「家そば放浪記」の記事まとめ (4ページ目)

当連載2回目のダッタンソバ【家そば放浪記】第166束:いわて銀河プラザで買った古舘製麺所『韃靼蕎麦』税込345円(1人前172円)

東京は銀座にある岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」に行ってみると、あるわあるわ “有名そば” のオンパレード。なにせ「日本三大そば」のうちの1つを担うのが岩手県だから。わんこそばね。

だが、まず私が食したいのは、当連載で過去にも食べたことのある「韃靼蕎麦(だったんそば)」だ。

以前、フタバ製麺『富良野 韃靼そば』(連載第79束)において「ダッタンソバ」について調べたところ、

「『ダッタン』は漢字で『韃靼』と書き、モンゴルに住む遊牧民族の古い呼び名のひとつであるタタール人のことである。ダッタンソバの食品名は、彼らが好んだことにちなんで名づけられたとされる。」

との答えが導き出されたが──

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それはまさしく “真髄” だった…【家そば放浪記】第165束:銀座NAGANOで買った千曲農産加工『信州 そばの真髄 十割』税込334円(1人前167円)

もう近所のスーパーで売っている蕎麦は食べ尽くした。隣町のスーパーの蕎麦も食べ尽くした。またその隣町の蕎麦も……。

当連載「家そば放浪記」のための蕎麦さがし、いよいよ都内の大手スーパー巡りにおいては限界を迎えつつある。

地方のスーパーに行きたい。でも、地方を旅する時間もない……。そこで思いついたのが「アンテナショップ」だった。

Googleマップで調べたところ、どうやら銀座界隈には、日本全国のアンテナショップが集まっているもよう。

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なにもかもが前代未聞【家そば放浪記】第164束:東京交通会館「いきいき富山館」で買った八尾農林産物加工組合(北山製麺)『八尾蕎麦』税込521円(1人前260円)

その蕎麦を発見したのは、有楽町・東京交通会館の中にある「いきいき富山館」なるアンテナショップ。

富山も蕎麦どころなのかしら? と思うと同時に、今まで見たこともないようなパッケージに私は心を奪われた。

だって、なんというか……箱というか……お菓子みたいな……。とにかく、どう蕎麦が入っているのか、まったく予想できない形状なのだ。

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パッケージに衝撃事実が書いてあった!【家そば放浪記】第163束:アキダイで買った、みうら食品『蔵王そば本舗 とろろそば』税込138円(1人前46円)

これまで「蔵王」と名の付く蕎麦は、今回を入れて3つ紹介してきた。

まずは昭和製粉(山形県)の『蔵王の銀嶺そば』。続いて白石興産(宮城県)の『蔵王白石 太めのそば』。そして今回のみうら食品(山形県)『蔵王そば本舗 とろろそば』となるわけだが、衝撃の事実がパッケージに書かれていた。なんと……

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これまでの1食あたりの平均値より100円近く安い蕎麦【家そば放浪記】第162束:アキダイで買った、みうら食品『日本そば』税込386円(1人前48円)

もうかれこれ160以上の干し蕎麦を食べてきているが、「1食あたりの価格」の平均値、どのくらいなのかご存知だろうか?

答えは、162束現在、1食あたりの平均値は「147円」である。しかしながら、「1食あたり100円以下」だと比較的コスパ重視の蕎麦かな……という印象がある。

それを考えると今回の「1食48円」は、かなりコスパに振った蕎麦となる。

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創作蕎麦に適した蕎麦【家そば放浪記】第161束:サミットストアで買った、北舘製麺『国内産そば粉使用 更科そば』税込375円(1人前187円)

この連載「家そば放浪記」が始まってから、スーパーに寄る癖がついた。散歩中、スーパーがあったらとりあえず立ち寄って乾麺コーナーをチェック。新作の干し蕎麦が入荷していないかな〜とパトロールするのだ。

そんなこんなで久しぶりにサミットストアに行った際、見慣れない商品を発見。メーカーは北舘製麺。サミットでの北舘製麺といえば「第54束:石臼挽きそば 太切り」が思い出されるが、今回のは「更科そば」だ。

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能ある蕎麦は凄味を隠す【家そば放浪記】第160束:日本橋三越本店「全国名産品・味匠庵」で買った児玉製麺『白梅とろろ入り出雲そば』税込340円(1人前113円)

