ワークマンで取り扱っているキャンプギアの中で、最も入手困難と言われているのが……1500円の『コンパクトローチェア』だ。今年の春先に発売されるや否や「持ち運びが楽チンで座り心地も良い」と話題沸騰。言うまでもなく、光の速さで完売してしまった。クソォォ!

そんな “幻” とも言える商品が、タイミング良く最寄りの店舗に再入荷していたので……買った。当然買った。もしかしたら「夏前の今がチャンスかもしれないぞ」ってことで、実際に使ってみた感想等をお伝えしたい。

・ワークマンのコンパクトローチェア

以前に紹介したアルミテーブルアームチェアと同様、コンパクトローチェアもワークマンのアウトドア系ブランド「フィールドコア」から誕生したアイテム。機能的で安いのは当たり前……最近のワークマンはデザインもイケてるのだ。収納ケースもカッコイイ。

ちなみに私は「迷彩ブラウン」を購入したが「ブラック」「迷彩」の3色展開である。フレームはスチールで、重さは約1.6キロ。チョイ重いけど、千円台ということを考えたら「いやもう全然OKっス!」と言わざるを得ない。さっそく開封すると……

説明書と座面カバー、フレームが入っていた。座面カバーでフレームを包む……と、片付ける時のために覚えておこう。


・組み立てる際の注意点

組み立て方は簡単。まずはフレームをジョイント部分に突っ込む

知識が無くてもカチッカチッと気持ちよく組み立てられるだろう。ここまでは説明書どおり。


つづいて説明書には書いてないが、このタイミングで「収納ケースの持ち手」をフレームに通しておきたい。無論、ケースの紛失を防ぐためだ。


そしていよいよ座面カバー。いったん広げて、メッシュ部分が背中側に来るように配置して……

座面カバーを取り付ける。実は、新品の状態はなかなか生地が伸びないので大変。強引に引っ張って、ポールを差込口に入れよう。まだ上側の方がメッシュで伸びるから、先に下2カ所を差し込む方が組み立てやすい

なんとか引っ張って上2カ所も差し込んだら完成だ。慣れてしまえば、あっという間。徐々に生地も伸びて組み立てやすくなるだろう。


・深く包み込まれる感覚

うむ、とても千円台とは思えないビジュアル。かっこいいぞ。座面の高さは27センチ〜35センチで、簡易的な折り畳み椅子と比べるとかなり大きいことがわかる。長時間使用するならワークマンのローチェアの方が良さそう。


一方、同じくワークマンで数年前に購入したアームチェアよりはコンパクト。持ち運びが楽だからソロキャンプではローチェアを選びたい。逆に、運動会とかで使えそうなのはアームチェアか。


実際に座ってみると……ほほう、思ったよりも深く包み込まれるぞ。なんならアームチェアよりも座り心地が良い。


耐荷重は100キロ、しっかり頑丈である。でもって先日購入したアルミテーブルとの相性も抜群。最高じゃないか。くり返しになるが、とても千円台とは思えん。買ってよかった。

──というわけで、今回たまたま人気商品をゲットすることができたが、店舗によっては夏前にキャンプ用品が再入荷しているのかもしれない。気になった方は最寄りの店舗をチェックしてみてはいかがだろうか。完売前に……急げ!


執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.