「家そば放浪記」の記事まとめ (3ページ目)

食前に「目と手」で分かる蕎麦の実力【家そば放浪記】第186束:ふくい食の國291で買った、武生製麺(山本食品)『越前屋三代目の蕎麦』税込540円(1人前270円)

私にとって、未知なる地なのが福井県。

この世に生まれてから44年。これまで様々な都道府県に足を運んできたが、いまだ未踏なのが秋田、山形、島根、鳥取、広島、徳島、長崎、佐賀、そして福井。

思い出しながら羅列してみると意外と未踏の地が多かったことに自分でもビックリだが、そんな福井のアンテナショップ「ふくい食の國291」で購入したのが今回の『越前屋三代目の蕎麦』なのである。

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久々にキタ、この形状(U字型の島田掛け)…!【家そば放浪記】第185束:銀座NAGANOで買った、桝田屋食品『新富倉そば』税込680円(1人前340円)

キタ、この形状……!」。私は店内で静かにつぶやいた。

“この形状” とは言うまでもなく、現在ランキング4位にも入っているヤマダイ『手緒里 紫峰そば』を連想とさせるU字型の「島田掛け」製法スタイル

正直これは期待である。

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14回目の戸隠そば【家そば放浪記】第184束:銀座NAGANOで買った、戸隠松本製麺『とがくし産蕎麦』税込421円(1人前211円)

去年の冬、長野の戸隠神社に行ってきた。夢のような参道を歩きたかったのもある。もちろんお参りしたかったってのもある。

でも、裏の目的は……「戸隠そば」を勉強するためでもある。

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思い出した中2の東北【家そば放浪記】第183束:いわて銀河プラザで買った、北舘製麺『わんこそば 南部・盛岡・そば処 直利庵』税込450円(1人前150円)

銀座にある岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」に行った際、まず入り口で出迎えてくれたのが今回の『わんこそば 南部・盛岡・そば処 直利庵』であった。

そして思い出す。「そうだ、岩手県は、わんこそばだった」と。

以前も『そば処 東家。わんこそば』なる蕎麦をレビューしたが、今回のわんこや、いかに!?

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奥会津の猛者、ふたたび【家そば放浪記】第182束:CHABARA日本百貨店しょくひんかんで買った、奈良屋『挽きたて二八』税込465円(1人前233円)

奈良屋(ならや)──。当連載の愛読者様であれば、奈良屋がどれほど強いのかは言われなくてもご存知かと思う。

なにせ初登場でランキング4位をマーク

続く2回目の登場で1位を獲得

その後もチョイチョイと登場(今回で6回目)しては高得点を連発で、なんと今現在、ランキングの2位5位が奈良屋の蕎麦……。

その強さ、かつてのテレビ番組『ものまね王座決定戦』におけるコロッケなみの決勝進出率といっても過言ではなかろう。

言うならば最強。敵なしの猛者。その勢い、ほとんど無双。

ついつい前置きが長くなってしまったが、今回の奈良屋は『挽きたて二八(ひきたてにはち)』である。

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意外な実力者、発見!【家そば放浪記】第181束:銀座NAGANOで買った やまいし株式会社 麺工房『そば七 そばや七良右ヱ門 浅嶽玄蕎麦』税込324円(1人前162円)

ものすごく長い社名と商品名である。タイトルにもあるが、あらためて紹介したい。今回の干し蕎麦は、やまいし株式会社 麺工房が製造する『そば七 そばや七良右ヱ門 浅嶽玄蕎麦(あさまのくろそば)』である。

ちなみに製造者「やまいし株式会社」について調べると、なんと製麺専門ではなく、「米穀・食料品・石油製品・家庭燃料・住宅増改築・不動産管理・石油製品販売・家庭用電化製品・住宅設備機器販売・宅配水販売……etc」と、非常に多種多様なモノを扱う会社であった。

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茹でた後の迫力がスゴイ【家そば放浪記】第180束:いわて銀河プラザで買った、土川製麺『いわて 土川蕎麦物語』税込270円(1人前135円)

『土川蕎麦物語』。ものすごく良い商品名だと思う。というか、私、昔から “物語系” が好きだ。

古くはドラマの『スチュワーデス物語』から始まり、ゲームで言うなら『ダウンタウン熱血物語』、好きな漫画は『柔道部物語』……。どうも私、“物語系” には弱いのだ。

土川蕎麦物語はどうなのか? さっそくパッケージを見ていこう。

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奥深き板そば世界【家そば放浪記】第179束:おいしい山形プラザで買った、玉谷製麺所『月山 板そば 低温乾燥 太切』税込270円(1人前135円)

山形の蕎麦といえば「板そば」、その逆もしかり……なのかも?

