夏の必需品となりつつあるハンディ扇風機。機能もデザインもモノによって色々であるが、先日「コレ最強なのでは?」と思う商品に出会ってしまった。

それが、サンコーが発売している「ピタファン」。税込3980円とハンディ扇風機にしては強気の価格ではあるが、使ってみたら納得の機能性! 特に、今年のような猛暑の屋外では救世主となり得るかもしれないぞ!?


・サンコー「ピタファン(税込3980円)」

ハンディ扇風機を使ったことがある人ならわかると思うが、気温が高すぎると扇風機の風って熱風になるんだよね。特に今年は異常な暑さだから、涼むために扇風機を使ったのに風が熱いっていう地獄みたいな状態になりがち。

そんなときに便利なのが「ピタファン」である。このハンディ扇風機の最大にして最強の特徴は、真ん中にある冷却プレート! 正面から見ると分かりにくいが……

横から見るとこんな感じで、プレートが飛び出している。「ピタ」ファンだけあって、暑いところに直接ピタッと冷却プレートを当てられる形になっているんだな。

このプレートには小型冷蔵庫にも採用されている冷却機構が使われていて、電源を入れると最大で外気温よりマイナス17℃も冷たくなるのだそう。

しっかり本体を充電し、早速使ってみよう。風力は3段階に調整可能で、冷却プレートのスイッチは扇風機とは別になっている。説明書によると、風力MAX+冷却プレートONで、約1時間30分持続するとのこと。

冷却プレートをONにするとスイッチが青く光り、10秒ほどでプレートが冷えてきた。屋内で使ってみたがプレート表面に結露が出来るほど冷たくなったぞ。

暑いところにピタッと当てると、想像以上に冷たくて気持ちいい。もちろん扇風機からの風も当たるので、冷たさと涼しさを両方味わえるってわけ。そんなん最強じゃん!

プレートは肌に何回か当てると冷たさはやわらぐが、すぐにまた冷えるので問題は無い。扇風機の風力が強いほどプレートも冷たくなるように感じた。

ただ、冷却プレートが中央にあっても扇風機から出る風自体は冷えないみたい。暑いところで使っても冷たい風を浴びられるわけでは無いのでそこは注意が必要だ。冷却プレートを当てながらだと風も至近距離から当たるので普通の扇風機より冷たく感じるけどね。

その他、使用してみて思ったのは、ちょっと稼働音が大きいかなというのと、もうちょい風力があったら良かったなということ。まあでも、それらの不満を上回るほど「冷却プレートすげー!」ってなったので、個人的には良い買い物をしたなと思っている。

このアホみたいに暑い夏を乗り切るには道具に頼るのも一つの手。ハンディ扇風機の導入や新調を考えている人は、ピタファンを選択肢の1つに加えてみてはいかがだろう。


参考リンク:サンコー「ピタファン
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.

▼実はピタファンは2種類ある。今回は折りたたんで使える「ピタファンOffice」を選択。デザインで選ぶなら「ピタファンCity」がスマートで良き!

▼「ピタファンOffice」は、折りたたむとコンパクトになって横向きで置けます