西九州新幹線の開通を前に、2021年6月に影響を受けそうな在来線の区間を実際に乗ってみてのレポートも、3本目のこれがラスト。1本目は予定が未定な新鳥栖~武雄温泉間を特急「みどり」で、2本目は肥前山口~長崎間を特急「かもめ」に乗ってみての感想をお伝えした。
最後は、西九州新幹線のルートと被る(走る場所は微妙に違うが)長崎から大村(新大村)間を、在来線で試してみようというヤツだ! さっそく行ってみよう。
西九州新幹線の開通を前に、2021年6月に影響を受けそうな在来線の区間を実際に乗ってみてのレポートも、3本目のこれがラスト。1本目は予定が未定な新鳥栖~武雄温泉間を特急「みどり」で、2本目は肥前山口~長崎間を特急「かもめ」に乗ってみての感想をお伝えした。
最後は、西九州新幹線のルートと被る(走る場所は微妙に違うが)長崎から大村(新大村)間を、在来線で試してみようというヤツだ! さっそく行ってみよう。
大分と宮崎の県境に、鉄道ファンの間では有名な秘境駅が存在するらしい。駅の名前は「宗太郎」で、停車する普通列車は1日3本。とくに延岡方面へ向かう下り列車は、朝6時54分発の1本のみ。すなわち “始発が終電” になってしまうのだとか。
そんなことを聞いたら、ぜひとも「日本一早い終電」に乗ってみたかった……が、今回は車で宗太郎駅に行ってきた。ってか、たまたま車で近所を通りかかったので、ウワサの秘境駅にも立ち寄ってみた次第。で、どうだったのかと言うと、マジで想像以上に秘境でした!
どうやら日本一「駅ホーム」から近いホテルが誕生したらしい──そんな情報を頼りに訪れたのは、福岡県の中央部に位置する田川市。好奇心を刺激するユニークホテルの誕生に胸は高鳴り、とくに用事は無かったがダッシュで宿泊予約を済ませた。
ホテルの名前は「田川伊田駅舎ホテル」。つまり、駅舎の中に宿泊施設があるのだ。駅から徒歩0分……どころか、駅舎内だから徒歩0秒とも言えるだろう。鉄道ファン必見の宿は要チェックなのだが、部屋の窓を開けた瞬間、思わず絶句する事態に……!
JR九州後藤寺線の「船尾駅」は、いわゆる典型的な無人駅である。10年以上前に駅舎が解体され、駅構内にはこじんまりとした待合室がぽつんと佇むのみ。どうやら地元の人も駅の存在は知りつつも、足を運ぶ機会はほとんどないらしい。移動手段はもっぱら車なのだとか。
今回の目的地は、そんな船尾駅だ。理由は後述するとして、1駅隣のこちらも無人駅「筑前庄内駅」から1両編成の後藤寺線に乗車。ガタンゴトンとほのぼの田園地帯を進んでトンネルの中へ。そして長いトンネルを抜けると……う、うおおおおおおおおおお!