というのも当連載に登場した山形産の干し蕎麦18種類のうち(なにげに多いな)、今回のを入れて3つも「板そば」があるのだ。

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いつもコンビだけど今回はソロ【家そば放浪記】第178束:銀座NAGANOで買った、霧しな『開田産プレミアム蕎麦 更科(白)』税込500円(1人前166円)

ソロか〜」。この『開田産プレミアム蕎麦 更科(白)』の裏面を見た時、まず私はそう思った。

製造者は「霧しな」。あの “殿堂入り” の『元祖乱れづくり 木曽路御岳そば』を作ったのも「霧しな」であるが、常に「販売者:はくばく」が傍にいた。

「はくばく(霧しな)」のコンビは、当連載で6回も登場。

いつからか「霧しな」は「はくばく」とセットなんだなという認識になっていたが、珍しくも今回は「霧しな(ソロ)」なのである。

大丈夫か霧しな。いつもは2人でステージに立つお笑いコンビが、いきなりソロで登場した感。なんだかこっちが緊張してきた……。

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歯ごたえ強めの「おいしい八割」【家そば放浪記】第177束:オーケーストアで買った、城北麺工『羽州山形 二八そば』税込199円(1人前100円)

久々にオーケーストアに行ってみたところ、見慣れないパッケージの蕎麦が売っていた。名前は『羽州山形 二八そば』で、製造元は城北麺工。

山形をベースとする城北麺工は、そばやラーメンの「麺」ならびに、「もち」にも強い企業。メーカーのロゴにも餅と麺がデザインされているほど。

そんな城北麺工の新商品が、今回の『羽州山形 二八そば』なのである。

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前代未聞にして最高峰【家そば放浪記】第176束:おいしい山形プラザで買った、もとなり本舗(山本食品)『十割蕎麦 尾花沢』税込486円(1人前486円)

またも製造者「山本食品」である。

静かなる連載『家そば放浪記』の愛読者様であれば、どれだけ山本食品が実力者なのかはご存知のはず。

“燃える闘魂” アントニオ猪木のように、あえてニックネームをつけるとしたら “ミスターパーフェクト” といったところか。

しかし今回の山本食品は、当連載13回目の登場にして、これまでにない攻め方をしている前代未聞の干し蕎麦だったのだ。

一体何が珍しいのか。それは……

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まずいわけがない条件が揃った蕎麦【家そば放浪記】第175束:東京交通会館「雪國商店」で買った、山本食品『越後妙高 妙高十割蕎麦』税込740円(1人前390円)

有楽町駅前に東京交通会館というビルがあり、何軒かアンテナショップも入っている。

今回の蕎麦を購入した「雪國商店」は新潟県のアンテナショップ。

ふらりと覗いてみると、1パック740円もする高級蕎麦を発見! 高価な干し蕎麦は、だいたい美味い。しかも新潟。これは期待……と思ったら!!

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単なる「細」ではなく「極細」ときた【家そば放浪記】第174束:いわて銀河プラザで買った、小山製麺『挽きぐるみ極細五割そば』税込270円(1人前135円)

私は太いのが好きなのだが、なにげに細いのもこれまでたくさん食べてきた。

羅列すると『早ゆでそば 細麺』『国産 細打ち 八割そば』『そばの香 信州戸隠製麺 十割そば(細切り)』『細打ち蕎麦』であるが、とりわけ最後の『細打ち蕎麦』は思い出深いし、評価が高い。

「細」でもストロングな蕎麦になりうるのだな……と勉強になったが、今回ご紹介する『挽きぐるみ極細五割そば』は、はたしてどうか?

