先日、編集部の先輩である中澤星児が突然、「ストIIのガイルになりたい」と言い出した。ついては、ガイルが着ていそうなタンクトップや迷彩柄のパンツを揃えたいので、探すのを手伝ってほしいと……。一体何を言っているんだあのおっさんは。

しかし、ガイルにかける中澤の熱き思いに胸を打たれた私(あひるねこ)は、これを快諾。ガイルっぽい服を探すため「ワークマン」を訪ねてみることに。実は私、人生初ワークマンである。まさかガイル目当てに行くことになるとは……。

・ワークマン初体験

正確に言うと、私が訪れたのは「ワークマン」ではなく「ワークマンプラス」だ。

プロ仕様のワークマンに対し、ワークマンプラスはもう少しカジュアル寄りの店舗らしいのだが、ワークマンに詳しい編集部の砂子間によると、扱っている商品自体にそこまで違いはないという。それよりも、店内の雰囲気や陳列方法が異なるんだとか。なるほど。


子供を保育園に送り、軽く部屋の掃除などをした後、10時には開くだろうと自宅を出た私。ところが、思ったよりも早く到着してしまった。仕方ない、開店まで外で待つか……。敷地内に入って行くと、なんともう営業しているではないか。

どうやら10時じゃなくて9時オープンだったようだ。さすが “ワークマン” だけあって早いな。しかしこの後、私はまったく予想していなかったものを目にする。入口横に掲示してあった案内にこう書かれていたのだ。


「営業時間 AM7:00~PM8:00」



・超えてきた

マ、マジかよ……! 朝7時オープン……だと……? いや、カフェならまだ分かるが、ここはワークマンである。作業服や安全靴の専門店である。それがこんな早い時間から毎日営業しているなんて……すげぇなワークマン!

調べてみると、ショッピングモール内の店舗など一部例外はあるものの、こういったロードサイドの店舗は午前7時からオープンしていることが多いようだ。つまり、需要があると……。恥ずかしながらまったく知らなかったぞ。

・大事なこと

ワークマンのヘビーユーザーにとっては「何を今さら」な話なんだろうが、世の中には早朝にもかかわらず作業道具を買いにくる人たちが大勢いて、そしてワークマンも、そういう人たちのために毎日朝早くから店を開けているという事実に、私は思わず感動してしまった。

そうだよな、社会ってのはそうやって支えられているんだよな。自分の知らないところで、みんな必死に頑張ってるんだ。当たり前のことすぎてつい忘れそうになるが、改めて感謝と尊敬の念を覚えた次第である。



ちなみに、残念ながらガイルっぽい服は無(む)だった。そもそも迷彩柄がなかったし、タンクトップはこの時期売っていなかった。何しにわざわざ行ったんだって感じだが……いや、それでも構わない。ガイルよりもっと大事なことを、ワークマンは私に思い出させてくれたのだから。

参考リンク:ワークマン
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼余談だが、無事ガイルにはなれた模様。