アップルの次世代スマホ(iPhone6)は、2つのディスプレイサイズのモデルが出ると噂されている。ひとつが4.7インチ、そしてもうひとつが5.5インチだ。
その5.5インチの3Dデータを、ある海外ネットユーザーが配布していることが判明。早速3Dプリンターでそのデータを元にして、モックアップ(模型)を作成してみた。完成したモックアップはiPhone5sと比較にならないほどデカい。片手で操作するのが難しいほどの画面サイズである。
・iPhone6(5.5インチ)モックアップサイズの詳細
配布されているデータには、詳細なサイズが記されている。高さ・幅・厚さは次のようになっている。
高さ: 157mm (5s: 123.8 mm)
幅: 78mm (5s: 58.6 mm)
厚さ: 6.71mm (5s: 7.6 mm)
・サイズアップは不可避?
モックアップはネット上で話題になっている噂を元にして制作したものだ。したがって、実際に発売されるiPhone6が、これと同じになるかわからない。ただ、iPhoneのディスプレイサイズアップの情報は頻繁に情報が取りざたされているので、大きくなる可能性は十分に考えられる。ちなみに「iPhone6」ではなく「iPhone Air」という名称になるという噂もある。
・5.5インチは片手で扱えない
5.5インチのモデルは扱いにくくなることは容易に想像がつく。モックアップを左手に持って、端末上部右端のアイコンをタップすることを想定して親指を伸ばしてみると、全然指が届かないのだ。同様に端末下部右端にも届かない。両手で操作しなければ、思うように扱うことはできないだろう。
・尻ポケットに入れていると折れそう
もうひとつ気になるのが、ポケットに収まるかどうか。シャツの胸ポケットに入れてみたところ、5Sはちょうど良く収まるのに対して、5.5インチモックアップは3分の1程度がはみ出してしまう。もし、胸ポケットに入れたまま、うっかりしゃがんだりしたら落としてしまいそうだ。お尻のポケットに入れてしゃがむと、端末が折れるかもしれない。
5.5インチはスマホというより、タブレットに近い感覚でとらえた方が良さそうである。iPad miniのさらにミニサイズという感じだろうか。端末が大きい分、通話はしやすくなるかもしれないのだが……。はたして5.5インチサイズのiPhoneは、本当に発売されることになるのか。真実はアップルの発表を待つしかなさそうだ。
制作協力: DELMO
執筆: 佐藤英典
Photo: Rocketnews24
▼左が制作したディスプレイサイズ5.5インチ版のモックアップ(模型)
▼重ねると大きさの違いがよくわかる
▼厚さはモックアップの方が若干薄い
▼iPod Touch(第5世代)と比べると、厚さはほぼ同等
▼形状は違うが、ジョジョスマホ(L-06D)同じくらいの面積
▼iPhone 5sは一般男性の手のひらにちょうどよく収まる
▼モックアップは収まるが……
▼右端に指が届かない
▼胸ポケットに入れてみると、5sがすっぽりと収まるのに対して、
▼5.5インチモックアップは3分の1程度はみ出してしまう