みなさんはダイソンの「羽根のない扇風機」をご存知だろうか? 文字通り、羽根がないのである。単なる輪っか。それなのに、その輪っかの中から風が吹いてくるのである! まるで魔法のように!! スゴイ……!!!!
そんなダイソンの「羽根のない扇風機」……のモロパクリ品みたいなハンディ扇風機が、たったの801円で中国アパレル「SHEIN(シーイン)」に売られていたので買ってみた。そして数日後、届いた商品を見てみると──
箱ベコベコすぎだろ。
何をどうしたらここまで潰れるのか。
売ってるお前がコレをゴミだと思ってるだろ。
ともあれ……
パッケージに描かれているのは、まさしくダイソンの「羽根のない扇風機」である。しかもモノトーンのツートンカラーでカッコイイ。
これはちょっとオシャレなんじゃ……と中身を引っ張り出すと、
はい、ダサかったです。
中身は本体とUSBケーブルのみ。さっそくバッテリーにつないで電源ON。すると……
風が出てきた……!
どう見てもダイソンのアレのパチモノなのに……
いっちょまえに、穴から風が出てきているのである。
ど、どういう仕組み……? 本体メチャ軽だし、そこまでのテクノロジーが凝縮されているようには思えないのだが……と、しばし観察していたところ、
\あーーーーっ!!/
わかったぞ……!
ここに、なんか、隙間がある。
つまり、
こういうことなのでは?
それを確かめるために分解してみると──
まず、肢の部分はシンプルな扇風機。
そして上の部分はこう。
風の流れ的にはこう!
分解しても実に単純なパーツの組み合わせだったので、100均で売ってるシンプルなハンディ扇風機と、トイレットペーパーの芯と、紙コップ2つあれば自力でも作れそうな感じである。
少しばかり気が早いが、夏休みの自由研究として作ったりしたらウケそうだ。人気者になれそうな予感。
それにしても「なるほど〜」な構造である。勉強になった。本物のダイソンもこんな感じなのかしら?
【完】
参考リンク:SHEIN「1個 ABS ツートーン にとって」
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
screenshot:SHEIN