳や、目の病気を抱えた子供を、そのまま預けてくる母親がいたり。咳や目の病気は感染ってしまうので、被害が広がらないよう隔離しながら保育しなければなりません」



聞けば聞くほど問題が出てくる。それでもナタリア先生が保育園を続けるのは、「子供が好きだから」であるという。


ナタリア先生、貴重なお話、アサンテサーナ(どうもありがとうございました)。それでは、クワヘリ(さようなら)!


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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