最近はSNSの発達により、国籍を問わず才能のある人が手掛けた作品やユニークな人が世界規模で注目されやすい時代になった。中には日本国内よりも早く海外で話題になるケースもあり、拡散されるスピードも尋常ではない。

そしてまたひとり、日本人アーティストの “わくねこ” さんが海外で注目を浴びている。羊毛フェルトで制作した猫の肖像画がリアルすぎて話題になると、世界の猫好きからDMも殺到しているようだ。

・羊毛フェルトで制作した作品

羊毛フェルトは特殊な針で羊毛を突き、繊維を絡めながら形を作り上げていく手芸の用法である。100均などにもキットが売られているが、とても細かい作業なので思った通りに形を整えていくには高度なテクニックが必要とされる。そしてわくねこさんの作品は、とにかく精度がスゴい!

そう、Instagramに投稿された写真を見たら分かるように、どう見ても本物の猫にしか見えないのである。あまりにリアルすぎて、もはやニャンコが額縁から顔を出しているのかと思うほど。今にも「ニャ~オ」と鳴きながら、スリスリしてきそうに感じてしまう。

・その腕前に海外メディアも驚嘆!

本物の猫にしか見えない作品には、海外メディアも驚きを隠せない。米ニュースサイト『boredpanda』は、わくねこさんのリアルな作品を「羊毛フェルトの作品を作り始めて、3年しか経っていないなんて信じられない!」と紹介している。

わくねこさんは顧客から送られてきた猫の写真を見ながら、丹念に作品を仕上げていくのだという。彼女のInstagramの投稿によると、ひとつの作品を仕上げるのに1カ月もかかるとのこと。これほど精巧な作品なら、それだけの時間がかかるのも納得である。

・海外ユーザーからも称賛の声が!

海外ユーザーも、どう見ても本物にしか見えない愛らしい作品に感銘を受けた様子で、次のようなコメントが寄せられていた。


「これだけ細かい仕事をするには、かなりの忍耐が必要に違いない」
「この作品はどこで買えるの?」
「今週見たなかで、一番感銘を受けた作品だわ」
「ワ~オ! 生きてるようにしか見えない!」
「私の猫も、この肖像画が欲しいって言ってる」


もし、わくねこさんが顔だけでなく実物大の作品を作ったら、本物の猫が座っているのではないかと誰もが思ってしまいそうだ。

参照元:boredpanda(英語)、Instagram @wakuneco
Photo:wakuneco, used with permission.
執筆:Nekolas