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そば屋が “本気で追求した逸品”【家そば放浪記】第173束:銀座NAGANOで買った、池田商店『そば屋の干そば』税込475円(1人前237円)

蕎麦王国・長野。

そんな長野のアンテナショップが銀座にあり、名前を『銀座NAGANO』というのだが、干し蕎麦コーナーの充実っぷりには「さすが本場」と唸るばかり。

棚には見たこともない蕎麦ばかり。中でもとりわけ目立っていたのが、今回ご紹介する『そば屋の干そば』である。

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1袋あたりわんこ45杯分【家そば放浪記】第172束:いわて銀河プラザで買った小山製麺『そば処 東家。わんこそば』税込410円(1人前136円)

蕎麦は置いてあるかな……と銀座にある岩手県のアンテナショップ『いわて銀河プラザ』に行ってみると、まず入口で出迎えてくれたのが「わんこそば」だった。

そうだ。わんこそば。「日本三大そば」のひとつでもあるわんこそば。「あるかなぁ……」どころか、本場ではないか。そんな自分に喝である。

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“高価な蕎麦は美味い説” は本当か【家そば放浪記】第171束:おいしい山形プラザで買った酒井製麺所『天保そば』税込648円(1人前324円)

これまで170種類以上の干し蕎麦を食べてはデータをとってきた私は、だんだん「とある法則」の存在を意識し始めた。

それは、こう言っては元も子もないのだが、“高価な蕎麦は美味い説” である。

もちろん “安い蕎麦が美味い” という下剋上スタイルもあるのだが、これまで「1食あたり300円以上」の値がついている商品は、十中八九、ランキング入りなり、殿堂入りを果たしているのだ。

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アキバで見つけた掘り出し物【家そば放浪記】第170束:CHABARA日本百貨店しょくひんかんで購入 ふるせ『そうめん屋が作った手延べそば』税込345円(1人前86円)

久しぶりに秋葉原へ来た。若い頃……今から25年くらい前は、ゲームや電子部品や “掘り出し物” を探しに、あるいはラーメン(いすず)を食べるために、週に数回の頻度で行っていたのに。

様変わりしたアキバ。昔はこのへんにバスケットコートがあったんだけどなぁ……なんて駅周辺をテクテク歩き、私が向かったのは『CHABARA日本百貨店しょくひんかん』。

なんとここ、「日本全国からこだわりの食品や雑貨をセレクトして販売する ”食と雑貨のセレクトショップ”」なのである。

私も歳(とし)をとった。蕎麦を探すためだけに、秋葉原へ来るだなんて。

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本格的であればあるほど顔を出してくるアイツ【家そば放浪記】第169束:いわて銀河プラザで買った吉田製麺『権太郎そば』税込216円(1人前108円)

こうして都内のアンテナショップを巡り巡って蕎麦を買いまくっていると、本当に「干し蕎麦って星の数ほどの商品があるんだな……」と思い知らされる。

それはまさしく無限大。地方に行けば行くほど出てくる出てくる……! 今回は岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」で見つけた吉田製麺『権太郎そば』を食べてみたい。

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まさに「一流」って感じの蕎麦【家そば放浪記】第168束:おいしい山形プラザで買った昭和製麺『山形の板そば 最上早生』税込470円(1人前235円)

最上早生(もがみわせ)」──。どこかで聞いたことあるな、最上早生……と思い調べてみると、つい最近食べていた!

日本橋三越本店の山形展でゲットした、サラヤ『最上早生そば』(第148束)がまさにそれ。

レビューを見てみると「コムギキー(小麦粉っぽい)」や「つゆで加速する蕎麦」など、独特の蕎麦であったもようだが……今回はいかに?

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「究極の細さを追求した蕎麦」の心意気【家そば放浪記】第167束:おいしい山形プラザで買った天童製麺『細打ち蕎麦』税込240円(1人前120円)

まさかこんなにアンテナショップが面白いだなんて思わなかった。いろんな食べ物などが売られていて、本当に “その地” にいるような気になってくるのだ。

この時に行ったのは「おいしい山形プラザ」。その名の通り、山形のアンテナショップだ。山形が蕎麦に強いのは、以前に訪問した山形の物産展で体験済み。

どんなのが売ってるのかな〜……と入店してみると、あるわあるわのありまくり! 厳選に厳選を重ねたのに、私は9束もの蕎麦を購入していた。

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