おーい、スタバのメロンフラペチーノが全然買えなくて嘆いてるみんな〜! ドトールだよドトール! ドトール行きなはれ!!

店舗限定で 「バナナシェイク ハニー&ピスタチオ」っていう、スタバのフラペチーノも真っ青の激ウマ裏メニューを出してるのですよ!

これ、見かけたら絶対買い。だって、どこの店舗で売ってるのか公式サイトに掲載されてない超レアメニュー

ドトラー御花畑、もちろん速攻で注文したのだが……。ちょっとした事件が起きたから聞いてほしい。

・「バナナシェイク ハニー&ピスタチオ」(680円)


店舗限定メニューなどは公式サイトにすら載せないという硬派なポリシーを貫くドトール。

春から夏にかけてドトールの一部店舗で発売されるシェイクは激ウマなのだが、中でもレアなのがバナナを使ったシェイク。

輸送中に熟しすぎてしまったり、規格にあわず廃棄処分になったりしたDoleの「もったいないバナナ」を活用したSDGsな商品である。

ちなみに去年は「バナナシェイク チョコバナナ」だったが、今年はちょっとリニューアルして、ハニー&ピスタチオになった。


濃厚なピスタチオとバナナ、合わないわけがない……!

上にはたっぷりとピスタチオダイスが乗っていて、中にはハニーソースが入っていて濃厚な甘さでめっちゃ美味しい……!


スタバのフラペは氷入りのシャリ感が特徴だけど、ドトールのシェイクはミルクの濃厚さが特徴……! 

シェイクの冷たさで、中のハニーソースがちょっと固まってるんだけど、それがまた美味しいのだ。


……うん、美味しかったと思う。


1年ぶりのバナナシェイクとの再会だったのに、なぜ、曖昧な言い方をしてしまうのか。

いや、美味しかったのは間違いないのだが……私はある事件が起きたせいで、実は味の記憶が薄れているのだ……。

ちなみに、ドトールは一切悪くないということだけは先に伝えておく。


・味に集中できなかった理由


ドトラーの私にバナナシェイクの味さえも忘れさせたのは、私の隣に座っていた3人組の男性だった。

1人は40代と思しき中年男性で、残りの2人は20代前半。髪を染めたり派手な服を着ているが、まだ幼さが残っている。

なにやら中年男性の仕事のアドバイスを若い2人がメモを取りながらありがたそうに聞いているのだが……。

中年男性の話に「夢」とか「目標」とか「チャレンジ精神」など前向きな単語が異常なほど出てくるのだが、仕事の中身の話がいっこうに出ないのだ。


「今、夢とか目標に向かってチャレンジできる人たちって少ないから、俺たちが動機づけして、クライアントの背中を押してあげないといけないわけ」


と、終始こんな調子で、中身がありそうな話し方をしているが、よく聞くと中身がまったくない話が延々と続いている。


「オレは雑談力をつけるために、毎日ヤフーニュースを見て、どんなクライアントとも雑談してニーズを見つけられるようになった。芸能人のゴシップとかね」


ビジネス会話のために、日経新聞を読む……とかはよく聞くが、まさかのヤフーニュース!  若い男子は「なるほど」みたいな感じで大きく頷き、羨望の眼差しで見つめているが……。うーん。


・ある「単語」が出てきてゾッとする


若者の態度に気を良くしたのか、中年男性は雑談テクを得意げに披露する。


「例えばさ、クライアントがブレスレット付けたら、ブレスレット好きなの? 次どんなの狙ってるの? それっていくらくらい? ワンチャン、2ヶ月後に買えるようになるかもしれない話知ってるよとか……」


なるほど、これはマルチ商法だな……と思ったそのとき、私はある単語を聞いてゾッとしたのである。


「クライアントがとにかくもっと稼ぎたいとか、自分を変えたいって言ったら、もっといい環境あるよ……って」


か……環境!! 


これは……


悪名高き「事業化集団」じゃないか! 


詳しくは各自で調べてほしいのだが、「環境」や「事業化集団」などと呼ばれる脱法マルチ組織で、半監禁の共同生活などを強いられて抜けられなくなると大きな問題になっているのだ。

若い男子2人もちょこちょこと「この環境に出会えたおかげで変われた」などと「環境」という単語を連呼している。間違いないだろう。

止めたほうがいいのか、これは……と迷っているうちに


「今日のミーティングのおかげで、自分の課題だった雑談力が身についた気がします、早速この勢いでアポ取ります!」


とキラキラした眼差しで若者が宣言し、中年男性は満足そうに席を立って解散してしまった……。


・チェーンカフェでよく見る光景


正直、都内のカフェチェーンでこうした怪しい話をしているのを見かけるのは珍しくない。

今は4月。新生活になじめなかった地方出身者や、新社会人はこうした話を持ちかけられやすいのでどうか注意してほしい。

カフェチェーンで展開されるビジネスの話はだいたい怪しい。そもそも、ドトールは美味しいドリンクとフードを食べる憩いの場であって、妙なビジネスの話をする場所ではない。

まともな会社は隣の会話が丸聞こえの狭いチェーン店で仕事の話はしないということ、ドトールのバナナシェイクは激レアなので飲んでほしいことを覚えておいてほしい。


執筆:ドトラー御花畑
Photo:RocketNews24.