じわじわと全国に店舗を増やしているオシャレな珈琲ショップ、猿田彦珈琲

昔は福袋といえば、売れ残りの詰め合わせや、通常商品のお得な詰め合わせが主流だったが、最近は「福袋限定」の商品を押し出すところが増えてきた。

猿田彦珈琲の福袋は「限定商品」特化タイプである。福袋でしか手に入らない貴重なアイテムが入りまくった福袋をご覧あれ!

・4種類から選べる猿田彦珈琲の福袋

そもそも、コーヒー好きと一口に言っても、コーヒーを飲むのはもっぱらお店って人もいれば、自宅で本格的に豆からコーヒーを淹れる人、ドリップで手軽にコーヒーを楽しむ人とさまざま。

猿田彦珈琲の福袋はその人のスタイルにあわせて4種類から選べるタイプ

カフェ利用者向けのチケット型、珈琲を淹れる人向けの高級豆、豆、ドリップバッグという感じなのだが、中身が絶妙に違うのがニクイところ。



・猿田彦珈琲  LUCKY BOX 2024 DRIP BAG SET(8500円)

今回、私が選んだのは手軽な「ドリップバッグセット。華やかな限定バンダナで風呂敷包みにして送られてきた! 素敵。

実はこのドリップバッグセット、全国の猿田彦珈琲の店舗限定で出しているコーヒーが飲めるという超貴重なセットなのだ。手に入るのはこの福袋だけ。

内容は以下の通り。

<ドリップバック 全16種、23枚>
・大吉ブレンド×6、
・みちひらきブレンド×2
・お年玉ブレンド×2
・恵比寿シティ
・猿田彦フレンチコーヒーバッグ
・ザフローラル

・亀戸ブレンド
・仙台ブレンド
・神奈川県立図書館ブレンド
・The Bridge 原宿ブレンド
・ならまちブレンド
・伊勢国ブレンド
・SHIBUYAブレンド
・さっぽろブレンド
・ナゴヤブレンド
・リトル調布ブレンド

<オリジナルグッズ>
・セラミックカップ
・オリジナルバンダナ(harvest)
・1000円分のクーポン(後日メールで送付)

ちなみに、ドリップバッグの説明の紙も入っている。



・グッズのセンスがええ

ちなみに、グッズも福袋限定。干支のデザインや店のロゴがでかでかと入ってて、かわいくても普段使いしにくい福袋のグッズが多いなか、猿田彦珈琲は一味違う。


バンダナのデザインは干支とは関係ない、コーヒーの収穫のイラスト。馬好きなので、馬デザインでうれしい。

風呂敷としても、目隠し用の多様布としても、タペストリーとしても使えるので汎用性が高い。


そしてもう1つはお店で提供される紙コップを模したセラミック(陶器)のカップ


カップの折り目の凸凹感まで再現してある、こだわりの造り。

ロゴ入りグッズあんまりいらない……と言ったものの、これはシャレがきいてて面白かった。



・余談:ドリップバッグのありがたさ

ココからはちょっと余談である。長崎に住む私の家族が猿田彦珈琲のコーヒーが大好きなのだが、長崎には店舗がない。

それで毎年、この福袋のドリップバッグをお土産にしているのだが、今年、母はホスピスに入院中。

気になるお店のドリップバッグをひとつ選んでもらい、病室に置いたマグカップでコーヒーを淹れていた。

個人的に嬉しかったのが「The Bridge 原宿ブレンド」を一緒に飲めたこと。これはウイスキーの樽で熟成されたコーヒー豆で、前にお店で飲んだときにめちゃくちゃ美味しかったのだ。

コーヒーの香りが個室に漂うだけで雰囲気が温かくなったし、なかなか飲み干せなくても、冷めてからも猿田彦の珈琲はどれも美味しかった。

旅行に行けない体でも、全国各地のコーヒーが飲めるというのは小さな旅のひとときでもある。

美味しい珈琲がどこでも飲めるドリップバッグのありがたさを感じたひととき。猿田彦珈琲に感謝である。

ちなみに、猿田彦珈琲の福袋は2024年1月2日の時点でまだ買えるので、オンラインストアや最寄りのお店をぜひチェックしてみてほしい!


参考リンク:猿田彦珈琲オンラインストア
執筆:御花畑マリコ
Photo:プレスリリース、RocketNews24.