朝7時過ぎの東京駅。仕事や新幹線移動など朝早くから多くの人が行き交う駅直結の地下街にガッツリ系の朝定食が食べられる居酒屋があるという。いつも移動前はバタバタになってしまって朝食もテキトーに済ましてしまいがち。本当はしっかり朝ご飯を食べておきたい。

ってことで、通勤前にヤエチカ(八重洲地下街)にある「やえす初藤(はつふじ)」へ。目印は「朝定食やってます」と書かれたのぼり旗。早朝から和定食が食べられるのは嬉しいぞ。新幹線や高速バスなど、長距離移動前の腹ごしらえにもオススメなので詳しく紹介したい。

・朝7時から営業

朝7時からオープンしている大衆居酒屋「やえす初藤」。東京駅八重洲中央口を出てすぐ、八重洲地下街のメインアベニューと外堀地下3番通りが交差する場所に店がある。豊洲市場から仕入れた旬の魚や季節の食材を使ったボリューム満点の定食が人気だそうだ。

店頭には朝定食のサンプルがディスプレイされているので、入店前にチェックしておくと良い。決まったら券売機で注文。券売機には定食メニューのほかにアルコールやおつまみもあるので、もしかすると “朝飲み客” も一定数いるのかもしれない。

悩んだ末に「玉子焼定食(680円)」を頼むことにした。「肉豆腐定食(640円)」と最後の最後まで悩んで玉子焼定食。次来た時には肉豆腐にする。ちなみに大盛りは無料だが、朝早かったので普通盛りをお願いした。

食券を店員さんに渡してテーブル席に案内してもらう。店内は朝食目当ての方で賑わっていた。ビジネスマンはもちろん、これから旅に出発する雰囲気の男女も仲良さそうに目玉焼きを分け合っていて楽しそう。ちなみに座席数は130席とのこと。思ったよりも広い。


・すぐに食べられる

席について荷物を整えていたら定食が運ばれてきた。早い。ほとんど待たずに出来立ての熱々ご飯が食べられるのは嬉しい。それでも玉子焼きは時間がかかるメニューらしく、肉豆腐や生姜焼きなんかはそれこそ光の速さで提供されるという。


このドシっとしたサイズの玉子焼きが主役だ。ふっくらツヤのあるご飯も美味しそう。それと焼き海苔、ひじき、漬物、味噌汁というオーソドックスなラインアップ。朝は定番が1番である。


ご飯は普通盛りでも十分な量。大きな玉子焼きはまずそのまま味わい、次に大根おろし、さらにちょっと醤油も垂らして……と味変を楽しむ


うむ、ほんのり優しい出汁の味。こうやってゆっくり味わうと落ち着く。ひじきも良し、ご飯に海苔を巻いて食べても良し。これぞ日本の朝ご飯。とても贅沢な朝である。

何度も言うように、お店は早朝から開いているので出張前の方はもちろん、夜行バスで東京に着いたばかりという方にも良いのではなかろうか。席数が多く料理もすぐ提供されるのであまり待つこともないだろう。

曜日に関係なく朝定食は7時〜11時。忙しい時にもおすすめなのでぜひ覚えておいてくれよな!


・今回ご紹介したスポットの詳細データ

名称やえす初藤
住所:東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街北一号
時間:7:00〜22:00(月〜木) / 7:00〜22:30(金) / 7:00〜21:30(土日祝)
休日:無休

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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