スパ! ありがとう、ありがとう。マー語で言うならアッシェ オレン アッシェ オレン……ってな!! まー、みんなが「おめでとう!」「オメ!」と言ってくれてる。ナニにオメなのかっつーと、オレの村の枯れた井戸が直ったことに対してのオメな。
嬉しいな。嬉しいなったら嬉しいな。みんなが喜んでくれているってことが嬉しいよ。あ、でも、もちろん水が出たことも嬉しいよ。命にかかわる問題だからな。つーことで、今回は歓喜の写真集をお届けしようかなァ〜なんて思ってる。
スパ! ありがとう、ありがとう。マー語で言うならアッシェ オレン アッシェ オレン……ってな!! まー、みんなが「おめでとう!」「オメ!」と言ってくれてる。ナニにオメなのかっつーと、オレの村の枯れた井戸が直ったことに対してのオメな。
嬉しいな。嬉しいなったら嬉しいな。みんなが喜んでくれているってことが嬉しいよ。あ、でも、もちろん水が出たことも嬉しいよ。命にかかわる問題だからな。つーことで、今回は歓喜の写真集をお届けしようかなァ〜なんて思ってる。
スパ! 今回のマサイ通信は、記念すべき連載100回目。正直、まさかここまで続くとは思っていなかっただろ? でも続いた。なぜならオレたちには極めてシンプルな目的があるからだ。オレの住んでるマサイの村の、枯れた井戸を直すって目的がな。
スマホで写真を撮りまくって、ネットで日本のゴー(羽鳥)に送って会話して、それをゴーが記事にして、稼いだ原稿料の一部を貯金して……って100回続けた。途方もない挑戦だったけど……ついに、ついに、マサイの村の枯れた井戸が復活したんだ!!
スパ! もう覚えたよな。マサイの言葉(マー語)で「こんにちは」だ。では、マー語ではないけども、ケニアの公用語であるスワヒリ語での諺(ことわざ)、「チュルル、シ、ンド! ンド! ンド!」の意味は覚えているかな? 何度か教えたぞ。
あえて日本語で表現するなら「雨垂れ石を穿つ」、つまるところ「継続は力なり」だ。てな感じで、マサイ通信も連載99回目。まさにチュルルシンドンドンドの99回目だ。そして、もうひとつ覚えているかな? オレがライターになった目的を。
つーことで今回は、オレが今まで貯めてきた原稿料……すなわち、「マサイの村の井戸を修復するための貯金額」を発表したいと思ってる。
スパ! みんなは剃毛(ていもう)しているかな? ヒゲだったり、ワキ毛だったり、眉毛だったり、はたまた……ハッハァ〜〜〜(Hahaaaaaaa)!! 言わせんなよ。
もちろんオレたちマサイの戦士も、ジョ〜リジョリと剃毛をする。頭だから剃髪(ていはつ)っていうのかな? どっちでもいいんだけど、ともあれ、剃毛する時に使うモノを紹介するよ。カミソリは当たり前として、あとひとつ……それは、ミルクだ。
スパ! 突然だけど、「光あるところには影がある」っつってな。陰陽(いんよう)っていうかな。世界もそうだし、人間もそうな。ふだんは明るく見える人も、家に帰ったら……なんてのもあるだろう。ともかくこの世の中は、そういう風にできている。
もちろんマサイ族にも影はある。光もあるけれど、影もある。今回紹介する写真集は、そんな「影」にスポットを当ててみたいと思ってる。というのも、ゴー(羽鳥)が「ルカの写真って、影が良い感じで効いてるよ」って褒めてくれたんだよね。
スパ! みんな、お酒は好きか? マサイ族も、お酒は飲むぞ。たまにな。オレは下戸(げこ)だから飲めないんだけど、酒豪のマサイ族ってのもいるんだぜ。それはさておきさておいて、つい先日、ゴー(羽鳥)から、こんなことを聞かれたんだ。
「マサイ式の『二日酔いの対処法』を教えてくれ」
とな。いろんな二日酔いの対処法が載ってる記事に触発されたんだろうけども、OKだ。教えてやろう。もしもマサイ族が二日酔いになっちまったら……答えはこうだ。
スパ! 突然だけど、「インバウンド」と「アウトバウンド」って言葉、知ってるか? 実はオレも詳しくないんだけど、観光業とは切っても切れぬ重要ワードだ。
さらに、「チャイナマネー」って言葉もまた、今の観光業にとっては超ベリーインポータントなワードだな。てな感じで、これまた突然なんだけど、オレらが住むマサイの村に遊びに来る外国人観光客のベスト5を発表しちゃおっかなー、なんつってな。
スパ! もうすぐでマサイ通信も連載100回目を迎えそうだから、ここらで「マサイ通信のできるまで」を解説しようと思う。なにせ日本とケニア、それもケニア僻地のアンボセリ、さらにはマサイ族とのコラボという、とんでもなくグローバルな連載だからな。国際的なメディア、ならびに編集者のみなさまは特に注目してほしい。
それでは以下が、マサイ通信が出来上がるまでの手順ならびに詳細だ。
スパ! みんなは動物と一緒に暮らしていたりするのかな? 人間も動物だけど、人じゃない。ネコちゃんだったりワンちゃんだったり。ウサギやカメって人もいるだろうし、鳥類や魚類や爬虫類、はたまた昆虫と一緒に住んでるゾって人もいるだろう。
もうみんな知ってるとは思うけど、オレたちマサイ族もまた、動物と一緒に暮らしている。いろんな動物がいるんだぜ。牛にヤギにヒツジにロバ。ニワトリもいるし、犬もいる。今回のマサイ通信は、そんなオレらマサイ族と動物たちの写真集だ。
スパ! みんなは「写真撮るよ〜」とカメラを向けられた時、どんなポーズをとるのかな? やっぱりピース? それともモデル立ち? ファイティングポーズをとる人もいるだろうし、いきなり上目遣いになったり、アヒル口になる女性もいるだろう。
いずれにしても、それぞれ「決めポーズ」があるってことだと思うんだけど、もちろんオレたちマサイ族にも、それぞれの「決めポーズ」があるんだよ。そう、たとえば今回紹介する15枚の写真みたいにな。
スパ! この記事を読んでいるどれだけの人が自動車運転免許を持っているのかオレは分からないけれど、おそらくみんな、過去に「自動車教習所」に通ったことがあるはずだ。先生に運転技術を教わって、路上教習とかも経験して合格して……だよな?
