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今や、日本食は世界中で食べられている料理だ。と言っても、海外にある全ての日本食レストランで、「日本で食べるものとほぼ同じ料理を味わえる」ワケではなく、当然ながら日本人からすると、違和感を感じずにはいられない日本食だってある。

先日、私はそんな料理を出すレストランに遭遇したので、レポートしたい。最初に断っておくが、その店で食べた料理は決してマズいわけではない。マズくはないけれど、何かが決定的に違うのだ。

・オランダの日本食レストラン

私(記者)が訪れたのは、オランダのハーグ市内にある『SET genki-tei』という日本食レストラン。このレストランでは、寿司や天ぷらを始めとした日本食を幅広く手がけており、店内は日本らしさ全開。

数あるメニューの中から、私は店のイチオシメニューであった「Beef soya ramen」、直訳すれば「肉&大豆のラーメン」を選んだ。恐らく肉醤油ラーメンという意味なのだろうが、メニューには薄緑の大豆らしきものが のっていたので、ここではあえて「肉&大豆のラーメン」にしたい。なお価格は8.9ユーロ(約1200円)。日本のラーメンの感覚からすると、結構なお値段だ。

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一体、どんなラーメンが運ばれてくるのだろうか? と、思っていると、オーダーして3分も経たないうちにラーメンが運ばれてきた。ちょっと早いぞ! 嬉しいような、怖いようなスピーディーさである。

・あっさりしてると思ったら……

その見た目に、特に変わった点はない。牛肉、刻みノリ、ネギ、ニンジン、シイタケ、煮卵、わかめ、コーンがのっている。麺はやや縮れ気味の細麺。それを箸でつかみ、すすってみた。……うん、若干柔らかめ! だが、伸びているわけではない。全体的にあっさり風味で、これはこれでイケる。

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そして、スープを飲んでみると……あ〜美味しい……出汁(だし)が体にしみ渡るわ……ってこれ、うどんのダシやないか! それも関西風。どう考えてもラーメンのスープじゃない! ……何じゃこりゃ!? どうしてこうなった?

・メニューの写真にあったはずの大豆がない

そして、もう1つ気になる点がある。それは、メニューの写真にもあったはずの薄緑の大豆が、どこを見てもないこと。その代わり……と言う割には堂々と、黄色いコーンがスープの上に鎮座している。

こ、これは……大豆の代打でコーンなのだろうか!? それとも最初からコーンがのっていたが、色合い的なアレで、薄緑に写ってしまったのだろうか!? そうなると「肉&大豆ラーメン」ではなく、普通の「肉醤油ラーメン」だが、日本語のネーミング的にはなんだか面白くない……。

・味は美味しいが……

どちらせによ、このラーメンの味には「アレ!?」と思わずにはいられないポイントはある。しかし、うどんのダシにラーメンの麺なので、決して食べられないワケじゃない。むしろ、味そのものは美味しいと言えるだろう。つまり、マズくはないけれど、強烈な違和感があるのだ。

というワケで、オランダのハーグを訪れる機会があり、その時に日本の肉うどんが恋しくなったら、同店で「Beef & Soyaラーメン」をオーダしてみるといいだろう。なかなか “いいダシ” を味わえるぞ。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 SET genki-tei
住所 Schoolstraat 4, 2511 AX Den Haag, Netherlands
時間 12:00~22:30

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼これがオーダーした「Beef soya ramen」
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▼肉はやや甘めの味付けで、まさに肉うどんの「肉」だった
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▼麺は細麺。麺が太ければ、“うどん感” はさらに強まっただろう
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▼メニューでは、肉の後ろの方に、薄緑の大豆らしきものがのっていたのだが……
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▼とりあえず具はたっぷり。椎茸まであるぞ! 
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