やよい軒。それは白米をたらふく食べたい者が集う場所。いわば白米ラバーの聖地である。ゆえに、やよい軒に行ってご飯おかわり自由の権利を行使しないとしたら、それは やよい軒の価値を自ら半減させるに等しい。
──と考えていた15分前の自分自身に対して、私は殴りながら言ってやりたいことがある。「お前ーーーー! ご飯おかわり自由に目を奪われすぎて、大事なことを見失っているぞぉぉおおお」と。もっと言うならば、「丼を試す勇気を持たなかったこと、大いに反省しろーーーーー!!」と。
やよい軒。それは白米をたらふく食べたい者が集う場所。いわば白米ラバーの聖地である。ゆえに、やよい軒に行ってご飯おかわり自由の権利を行使しないとしたら、それは やよい軒の価値を自ら半減させるに等しい。
──と考えていた15分前の自分自身に対して、私は殴りながら言ってやりたいことがある。「お前ーーーー! ご飯おかわり自由に目を奪われすぎて、大事なことを見失っているぞぉぉおおお」と。もっと言うならば、「丼を試す勇気を持たなかったこと、大いに反省しろーーーーー!!」と。
その1:冷たいおそばに直接 七味唐辛子ドーン → つゆダイブ → ズルズル
その2:冷たいおそばに直接わさびドーン → つゆダイブ → ズルズル
その3:冷たいおそばに直接わさびドーン → 塩パラパラ → ズルズル(つゆダイブ無し)
……いきなり答えを言ってしまったのは、結構有名な方法だからだ。上を見て「それ知ってるよ〜!」となった人だって多いのではないか。だが当然ながら、知らなかった人だっているに違いない。
なにより、てんやの “中の人” がその方法をプッシュしてくることに意外さを感じる人だっていることだろう。証拠というわけではないが、まず最初に “中の人” が送ってくれたメールを紹介したい。
“天つゆ” か “塩” か。そんな論争が、数年前にネット上で巻き起こったのをご存知だろうか。知らない人もいるだろうから簡単に説明しておくと、天ぷらの食べ方をめぐり、ある者が「天つゆこそ至高」と言えば、またある者は「塩以外は邪道」と主張し、両者相譲らず……という争いである。
だからこそ、今回『てんや』の中の人がお気に入りの食べ方を教えてくれたとき、私は「そっち?」となった。なぜなら、てんやは “天つゆ” でも “塩” でもない第三のパターンを繰り出してきたからだ。
世の中には、レストランで出される料理に何からのアレンジせずにはいられない人たちがいる。なぜか? ちょっとでも美味しくしたいとか、自分だけのアレンジを見つけたいとかそんなところだろう。どちらにせよ、アレンジしたもの全てが美味しくなるわけではないのは悲しい事実である。
実際のところ、「そのまま食べた方がよっぽど美味しい」という改悪アレンジも少なくないのだが……。今回紹介するアレンジに関しては安心していい。私は仕事柄、様々なアレンジを試すのだが、これは相当に画期的なカスタムって気がするぞ。すごいの見つけたって気分だ。
そして、その食べ方を好む人物は、少なくとももう1人いる。それが……
それを食べた瞬間、「ついに見つけた」と私は確信した。念のため、近くにいたディズニーマニア田代大一朗にも味見してもらってところ……絶賛! 同じくたまたま近くにいたPouch編集部の百村モモにも食べてもらったところ……大絶賛!
ほらほら、やっぱり。思った通りだ。こいつは明らかに美味くなっている。間違いない。カップ焼きそばにラー油を加えたら、間違いなく美味くなってるって。マジだって。嘘だと思う人はやってみ〜。
「バリカタ」「ハリガネ」「粉落とし」など……福岡には数多くの “カタ麺” が存在する。なかでも最高峰の硬さと歯ごたえを楽しめるのが、人気とんこつラーメン店『一蘭』の西新店限定メニュー「剛鉄麺」だ。名前からして相当硬ぇだろ。
剛鉄麺の存在を知ったのはつい先日。実は、一蘭の “中の人” に「替玉の裏ワザ的注文方法」を聞いた際に限定メニューも教えてもらったのだ。というわけで今回は、剛鉄麺 & 替玉のちょっと変わった注文方法で、一蘭を味わい尽くしてきたでござる!
