その1:冷たいおそばに直接 七味唐辛子ドーン → つゆダイブ → ズルズル
その2:冷たいおそばに直接わさびドーン → つゆダイブ → ズルズル
その3:冷たいおそばに直接わさびドーン → 塩パラパラ → ズルズル(つゆダイブ無し)


……いきなり答えを言ってしまったのは、結構有名な方法だからだ。上を見て「それ知ってるよ〜!」となった人だって多いのではないか。だが当然ながら、知らなかった人だっているに違いない。

なにより、てんやの “中の人” がその方法をプッシュしてくることに意外さを感じる人だっていることだろう。証拠というわけではないが、まず最初に “中の人” が送ってくれたメールを紹介したい。


「冷たい二八乱切りそばの通の食べ方
冷たいそばに直接、卓上の「やげん堀の七味唐辛子」をふりかけて。七味の風味と辛味がダイレクトに舌に届くのは話題の痺れ味?? 敏感になった舌がよりそばを美味しく感じさせます。

同様に冷たいそばに直接、薬味でそえられた「わさび」をすぐにめんつゆで溶くのは待って!! 少量ずつそばにのせてからつゆにつけたり、「わさび」と一緒に卓上の「塩」をふりかけ、つゆにはつけない「塩わさびそば」もお試しあれ」


というわけでお試しあれ。必要なものは卓上に揃っているから、そばの代金以外にお金はかからない。1度やってみて「これはアリ」だったら続ければいいし、「普通に食べる方が美味しい〜」となったら、やめればいい。


──以上。



……なのだが、参考までに実践した私の感想をお伝えしておこう。


・その1:冷たいおそばに直接 七味唐辛子ドーン → つゆダイブ → ズルズル

まずその1。地域によって唐辛子で食べるのが一般的なところもあるようだから、そんな人には “ダイレクト七味唐辛子” なんて珍しくも何ともないかもしれない。しかし、私の生まれた地域(家庭?)では、冷たいそばの薬味といえばわさび。七味を直接かけるのは、暖かいそばだけ。

──という固定概念が壊れたといっても差し支えない。冷たいそばに直接七味唐辛子、アリですわ。口に入れた瞬間、「そばの風味が負けている?」と思わなくもなかったが、不思議とクセになる辛さ。アリ・オブ・アリ。


その2:冷たいおそばに直接わさびドーン → つゆダイブ → ズルズル

そしてその2。そばの風味が際立つことを基準とするならば、この方法は余裕で基準ラインをクリアしている。わさびを直接つけることで、そばの瑞々しさがより引き立っている……のは気のせいではないはず。

つゆにつけるのを控え目にすれば、その点をより感じられるだろう。ただし、「いちいち “わさび” をつけるのが面倒くさい」ってことがネックか。


その3:冷たいおそばに直接わさびドーン → 塩パラパラ → ズルズル(つゆダイブ無し)

その3に関しては、やり方が悪いというより、私の舌が素人すぎた気がする。そばの風味はめちゃくちゃ感じられるのだが、やっぱりつゆにガッツリ入れたい……! という気持ちが沸き起こってきたのも事実であった。慣れれば、この食べ方がベストになるのかも?


ざっとこんなところ。あとは各自、試してみてくれ。もう一度言うが、全部試しても追加費用は0円なのだから。

参考リンク:天丼てんや
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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