私はどういうワケか「定期的にマキシマム ザ ホルモン好きの人と出会う宿命」を背負っていて、過去15年間で総勢5人のガチ・腹ペコ(ホルモンのファンのこと)たちと友情を築いた。その状況であれば私も腹ペコ化しそうなものなのだが、皮肉にも結果は逆だった。
私が出会った1人目の腹ペコは地元の同級生。名をミズキちゃんという。彼女はとにかくカラオケでマキシマム ザ ホルモン(以下ホルモン)の曲を歌いまくる女性だ。特に当時ヒットしていた楽曲『恋のメガラバ』を、私は彼女の声でのべ100回以上も聴かされるハメに。
その結果……私は本物の音源を聴くより前に『恋のメガラバ・アレルギー』を発症。本記事は私が “ホルモン食わず嫌い” を克服するため、思い切ってロンドンへ飛んだ全記録である。