「ワークマン(work man)」、読んで字のごとく「働く男」を意味する。……と、私(佐藤)は理解している。働く男の作業着屋、それがワークマンだった……はずだ。

だが、すでにワークマンは働く男だけのものではない。男女を問わず着こなせるファッションブランドとなった。今年2月には、沖縄に子ども向けの「ワークマンキッズ」の1号店が誕生し、3月には池袋にもお目見えしたのである。

働く男の味方、男臭いワークマンが好きだったのに……、そんな50歳のおっさんの私がキッズの服を着てみたところ、逆に似合ってビビっちまったよ!

・ワークマンの子ども服

ワークマンキッズは2月22日、「イオンモール沖縄ライカム店」に #ワークマン女子に併設する形でオープンしている。このお店は、全国最大規模の店舗面積を誇るという。

池袋サンシャインシティアルパ店に誕生したワークマンキッズもまた、#ワークマン女子のインショップとして3月5日に出店している。


ちなみにここには「ワークマンシューズ」も一緒になっている。そういえばヨソには「ワークマンプラス」「ワークマンプラス2」「ワークマンプロ」もあるんだっけな。もう何がなんだかわかんねえよ! ワークマンのサブブランドってどこまで増えるの!?


・デザインと機能性

池袋に先立ってオープンした沖縄のキッズ商品の人気ランキングはこんな感じだ。


2月に誕生したばかりなので、それほどラインナップは揃っていないのだが、Tシャツやパンツが主力のようだ。陳列されている商品を見ると、結構オシャレ。色もデザインも大人ワークマンに引けを取らない充実っぷりだ。


私が子ども服を着ていた頃、40年以上前はこんなにスタイリッシュなものはなかったなあ。あの当時でさえダサいと思えるような、 “子ども子ども” した服ばっかりだったはず。


機能性とか耐久性なんかが考慮されたものなんて、あの当時は考えられなかったよ。今の子たちは恵まれてるねえ~。


・50歳のおっさんが着てみた結果

……ってわけで、1着買ってきました。「耐久撥水水陸両用半袖Tシャツ Jr」「耐久撥水水陸両用ショートパンツ Jr」(各税込980円)


子ども服に「水陸両用」って……。ザクじゃないんだから……。


配色やポケットなどの設えは大人用と同じ。作業着で培った機能性をそのまま子ども服に盛り込んでいる。ちなみにどちらもパッカブルで、ポケットに生地を全部突っ込むと持ち運びやすくなる。


パンツはゴムにボタンがついていて、外すことで楽に脱いだり履いたりできる。こういうところのひと工夫が、ワークマンの良いところなんだよねえ。


さて、買った以上は着なければならない。50歳のこの私が着てみるしかないだろう。150センチサイズだが、おそらく着用できる。問題は似合うかどうかだ……


では、ご覧ください。ワークマンキッズをまとう50歳のおっさんの姿を……






あれ!? 似合ってる~~~!!!!!



マジかよ、ワークマン! おっさんにも似合う子ども服を作るなんて、ワークマンすげえな! いや、もしかしたら、子ども服が似合ってしまう私の方がスゴイのか?

とにかく、ワークマンはこの春から一部商品を全国で販売する予定なのだとか。キャンプ需要が落ち着いたなかで、子ども服で活路を見出すのか? 今度が気になるところである。

・今回訪問した店舗の情報

店名 #ワークマン女子 池袋サンシャインシティアルパ店
住所 東京都豊島区東池袋三丁目1番2号サンシャインアルパ2階
時間 10:00~20:00

参考リンク:ワークマン
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24