いつも一緒に世界を旅していた俺の相棒・ノースフェイスのテルス45(リュック)を押し入れにしまって1年半。ようやく日本でも新型コロナワクチンの接種が進み始め、割と近いうちに再び相棒の出番が来るかもしれない。今のうちにファブリーズを「シュッ」しといてやるか!
久々に広げた相棒の中には1年半前の荷物が残っていた。またすぐに旅立つつもりで、そのままにしていたんだなァ……しみじみ……とかやってたら、底のほうに謎の小袋を発見。銀色の怪しいブツからネチャネチャと汚い汁が染み出しているぞ。コレ……何だっけ!?
いつも一緒に世界を旅していた俺の相棒・ノースフェイスのテルス45(リュック)を押し入れにしまって1年半。ようやく日本でも新型コロナワクチンの接種が進み始め、割と近いうちに再び相棒の出番が来るかもしれない。今のうちにファブリーズを「シュッ」しといてやるか!
久々に広げた相棒の中には1年半前の荷物が残っていた。またすぐに旅立つつもりで、そのままにしていたんだなァ……しみじみ……とかやってたら、底のほうに謎の小袋を発見。銀色の怪しいブツからネチャネチャと汚い汁が染み出しているぞ。コレ……何だっけ!?
よく「インド人はカレーばっかり食べる」と聞くが、あの話はマジである。首都デリーで7食続けてカレーを食べた私は「もう無理」とばかりに、インド人が営む中華料理店に飛び込んだ。私の経験上、どこの国でも中華料理はそれなりにイケるはずだ。
しかしながら……出されたチャーハンはうま味ゼロ。代わりに香辛料のよ〜く効いた『超インド風チャーハン』だったのである。「もう本当に無理」となった私はたまらず、ネットで日本料理店を検索……すると……えっ? インドに『回転寿司』あんの!?
昨年末のインド旅行中、カレーに「当たって」しまった私は10日10晩を苦しみ抜いた。インド人と日本人では胃の耐性が異なるのかもしれない。この記事を執筆するため日本からポケモンカレーを持ち込んでいたのだが、「逆にインド人がお腹を壊したらどうしよう」と不安になってきたぞ。
私は宿泊先で世話になっているインド人に、ポケモンカレーの件を正直に話してみることにした。すると「俺を日本の記事に出してくれよ」とノリノリの様子である。本人が食べたがっているんだから止めることもないわよね? ってことでさっそく準備を開始した私。
……ところが、ここで予想外の問題が勃発したのである。
「インド人もびっくり」というキャッチフレーズがかつて流行したことを、若い人はご存知ないかもしれない。一定年齢以上の日本人にとって『インド人』と『ビックリ』は、決して切り離せない組み合わせなのである。
ところが実際にインドを旅してみると、ビックリすることがありすぎて逆にだんだんビックリしなくなっていくもの……つまりインド人たちは、並大抵の出来事じゃビックリしないように育っていると推測される。
では「滅多にビックリしないインド人ですらビックリすること」って、具体的にはどんな出来事なのだろう?
海外放浪の旅へ出て約3カ月。ヨーロッパの硬水に打たれ、アフリカの日差しに焼かれ、安宿の安シャンプーを浴び続けた我が頭髪はボロボロだ。傷んだせいか茶髪は金髪に変貌をとげて、なかなかにみすぼらしいヘアースタイルを形成している。
現在インド滞在2週間目。ドライヤーのない毎日にトドメを刺された頭髪は、ついにブチブチとちぎれ始めた。さすがにコレはダメだ。帰国すればまた婚活の日々が待っているのだ。今のうちにキューティクルの流出を食い止めなければ……。
インドの街角には店舗を持たない、いわゆる『野良の髪切り屋』が多数存在している。汚い毛先を揃えてもらいに、ひとっ走り行ってみた。
中学時代『読書部』というレアな部に所属していた私は、毎日図書館で旅行記を読んでいた。中でも “インド旅行記” のインパクトはすさまじく、「いつか行かねば」という想いをかき立てられたものだ。お釈迦様のみならず数多の人がインドで悟りを開いたらしい。
今回ようやく訪れたインド・バラナシは多くの旅行記に書かれていた通り、非常に汚く混沌としていた。路地で暴走バイクを避けた勢いで牛フンをフンづけたりするたび、「私は一体なぜここに?」というツラ〜イ気持ちになる。
しかし手塚治虫の名作『ブッダ』によると、お釈迦様は苦行のやりすぎで死にかけた先に悟りを開いたのだそうだ。「困難は自分で掴みにいけ」ということである。……よ〜し、こうなったらガンガンいったろ。とりあえず、いっちょガンジス入ったろ!