今回もまた、高級デパート「日本橋三越本店(三越伊勢丹)」の地下にある『全国名産品・味匠庵(みしょうあん)』で買った干し蕎麦をお届けしたい。

前回の記事をご覧いただければ分かる通り、味匠庵のセレクトは間違いない……という期待がある。

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よくわからんけど超絶ウマイ【家そば放浪記】第159束:日本橋三越本店の地下「全国名産品・味匠庵」で買った、館林うどん『茂林寺そば』税込192円(1人前96円)

高級デパート「日本橋三越本店(三越伊勢丹)」に行った時のこと。もしかしたらデパ地下に蕎麦があるかも……と階下に向かうと、あったあった、ありました。全国の名産品を取り扱う『味匠庵(みしょうあん)』なるお店がありました。

この店には8つの “こだわり” があるらしい。羅列すると、1.味が良い。2.安心・安全な商品。3.旬・歳時記に合った商品。4.適価・適量。5.歴史と伝統、文化性のある商品。6.名産品・隠れた味の発掘。7.作り手のこだわりがある商品。8.適利・適便……とのことである。

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茹で上がりの時点で見えた未来【家そば放浪記】第158束:日本橋ふくしま館で買った、あらい屋製麺所『白河 関のそば』税込227円(1人前114円)

関のそば」との文字を見て、私は一瞬混乱した。というのも、私の中での「関」は、刃物のまちとして有名な岐阜県は関市のことであり、一体どうして「ふくしま館」で岐阜の蕎麦が……とパニクってしまったのだ。

しかし、調べてみたら全然ちがった。この蕎麦が言う「関」とは、岐阜県関市の事ではなく、「白河の関」と呼ばれる、古代の “関所” を意味しているそうな。なんでも「みちのくの玄関口」とも言われたそうで……。

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太さ3.75mm! すべてが規格外のモンスター蕎麦【家そば放浪記】第157束:日本橋ふくしま館で買った、会津製麺『桧枝岐そば(超極太)』税込226円(1人前113円)

神田の「日本橋ふくしま館」に行った際、最も驚いた蕎麦がある。それが今回の『桧枝岐(ひのえまた)そば』なのであるが、ななな、なんと……

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奈良屋3連戦で最も警戒していたクセツヨ蕎麦【家そば放浪記】第156束:日本橋ふくしま館で買った、奈良屋『裁ちそば』税込314円(1人前157円)

前回に引き続き奈良屋である。はからずして奈良屋3連戦になってしまっているが、個人的には今回の商品が最も危険な存在であると思っている。なぜならば……

「太め・乱切り」だから!

私の好きな「太め」。そして、私が最も弱い「乱切り」。この2つを有するのが、今回実食する『裁ちそば』である。

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人は経験を積み大人になる【家そば放浪記】第155束:日本橋ふくしま館で買った、奈良屋『奥会津蕎麦』税込432円(1人前216円)

正直、私はビビっていた。日本橋ふくしま館で出会ってしまった奈良屋の蕎麦、珍しさのあまり、なんと3つも買ってしまっていたのである。

そのうち1つは、いとも簡単にランキング1位へ。一番弱いだろう……と踏んでいた『大内宿場そば』が、なんとまさかの “最強” だったのだ。

今回登場するのは、前回よりもはるかに強そうな『奥会津蕎麦』。何が恐ろしいって、こちらも奈良屋お得意の “乱切り” なのだ……。しかも!

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それは、あまりにも強すぎる総合格闘家のような蕎麦だった【家そば放浪記】第154束:日本橋ふくしま館で買った、奈良屋『大内宿場そば』税込648円(1人前162円)

その蕎麦を神田の「日本橋ふくしま館」で発見した時、「ああ、そうか、福島だったか!」と、思わずヒザをポンと叩いた。

なぜって、長らく「家そば放浪記ランキング」の1位を死守していた『乱切り二八』を有する「奈良屋」の蕎麦が、数種類も売られていたからである。

ついつい名前で「奈良県だったっけ」と思いがちだが、奈良屋は福島。はからずして、私は奈良屋のテリトリーに入ってしまっていたのである。

いろいろ主張がありそうな奈良屋の蕎麦が売られていたが、とりあえず今回は最もおとなしそうな『大内宿場そば』から攻めてみた。なんとなく “おみやげ” っぽいし……と。

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震えるほどの “真剣”。狂気すら感じるガチンコ蕎麦【家そば放浪記】第153束:日本橋ふくしま館で買った、朝日屋食品『会津 山都そば』税込378円(1人前189円)

