星の数ほど発売されていそうな福袋の中で、屈指の入手難易度を誇るのが無印良品の「福缶」だ。今年の「福缶2024」は例年通りネット抽選によって販売され、当編集部は総勢21名でこれに応募したのだが、当選したのはわずか2名。そう、スタバ福袋並みのヤバさである。

そんな激しい争奪戦をくぐり抜けて購入した「福缶2024」(税込2024円)の中身が……こちら! 果たして今年の「福缶」は劣化したのか? それともパワーアップしたのか?

・そこにキャップはあるんか?

中身の前にまずどうしても気になるのが、缶のキャップ問題である。2022年の「福缶」は缶にキャップが付いておらず、一度開けたら入れ物としての再利用は不可という仕様で大いに私(あひるねこ)を困惑させた。マジで何だったんだあれは。

昨年はその点が改善され、無事にキャップが付いたのだが、さあ今年は……


よし付いてる!


それでは安心して開封していきたい。2024年度の「福缶」の中身がこちらだ!



まずは3年間有効かつ、チャージして繰り返し使える『MUJI GIFT CARD』(2024円分)。過去にはただの商品券となってしまった年もあったが、今年は去年同様カードタイプだった。この時点ですでに元は取れたことになる。


続いて、こちらも毎年恒例。日本各地の作家さん・工房が一つ一つ手作りしている縁起物だ。36種の中からランダムで入っているとのことだが、今年当てたのは岡山県英田郡の『福辰』……何だよこれ可愛いな!


岡山の西粟倉村で森を受け継ぎ育ててきたという香り高いヒノキを使って作られた、美しい木目の福車だ。新年から下世話な話で大変申し訳ないが、これは値が張りまっせぇ。素晴らしい縁起物である。速攻で娘に強奪されたけど。



以上、今年も安定の好内容で買って損なしだった「福缶2024」。しかし……正直に言うと、実は一つだけやめてほしいこともあるのだ。それがこちらの謎の包みである。何が入ってるのかな? と、ドキドキしながら開けてみるも……



何も入ってねぇ。


・やめてくれ

たしか去年もダマされたんだよなぁ。まあただの緩衝材として入れているんだろうが、なんか期待しちゃうんだよこれ。おまけかな? と思って開けてみたら、ただの紙かよ! ってなるんだよ。空っぽの宝箱みたいなの入れないでおくれよ。

もちろん、それ以外は文句なしの内容であった。この感じだと来年の「福缶」も相当な倍率になるのではないか? 新年になったばかりだというのに、すでに不安に駆られまくる私であった。

参考リンク:福缶2024
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.