ついにリニューアルオープンした渋谷スクランブル交差点のTSUTAYA。休業してる間は前を通る度「そう言えば休業してたんだった」と思ったもので、ガチのスクランブル交差点のランドマークとなっていたことが身に染みた。

これぞ、なくなって分かるもの。正直、寂しかった。ゆえに、リニューアルオープンした今、電気が点いてるだけでちょっと安心する。そこで先日、初めて入ってみたところ、2階のスターバックスがヤバイことになっていた。

・1階

入口入ると1階は2024年春アニメ『WIND BREAKER』のPOPUPの展示が展開されていた。これだけ広いスペースが立体的に1つのアニメに染まる様子は圧巻で、見たことがないけど多少興味が出た。へー、新世代ヤンキーものなのか……


って、眼帯にチャイナ服の人おるッ!

他はともかく、これはヤンキーと言うのだろうか? どことなくテニプリオーラを感じずにはいられない



・変わったなあ

さて置き、各階の案内を見てみたところ、以前のCD屋っぽさや本屋っぽさが皆無である。6階の「IP SHOTEN」って何だろう? っていうか、「ENTAME WONDERLAND」とか「SHIBUYA IP SQUARE B」とか案内の文字だけでは分からないフロアばっかりだ。

地下1階はシャッターが閉まっていたため、試しに地下2階に降りてみたところ、この階はアイドルやアーティストのグッズが展開されていた。地下2階の展開自体はCD屋的ではあるのだが……

以前の渋谷TSUTAYAみたいな大量のCDの陳列はない。大分ゆったりと空間が使われていてアイテムも絞られている。7人組ボーイズグループ「BE:FIRST」の巨大広告の壁とかがあって、CD屋というよりちょっとミュージアムっぽい。雰囲気変わったなあ。



・スターバックス

とは言え、変わっていないものもちゃんとある。それが2階のスターバックス。というわけで、2階に上がってみたところ、スタバの領域が2階フロア全域に広がっていた。デザインも一新されておりオシャレ。せっかくなのでお茶してみることにした。なお、会計は完全キャッシュレスだ。

レジの行列に並んでみて気づいたのだが、客は外国人がかなり多い。むしろ日本人より多いのではないだろうか。そのためか、レジとか商品受け渡しのスタッフさんも英語ペラペラで人材力を感じた。スタバのスタッフ凄え


ただ、混みすぎているので座れるところがない。そこで店内をさまよって、渋谷スクランブル交差点側にも行ってみたところ……

窓際がヤバイことになっていた。以前のTSUTAYAにあった窓際席がなくなっており、壁一面が窓になっているのだが、その窓際が外国人でギュウギュウだ。なんなら行列になっている。

色んな人種の若者から老人までがみんなスクランブル交差点を動画で撮っており、本当に世界的スポットであることを実感した。もしかしたら世界一有名なスタバかもしれない。


というわけで私(中澤)も1枚撮ってみた。



・穴場?

さて置き、落ち着くとか一息つくとかいう雰囲気ではないなこれは。そこで購入した「あらびきソーセージパティ&スクランブルエッグイングリッシュマフィン(税込440円)」と「ドリップコーヒー(税込420円)」を食べたらすぐ席を立った。やれやれという感じでエスカレーターを上ったところ……

めちゃくちゃ良い感じの窓際席あるやん


1つ上っただけでスクランブル交差点側に窓際席あったんかい! ここは3階のシェアラウンジ。TSUTAYAのシェアラウンジについては以前の記事でお伝えしているが、渋谷TSUTAYAのシェアラウンジは、ソフトドリンク飲み放題コースで1時間1650円、アルコール飲み放題だと2200円になっている。

もちろん、食べ物も食べ放題。パンや冷凍食品が取り放題状態となっており、Wi-Fiも飛んでいてトイレもある。ちなみに、コーヒーサーバーはスタバであった

2階のスタバで1個食べて飲んだだけで860円かかったことを考えると、快適さも合わせて3階のシェアラウンジのコスパは良いように感じた。ちなみに、3階と4階がシェアラウンジになっており、どちらも使うことができる。


記念に3階の窓際席からもスクランブル交差点を撮ってみた。階層が上がっただけに、地下鉄の入り口が邪魔にならず、全容が見通せる。


まあ、窓際席はさすがに埋まりがちだったけど、席が埋まっているかどうかはシェアラウンジに入る前に確認できるので、空いてたらこっちの方がオススメだ。



・熱

で、5階はポケモンカードラウンジになっており、フロアに広がる机ではバトルが繰り広げられていた。ラウンジの入り口の文字と記念撮影している外国人観光客も多く、別の熱を発している

6階はスタッフさんに聞いたところ、4月29日まで予約者限定だったけど、4月30日現在は普通に開放されているらしい。そこで上ってみたところ、初めて書店っぽいコーナーがあった!


ただ、これも一区画で、グッズ系の取り扱いが大半を占めている。アニメイトみたいだ。


中でも目立ったのはVTuber。にじさんじの壱百満天原サロメお嬢様は、事務所のデカさや勢いを考えるとまあ扱いは妥当として……

ピーナッツくんとぽんぽこの石像みたいなのがある……!


もちろん、模造ではあるものの、個人勢でここまで来れるもんなんだなあ……。さすがラッパー、雑草魂を感じる。いちミュージシャンとしてリスペクトせずにはいられない。

7階は上がれなくなっていたのでスタッフさんに聞いたところ、現在は『WIND BREAKER』のコラボカフェで、1階からエレベーターで上がる形なのだという。なるほど、1階と7階がセットになっているわけか。



・変わっていく渋谷TSUTAYA

CDや本の宝庫だった渋谷TSUTAYA。2000年代、2010年代とどれほどの時間をここでつぶしたか分からない。渋谷で暇ができたら何はなくともTSUTAYAに寄っていた。何の実もない空虚な飲み会の後でもコミックやCDを物色するだけで安心する気がしたのである。だが、その頃の面影はもうない。

CD屋とか本屋がモノであふれていたパッケージ世代である私としては「これがTSUTAYA?」と感じる寂しさもある。だが、ふと目に入った地下2階の看板には「変わらないために変わっていくだけ」と書かれており、渋谷TSUTAYAの選択を感じずにはいられなかった

サブスクの台頭でCDレンタル業が縮小しているとも報じられている今日この頃。渋谷TSUTAYAのリニューアルに象徴的な何かを見たのであった。


\現場からは以上です/

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]