前回、いわゆる「島田掛け(島田そば)」について勉強した。現在の「家そば放浪記ランキング」1位のヤマダイ『手緒里 紫峰そば』も島田掛けによる島田そばであり、それは製法であり、スタイルであると──。

そして今回、なななななんと! またもU字構造の “島田掛け” による干し蕎麦が登場。意外とメジャーだったのか島田掛け。

しかし今回の島田掛け蕎麦は、なにも島田掛けだけがウリではない。パッケージには、これでもか! と魅力的な文言が次から次へと並んでいる。

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“折り曲げ干し蕎麦” に関する勉強回【家そば放浪記】第152束:日本橋ふくしま館で買った、円谷製麺『島田そば』税込260円(1人前130円)

神田の「日本橋ふくしま館」にて、私は言葉を失っていた。想像以上に干し蕎麦が置かれていたから……というのもあるが、“まさかの形状” をした商品が売られていたからである。それが今回お伝えする『島田そば』だ。

もったいぶらずに言うと、現在の「家そば放浪記ランキング」において、長い間1位を死守するヤマダイの『手緒里 紫峰そば』と同じような、U字型の「折り曲げ干し蕎麦」が売られていたのである……!

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当連載開始以来最大級の衝撃的作品 / 蕎麦じゃない【家そば放浪記】第151束:日本橋ふくしま館で買った、仲村商店『葛尾のそば』税込270円(1人前135円)

日本橋から家に帰ろうとGoogleマップを調べてみると、二通り行き方があると。片方は、すぐに地下鉄に入り……みたいな行き方。もう片方は、けっこう歩いて、神田駅からJRに乗り込むみたいな。そんな時、どうするか。

私は絶対に歩く派だ。

まず運動になる。続いて、電車賃も浮く。最後に、たとえ時間がかかろうとも、遠回りしようと、「動いてないと落ち着かない性格」だからだ。しかし今回、もうひとつ良いことがあった。何があったのかというと……

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高級車みたいな蕎麦【家そば放浪記】第150束:日本橋三越本店第67回とっておきの山形展の「庄司製麺」で買った、庄司製麺『出羽かおり』税込600円(1人前200円)

行ってよかった。本当に行ってよかった。どこにって、さる2023年6月5日まで日本橋三越本店で開催されていた「第67回とっておきの山形展」だ。

私、山形県には足を踏み入れたことがないのだが、もうなんだか山形に行ってきた感すらある。山形の蕎麦を食べただけで、そんな気になっているのだ。こういう物産展、行くべきだね。今後もチェックしていこう。

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またも飛び級殿堂入り【家そば放浪記】第149束:日本橋三越本店第67回とっておきの山形展の「庄司製麺」で買った庄司製麺『山形板そば』税込600円(1人前150円)

もうとっくに終わっているが、今回もまた、さる2023年6月5日まで日本橋三越本店で開催されていた「第67回とっておきの山形展」で発見した干し蕎麦を食べていきたい。あと2つほど残っているのだ。

今回購入したブースの名前は「庄司製麺」。机の上には「これでもか!」というほど数多くの麺が並べられており、中には『さくらんぼうどん』なんて商品まで。蕎麦も5種類ほど売られていたが、私が選んだのは──

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【家そば放浪記】第148束:日本橋三越本店第67回とっておきの山形展の「新庄いいにゃ風土本舗」で買ったサラヤ『最上早生そば』税込432円(1人前216円)

今回もまた、さる2023年6月5日まで日本橋三越本店で開催されていた「第67回とっておきの山形展」で発見した干し蕎麦をレビューしていきたい。

購入したブースの名前は「新庄いいにゃ風土本舗」。そこで売られていたのが『最上早生そば(もがみわせそば)』。最上早生とは、山形県のそば作付面積の約4割を占める蕎麦の品種で、山形県奨励品種であるそうな。

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【家そば放浪記】第147束:日本橋三越本店第67回とっておきの山形展の「続おそばに」で買った酒井製麺所『山めん寒ざらしそば』税込1080円(1人前540円)

もう終わってしまったが、今回も日本橋三越本店で2023年6月5日まで催されていた「第67回とっておきの山形展」でゲットした干し蕎麦を食べていきたい。

購入したブースは前回と同じく「続おそばに」。お店のスタッフさんは、ひとつひとつのお蕎麦を指差しながら「これは、続おそばにのお蕎麦で……」と特徴などを説明。

しかし『山めん寒ざらしそば(限定品)』を指差した時は、「これは、続おそばにのお蕎麦じゃないです」と言っていた。はて……?

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