もちろんケニアに住んでいるオレも全く同じ。先生から運転のやり方を教わってだな。映画『免許がない』の舘ひろしばりに「ハンコ押してくれよ!!」みたいな感じだ。ちなみにオレが通った教習所の名前は、偶然にも『センセイ ドライビングスクール』だ。
スパ! いきなりだけど、甘えてんじゃねえ! 甘えんな。甘えんなって……。これからの時代、手に職なんだって。だってさ、あしたクビになるかもしれないし、そもそも会社が潰れるかも知れない。今のまま行き続けられる保証なんて、どこにもないよ?
そんなピンチな時のために、なんらかのスキルや資格は持っておくべきだろ。生き続けるために、生き残るためにな。オレはマサイ族の戦士だけど、つい先日、免許を取ったよ。そう、クルマの運転免許証さ。それだけじゃない。オレ、重機も動かせる。
スパ! みんなは好きかな、自分の家。オレたちマサイ族は一軒家に住んでいるけど、日本だったら一軒家の人もいるだろうし、マンション・アパートの人もいるだろう。いずれにしても、もしも家が壊れたらどうするかな? 業者さんに電話する?
オレたちは違う。自分らで直す。自分らっつーか、カーチャン、奥様、つまり女性たちが直すんだ。オレたち男は見てるだけ。家のことはカーチャンにおまかせなのよ。
スパ! 今やもう、全世界の人たちがカメラマンだよな。例えばよ、知らない人に一眼レフを渡して「ちょっと撮ってもらっていいですか?」って頼んでも、一眼レフをバリバリ操作できる人は限られている。でもスマホだったら……だいたいOKだろ。
だからこそ、スマホの撮影技術は知っておきたい。もっと上手く撮れるようになりたい。ということで、オレも自分でいろいろ研究してんだけどさ、ど〜もフラッシュを使いこなせなくてさ。だいたい「うわ」って写真になっちゃうんだ。まあ見てよ。
スパ! みんな元気か? 夏バテしてないか? 日本はとても良い天気らしいじゃないか。こんなに良い天気ってことは、天空神エンカイ様のゴキゲンは斜めかもしれないな。もしも熱中症になりそうだったら、マサイ式の熱中症対策な。忘れるなよ。
さて、そんなこんなで今回お伝えしたいのは、恒例行事「マサイ族がスマホで撮影したマサイ族の超日常写真集シリーズ」な。もう19回目だよ。連載自体は86回。早いなぁ。もう少しで100回目。いつか1冊の本にならないかなァ……な〜んてね。
スパ! みんなは神様を信じているか? なんでも日本は八百万もの神様がいるんだってな。あとは、つい先日、アフリカ西部はガーナのアシャンティ族が崇拝する神様「オニャンコポン」の記事も公開されていたっけな。なんだなんだ? 神ブームか?
ということで今回は、オレたちマサイ族が信仰する神様のことを、オレの手描きイラスト付きで紹介しよう。名前はエンカイ(enkai)、マサイが崇める天空神だ。
スパ! 突然だけど、日本にはカジノがないんだってな。ケニアにはカジノあるぞ。首都ナイロビの高級ホテル「インターコンチネンタルナイロビ」にはカジノが併設されてるくらいでな。いまどきカジノがないなんて……日本、意外とダサイんだな(笑)
ちなみにオレの住んでるド田舎のアンボセリにはカジノがないけど、数十キロ先の田舎町「カラマ(karama)」には、カジノっぽいのがある。カジノっていうかゲーセンでな。ゲーセンっていうか駄菓子屋っぽいけど、勝てばお金がもらえるんだ。
スパ! いつもオレは、淡々とゴー(羽鳥)に写真を送っている。何がウケるのか分からんから、どーでもいい写真も送っている。んで、そんな写真がウケたりもする。逆に、「これスゴイだろ!」って写真がウケなかったりしてな。まあ、いろいろだ。
そんな感じで今日もゴーに写真を送っていたら、とある写真に対し、奴が「なんだこれは!」と異常反応してきた。オレとしては普通の写真だったんだけど、ゴーは「こんなマサイもいるのかよ!」って興奮してた。どんな写真かっつーと、女の写真だ。
スパ! 元気か? ルカだ。マサイ族の戦士、ルカだ。オレたちマサイ族の村は、とっても平和だ。写真を見てくれたら分かると思うけど、ホントに平和。起こる事件っつったら、たまに動物が攻めてくるくらいなもんでな。何も起きない。平和だぞ。
つーことで今回は、毎度おなじみの恒例シリーズ「マサイ族がスマホで撮影したマサイ族の超日常写真集シリーズ」をお届けしたいと思ってる。もうシリーズ18回目なんだな。