カレーや牛丼と並び “安くてウマい” 外食として古くから日本人に愛されてきた「ラーメン」。しかし、最近では原料費の高騰やメニューの多様化により、平均価格はひと昔前に比べてすっかり高くなってしまった。

そんななか、今回の北海道ラーメン探訪は税込600円という今となっては懐かしい価格でありながら、驚くほど完成度の高いラーメンが食べられる店「RAMEN RS 改」をご紹介したい。

・清潔感があってシャレた雰囲気の漂う店舗

「RAMEN RS 改」があるのは札幌市清田区内の住宅街。2017年7月に移転したばかりだという同店は、内外ともに清潔感があってシャレた雰囲気が漂う。筆者は日曜のディナー開店時間と同時の17:30に来店したが、行列は無くすぐに着席できた。

この日、注文したのは、メニューの筆頭にある『鶏出汁醤油(税込600円)』だ。ちなみに他には、鶏出汁艶塩(620円)、煮干中華そば(650円)、味噌(750円)などなど、全7種類のラーメンが用意されていた。 

注文後、5分ほどで料理が到着。こ、これは……メッチャうまそう! 透き通る醤油色のスープに浮かぶのは、キレイに整えられた麺のほか、鴨肉と豚肉のチャーシューがそれぞれ1枚ずつ。そしてメンマとネギである。

バランスの良い丁寧な盛り付けのなかでも、特に美しいピンク色の鴨肉のチャーシューが高級感を演出。600円という価格を超えるオーラを纏(まと)った、なんとも気品漂う一杯だ。

・とても600円とは思えないウマさ

まずはスープをひとくち。ウマっ!! 鶏出汁の豊かな風味とコクがこれでもかというほど広がりつつも、味の濃さや脂が抑えめのため後味はあっさり。素材の味を活かした洗練された味わいが堪能できた。 

続いて麺をズズッとすすると、これまたモチモチの中太ストレート麺がスープに合うぅーーーッ!! 麺を噛むほどに小麦の風味が鶏出汁の旨味と混ざり合い、絶妙な味わいが生まれるぞ。

その他の具材はというと、鴨肉のチャーシューは風味豊かでしっとり、メンマは味わい深く、いずれもスープや麺との相性バッチリであった。リーズナブルな価格でありながら、たいへん完成度の高いこの一杯。まだ食べたことのない方はぜひ味わってみてほしい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 RAMEN RS 改 (ラーメン アールエス カイ)
住所 北海道札幌市清田区平岡1条4-2-11
時間 月11:00~15:00 / 水~日ランチ11:00~15:00 / 水~日ディナー17:30~20:00
休日 火曜日

Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.
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▼札幌市清田区「RAMEN RS 改」

▼「鶏出汁醤油」

日本、〒004-0871 北海道札幌市清田区平岡1条4丁目2−11