メガネっ子には辛い季節になってきた。というのも、温度差で曇るんじゃ~! ラーメン食べたら、視界が真っ白。電車に乗ったら視界が真っ白。外出先から帰ってきたら、視界が真っ白。メガネが白くなると見えないだけでなく、なぜか理由もなく笑われる。何がおかしいんじゃあーーーッ!!

そんな悩みを解決してくれるかもしれない一品を発見したぞ。一部のメガネっ子の間では、「最強くもり止め」との呼び声の高い『アンチフォグ』(※パッケージは『アンチフォッグ』)である。これをiPhoneのカメラに塗布して、電気ポッドの湯気を浴びせて検証した。

・ジェル状のくもり止め

メガネのくもり止めというと、霧吹き型のものやペーパー型のものがある。これらは割と扱いやすく、サッと拭いて使えるのだが、アンチフォグはジェル状だ。塗るのに少々手間がかかる。

使い方は、まずレンズの上に米粒程度ジェルを落とす。分量は分からないけど、ほんのちょっとでいいようだ。

これを指でまんべんなく伸ばす。

少し置いてから、ティッシュでキレイに拭き取る。

以上である。扱いに慣れるまで、量や拭き加減が良くわからないと思う。繰り返し使って、ちょうど良い加減を見極めて欲しい。


・湯気にさらしても曇らない

さて、これを塗ってお湯を入れたコップの上にメガネを置いても……

くもらない! 多少はレンズ面が白くなるものの、一瞬でサッと消えてしまう。コレはいいじゃないか!


・iPhoneのカメラで検証

では次に、iPhoneSEのカメラレンズに塗って、電気ポットの湯気を浴びせて検証しよう。

iPhoneのカメラレンズに塗る場合も、メガネに塗布するのと同じ要領だ。少量を指で広げ、ティッシュで拭き取る。

まずは塗布前の状況。ひと沸かししたポットのフタを開けて、ビデオを撮影した状態でiPhoneを近づけたら……


画面はほぼ真っ白。湯気がついて曇ってしまった。まあ、当然の結果か。ちなみに曇りがとれるまで数秒かかった。

次にアンチフォグを塗布して、同じことを繰り返してみると……


いくぶん曇っているけど、ポットの底まで見える!


・使いながら慣れる

これはかなり優秀だ! あるとないでは全然違う!

しかし、実際にメガネに塗布して数日使ってみたのだが、「くもりゼロ!」とはいかない。電車に乗ると、状況によっては視界が白くなる場合もある。塗り加減によって効果が変わるようなので、使いながら慣れていくしかないようだ。

このアンチフォグは、メガネ屋やドラッグストアで取り扱っている。アマゾンでは400~800円の価格で取り扱っている業者もあるので、近くで見つけられなかったら通販を利用するのもいいだろう。

参考リンク:Amazon「アンチフォグ
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼iPhoneカメラに塗布してビデオ撮影。右が塗布あり。左が塗布なし