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生理の話題になると、気まずい雰囲気になることが多い。小学生の頃に男女わかれて生理について教わったり、中学高校で女子生徒が小さなポーチを抱えてコッソリとトイレへ向かったり……。そういえば、娘に「生理用品を買ってきて」と頼まれてパニックになったお父さんもいた。

なぜ世の中は、生理を気まずく感じるのか……? そんな疑問を抱いた女性が、生理の血が染み出たパンツでヨガをする動画を公開して話題となっている。

・「生理の血」を気にせずヨガをする女性

ヨガ・インストラクターのステフ・ゴンゴラさんが Instagram 上で公開したこの動画。全身真っ白な衣装を身に着けたゴンゴラさんが、カメラの前で様々なヨガのポーズを披露している。

さすがインストラクターだけあって、難しそうなポーズも余裕でビシバシ決めていく。だが見ている人は、すぐに彼女の股の間の赤いシミに目を奪われてしまうはず。そう、生理の血(経血)だ。

・動画にこめられたメッセージとは?

真っ白なボトムを染める経血……多くの女性が恐れるアクシデントだが、ゴンゴラさんは全く気にせずヨガを続行。なぜならそこには、彼女の強いメッセージがこめられているからだ。

コメント欄で「私は女だから血を流す。やっかいだし、痛みを伴うし、恐ろしいものだけど、同時に美しくもある」と語り始めた彼女は、いかに世の女性が “生理中であること” をひた隠しにして生きているかを指摘。「世界には生理用品が手に入らず、学校や仕事にいけない女性がたくさんいる」と説明している。

・「なぜ生理を隠さなければならないのか?」

しかし、生理は肉体の自然な機能。なぜそんなふうに、隠さなければならないのか? とひっかかりを感じている彼女は、「生理から目を背けるのはもうヤメよう」と次のように呼びかける。

「種の継続に不可欠なことを隠すのは、もうヤメよう。もっと公に話し合おう。娘たちに、生理は厄介なものではあるけれど、特別な贈り物でもあること。そして、決して恥ずべきではないと教えよう。息子たちを、タンポンという単語に尻込みしないように教育しよう」

そして最後に、生理用品を買うことの出来ない女性たちを支援するタンポン会社「Cora Women」を紹介して彼女はメッセージを終えている。

・ネット上では賛否の声

公開から1週間で32万回以上再生され、約6000件ものコメントが寄せられたこの動画は、ネット上で物議をかもしているもよう。

「実に美しい。女性が毎月付き合わなければならないことについて、声をあげてくれてありがとう」など賛同コメントが寄せられた一方で、「気持ち悪い」と不快感をあらわにした意見や、「人に生理の血を見せつけるのは違うのではないか」といった疑問の声など多様な意見が見受けられた。あなたはどう思うだろうか?

参照元:Mashable(英語)、Instagram
執筆:小千谷サチ

★以下が動画のURLだ。血が苦手は「閲覧注意」かもしれないので注意してほしい。