数ある福袋の中でも、入れ物がキュートで一度見たら忘れられないのが『無印良品 福缶』だ。その名の通り、袋じゃなく筒状なんだけどな……。まあこの際、細かいことはいいじゃないか。毎年、購入する場所によっては整理券を入手するだけでてんやわんやする、大人気の一袋だ。
中身の充実度が、人気の理由のひとつであることは理解している。しかし、それ程までに人の心を惹きつけて止まないのには、別の理由があるのではないか。そんなことを思いながら購入した記者は、毎年ある点が変化していることに気付いた次第である。
・『無印良品 福缶』の福袋(2019円)の中身
・縁起物(49種類の中から1つ)
・MUJI GIFT CARD(2019円分)
・オリジナルポチ袋
・リーフレット
──以上の4点だ!
※中身が違う可能性もあります
・毎年1円ずつ値上がりする「福缶」
さて、みなさんお気づきだろうか。無印の福缶はその年の西暦に合わせた、価格設定がされている。今年は言うまでもなく、2019年のため2019円の販売だ。中に入っている、全国の無印良品またはネットストアでの買い物で利用可能なプリペイド式「MUJI GIFT CARD」も、あらかじめ2019円チャージされている。
つまりは年々、購入するための価格が1円ずつ上がっているのだ。内容物のプリペイドカードに入金されている価格も1円ずつ上がっているので、プラスマイナスゼロではあるが、なんんとなく購入する際に「来年買うと1円高いしな」という気持ちが働き、それにより入手する競争の倍率が上がっている……のかもしれない。
中身は例年大きな違いがないので、なおさらではなかろうか。2019年も定番の縁起物のほか、お年玉袋に重宝しそうなオリジナルポチ袋などが入っていたぞ。ちなみに今年の縁起物は群馬県高崎市の “高崎だるま” が当たった。
ちょっと思いがけない出会いがありながら、しかし安定の無印クオリティ。これほど、ホッとできる福袋がほかにあるだろうか。冒頭に書いたように、競争倍率は激しいかもしれないが、機会があれば手に取ってもらいたいものである。
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
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▼今年は安定のMUJI GIFT CARDに
▼高崎だるま
▼そして、ポチ袋でした