福袋の絶対的王者といえばスターバックス。他のコーヒー店もそれに対抗しようと可愛いグッズや お得な引き換え券をモリモリ入れたりしているが、365日・朝のホットコーヒーを欠かさない私からすれば「違う、そうじゃない」と言いたくなる。

もちろんグッズで喜ぶ消費者も多くいるだろうが、その前に「あんたらコーヒー屋じゃないのか?」と。「もっと豆をくれよ、豆を!!」と。「たとえば、キーコーヒーの福袋(5400円)を見習えたまえ!!」と……そう言いたくなるのだ。ホラ、こんな感じの福袋だから。

・『キーコーヒー』の福袋(5400円)の中身

・トアルコ トラジャ
・トラジャブレンド マイルドセレクト
・トラジャブレンド エクセレント 
・氷温熟成珈琲オリジナルブレンド
・レインフォレスト・アライアンス 認証農園産コーヒー
・モーニングブレンド
・オリジナル エコバッグ

※福袋なので中身が異なる可能性があります

以上、6種類のコーヒー豆(各200g)+ エコバッグだけで、その他のグッズは一切なし。いかがだろうか、この愚直(ぐちょく)なまでの豆推し。可愛げも色気もない、有るのは豆のみッ! 「これぞコーヒー店の福袋」という内容だ。あっぱれ! ちなみにラインナップ的には去年とほぼ同じ

言うまでもなく、これらの豆はどれも『キーコーヒー』選りすぐりの人気アイテムだ。たとえば、爽やかな酸味と深いコク、品のある味わいが特徴の「トアルコ トラジャ」。キーコーヒーが約40年にわたりその品質を極め、厳しいコーヒー好きにも愛されてきたコーヒー豆らしい。というかホームページから丸パク(引用)したから間違いない。ちなみに福袋の商品としては常連だ。


 

「氷温熟成珈琲オリジナルブレンド」もまた常連。氷点下、それも凍る寸前の温度帯でコーヒーを熟成させることで驚きのまろやかさを引き出しているそうだ。つまり、過酷な環境に耐え抜いた結果、潜在能力を開花させられたコーヒー豆ということだろうか? 少年マンガ誌の設定にも通用しそうな激アツな生い立ちだ。


 

個人的にもっとも気になった豆は「レインフォレスト・アライアンス 認証農園産コーヒー」。前半だけ読むとオシャレなマンションみたいな名前で、その後なぜか農園に飛ばされたかと思ったら実はコーヒーでした、というのが最後に分かるドンデン返し系の豆だ。

それはどうでもいいとして、これまた『キーコーヒー』によると「レインフォレスト・アライアンス」とは、森林や水などの自然資源とそこに生きる動物を守りながら、人々の暮らしや経済・労働環境を支える仕組み──とのこと。その基準を満たした農園が生産したコーヒー豆が本商品だ。

ようするに “地球にも社会にも優しい、高品質な意識高い系コーヒー” という風に理解させていただきました。筆者とは真逆のような性質を持ったコーヒーだが、だからこそ絶対飲みたい。


 

コーヒー豆も良いが、この福袋で地味に嬉しかったのがオリジナルエコバッグだ。

口が巾着になっているので閉めることができるのもいいが、

生地がやわらかい & 収納袋があるのがポイント! くしゃくしゃっと丸めれば小っちゃくなるので、ポケットやらカバンに忍ばせるにはGoodだ。エコバッグは このぐらいラフに使える方が私は好き。


 

さて、このエコバッグ + コーヒー豆付きで税込5400円の福袋だが、実際には8750円相当の豆が入っているそうだ。つまり 3350円分お得ということになる! 豆も合わせて1200gあるので、日常的にコーヒーを飲む人には本当にオススメ。筆者は豆で受け取ったが、お店に頼めば挽いてもらうこともできるぞ。

参考までに、今年は税込3000円の「福箱」のほか、5400円、1万800円、2万1600円の「福袋」3種を販売している。気になった方は最寄りの店舗へGO!

Report:ショーン
Photo:RocketNews24.

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