我慢。今回紹介するテクニックに必要なのはそれだ。「今すぐ食べたい」という欲求に耐えて、耐えて、耐え続けなくちゃいけない。初めてだと、これがキツイ。容器から漏れ出る牛丼の匂いに、理性が破壊されそうなこともあるだろう。何のための放置かと疑うこともあるだろう。冷め切ったらどうしようと不安になることもあるだろう。
だが、それらの誘惑や疑いに打ち勝てば……牛丼がいつもと違う顔を見せてくれる。その顔は実にクールで、味わい深い。つまるところ、ちょっと冷めているが、味が染み込んでいる。それをひと口頬張ったら、「耐えるだけの価値があった」という思いで胸がいっぱいになるはずだ。
「つゆぬき」だぁぁぁあぁああああ!
いきなり答えを言ってしまったが、そういうことである。吉野家で社歴30年を越えた社員が最後に行き着く「ツウな牛丼の食べ方」とは……つゆぬき! 大事なことなので繰り返すが、つゆだくでも○○大盛りでもなく、つゆぬきである。
この食べ方、普段から実践している人にとったら衝撃でも何でもないだろうが、「足すのではなく引く」という発想がない人にとっては衝撃的と言っていいだろう。少なくとも、ロケットニュース編集部で何人かに聞いてみたところ、大方の人が驚いていたようだ。
「焼き餃子のタレ(味噌だれ+鉄ラー油):通は試しているはずの味噌だれと鉄ラー油の組み合わせ。鉄ラー油の鉄をたっぷりかけるのがポイント」
──いきなり結論を書いてしまったが、そういうことだ。卓上にある味噌だれと鉄ラー油をミックスし、割合的には鉄ラー油たっぷりが良い……ってことを大阪王将の “中の人” が教えてくれたので、みなさんに共有した次第である。話は以上。あとは各自やってみて欲しい。
誰よりも最高のアレンジを知っているのは “中の人” のはず。だから……教えて欲しい……! そのアレンジテクを……! やってみたいんだ……! “中の人” と同じ食べ方・飲み方を……!! 見たいんだ……!! “中の人” と同じ景色を……!!!!
という筆者の個人的な願望から始まったのが、本企画「飲食店の “中の人” にお気に入りのアレンジを聞いてみた」である。3回目となる今回は、タリーズコーヒー。恐る恐る、広報の方に質問を投げてみたところ……こうなった。
これから紹介する「丸亀製麺の天丼用ごはんアレンジ」にかかった費用は、270円(税込)である。ホームページには「一部店舗で価格が異なる場合がある」と記載されているので、お店によって多少前後する場合があるかもだが、大きくは変わらないはず。早い話が、安い。それも、かなり安い。
参考までにお伝えすると、吉野家の牛丼並が380円。なので、吉野家の牛丼並よりも100円以上安い……ってことが、自分で書いておきながら信じられないというか、「アレは吉野家の牛丼並より100円安い値段の味ではない」って気がしてならない。
かまたまかけ。そう聞いただけで、何となく想像がつく人は多いかと思う。漢字で書くと、「釜玉かけ」だ。……どうだろう? 「全然わからない」という人だっているかもだが、引っ張るのもアレなので手っ取り早く答えを言ってしまおう。
『かまたまかけ』とは、「釜玉うどん」と「かけ出汁」を一緒に注文し、最初は「釜玉うどん」として食べつつ、途中から出汁を投入して「かけうどん」として食べる方法である。「名前のまんま」と言われればその通りなのだが、これが何というか、実に奥深い……。